アメックス2枚持ちのすすめ!個人事業主の2枚持ちはビジネスに最適

アメックスが2枚持ちできる事実をご存知でしょうか。
通常では複数のカードを所持する場合に、カード会社ごとに1枚ずつ発行してもらう必要があります。
同じカード会社が一人の会員に複数枚を発行することはほとんどおこなわれていません。
別々の会社から毎月送られてくる利用明細に面倒臭さを感じたことはありませんか。
複数のカードが同じ会社にまとまってしまえばどんなに便利だろうかと思っている方も多いでしょう。
そんな方にこそアメックスがおすすめ。
アメックスは2枚以上のカードを発行してくれる数少ないブランドなのです。
そこで今回の記事では、アメックスの2枚持ちのメリットについてご紹介していきたいと思います。
2枚めを発行してもらうには条件がありますが、それほどハードルの高い条件ではないので、ぜひこの記事を参考にアメックスの2枚持ちを検討してみてください。
この記事の目次
アメックスは2枚持ちが可能なクレジットカード
アメックスは2枚持ちすることができる数少ないクレジットカードの一つです。
現在流通しているほとんどのクレジットカードでは、独立した2枚のカードが発行されることは珍しく、多くの場合はメインカードに紐付いた形で発行されるサブカードがあるだけです。
サブカードは例えるならメインカードのクローンであり、利用限度額や付帯サービスがメインカードと共通になっており、現実的には1枚のカードしか持っていないのと変わりありません。
その点でアメックスカードはカードごとに利用限度額や付帯サービスが設定されており、真の意味で同じブランドカードを複数持っていることになります。
ただしアメックスと一口に言っても、さまざまなカード会社から発行されていますし、一般カードからプラチナカードまでグレードも複数あります。
これらの違いを無視して2枚持ちすることはできませんので、2枚持ちするための条件を詳しく見ていきましょう。
2枚持ちはカード種別の組み合わせで可能になる
アメックスは2枚持ちが可能、とはいうものの実際には組み合わせによる制限があります。
この組み合わせを間違えてしまうと2枚めを発行してもらうことができませんので注意しましょう。
正しい組み合わせで申し込むことにより、2枚めのアメックス・カードの発行が可能となるのです。
アメックスのクレジットカードには大別して「プロパーカード」と「提携カード」「開放カード」の3種類が存在します。
プロパーカードはアメックスが直接発行し、提携カードはアメックスと提携しているホテルや航空会社などが発行、開放カードはアメックスを国際ブランドに採用したカード会社から発行されるものです。
いずれもアメックスの加盟店で利用できるアメックスカードですが、発行審査についてはそれぞれ異なっています。
審査するのはプロパーカードと提携カードの場合はアメックス本体、開放カードの場合はクレディセゾンや三菱UFJカードなどの発行会社です。
現在持っているアメックスがどこから発行されたものかが2枚持ちのための重要なポイントとなります。
以下で2枚めを手に入れるための具体的な組み合わせパターンを見ていきましょう。
アメックスのプロパーカード同士はグレードが違えば2枚持ちOK
アメックス本体が審査・発行するプロパーカードを2枚持ちするには異なるカードグレードを申し込まなければなりません。
例えばもしあなたが緑色の一般カードをすでに持っているならば、2枚めはゴールドカード以上のカードグレードを申し込むことになります。
提携・開放カードは発行会社が異なれば2枚めのアメックスが入手可能
提携・開放カードについては発行会社が異なれば2枚めを申し込むことができます。
例えばANAアメックスを既に使っているならば、2枚めのアメックスはSPGアメックスを申し込むような形です。
ここで注意しておきたいのはプロパーのように同じ発行会社で異なるグレードを申し込めないという点。
ANAアメックスはプロパーカードのように一般やゴールドといったグレードを用意していますが、もしANAアメックス一般カードを使っていたら同じANAアメックスのゴールドを2枚めにすることはできないのです。
おすすめはプロパーのビジネスカードと個人カードの2枚持ち
複数あるアメックスカードの組み合わせ方の中でおすすめしたいのは、プロパー発行のビジネスカードと個人カードを2枚持ちするパターンです。
発行している会社が同じならば、サポートセンターに問い合わせが必要になったときも楽なのがその理由。
その他にもビジネスカードと個人カードを2枚持ちするメリットはたくさんあります。
次のセクションで具体的なメリットを一つずつ見ていきましょう。
ビジネス用と個人用にアメックスを2枚持ちするメリット
アメックスを2枚持ちしてビジネス用と個人用に使い分けるメリットは、「事務処理の軽減」と「ポイントサービスが得になる」の2つが大きなものになります。
複数のクレジットカードを持つだけなら異なるカードを作れば済みますが、アメックスを2枚持ちすることで利便性を大きく高めることができるのです。
ここではアメックスの2枚持ちがどのようなメリットを生み出すのか詳しく見ていきましょう。
事業とプライベートで使い分けることで会計処理が楽になる
個人事業主の場合は個人用のカードで事業決済をしてしまうことが多いと思いますが、あとから会計処理するときに事業用の使途分を抜き出すのは大変手間がかかる作業になってしまいます。
ひとりで事業の事務処理までこなさなければいけないことが多い個人事業主にとって、カードを2枚持ちして事業とプライベートで使い分けることは業務の負担軽減に大きく役立つでしょう。
発行会社の異なるカードを2枚持ちする方法もありますが、管理が煩雑になることを考えたらアメックスの2枚持ちをおすすめします。
アメックスでは2枚めのカードも同じオンラインサービス上で明細や利用情報の確認が可能です。
新しいカードの追加はマイページにある「カードの追加」からおこなえるので簡単。ひとつのウェブページでカードの管理が完結してしまうのはアメックスの強みといえるでしょう。
合算が可能なのでポイントの貯まるスピードが早い
アメックスでは、複数のカードを所持している場合にポイントを1つに合算することが可能となっています。
個人用のカードと事業用のカードをまとめることができるので、想像以上にポイントが早く貯まっていくことを実感できるでしょう。
合算できるポイントはアメックスのメンバーシップ・リワードと呼ばれるポイントサービスです。
メンバーシップ・リワードを提供しているのは、下記の5種類。
- アメックス
- アメックス・ビジネス
- アメックス・ゴールド
- アメックス・ビジネス・ゴールド
- ANAアメックス
これらのカードを2枚持ちしていればポイントを一つにまとめることができます。
注意する点として、ポイントを合算してもらうにはコールセンターへ連絡する必要があることを覚えておきましょう。
ただ2枚持ちしているだけでは合算されませんので、2枚めを手に入れたらコールセンターに連絡してポイントを合算したい旨を忘れずに伝えてください。
デポジットを活用すればさらにポイントが貯める
アメックスにはデポジットというシステムが提供されており、このデポジットを利用することで利用限度額を超えるカード決済をすることができます。
利用限度額の範囲だけではどうしても獲得できるポイント数に限界がありますが、デポジットで利用限度額を増やしてしまえばその分ポイントも多く獲得できるのです。
デポジットはアメックスの特徴的なシステムの一つです。カードに設定されている利用限度額以上の支払いが必要となったときに、アメックスの口座へ現金振込しておけば振り込んだ金額分が増枠されるというものです。
例えばカードの利用限度額が100万円の人が事前にアメックスの口座へ200万円振り込んでおけば、利用限度額が300万円として扱われるようになります。
他社のクレジットカードにも臨時的に増枠をしてもらえるものはありますが、それらは増枠手続きをおこなって審査を受けなければなりません。
審査結果によっては増枠が認められないことももちろんあります。
あてにならない増枠申込みにくらべ、アメックスのデポジットなら手持ちの現金さえあれば確実に枠を増やしてもらえて便利です。
デポジットのシステムは利用限度額を超える部分を先払いしているだけなので、わざわざ振り込まずに現金決済してしまえばよいのではないかと考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし現金決済をしてしまえばポイント還元されることはありません。
ポイントが付与されるメリットを考えたらデポジットシステムは積極的に活用したいサービスだといえるのではないでしょうか。
個人カードにポイントを集約すれば使途も自由になる
アメックスを2枚持ちして、個人カードの方にポイントを集約してしまえば使途を気にすることなく自由に使えるようになるものも大きなメリットだといえるでしょう。
税制的な考えでは、法人カードに貯まるポイントについては原則として会社の資産扱いとなります。
そのため経営者であっても自由に使うことができません。
ただし個人事業主の場合は法人カードも個人名義となるため、自由にポイントを利用することができます。
個人事業主ならポイントを自由にできるとはいえ、ポイントは雑収入とみなされるため所得税の課税対象に。雑収入が課税対象となるには年間20万円を超えることが条件となります。
逆にいえば雑収入が年間20万円に満たなければ申告不要でます。
では、アメックスのポイントが雑収入として申告対象となるにはどれくらいカード支払いをしなければならないのでしょうか。
アメックスのポイントサービスは利用代金100円ごとに1ポイントが付与される仕組みです。
10,000ポイントを貯めれば5,000円相当のクーポンに交換できるので還元率は0.5%になります。
ポイントが雑収入として課税対象となるためには、ポイントが占める雑収入の割合100%で計算したとしても年間40万ポイント以上貯める必要があり、40万ポイントを獲得するには年間4,000万円をカードで支払わなければなりません。
現実的な数字ではないことがおわかりいただけるでしょう。
厳密にいうとポイントの扱いは税制上ではっきり定められてはいません。
あくまでも現行の制度にあてはまるように解釈したものなので、実際はポイントの扱いについて黙認されている状況です。
しかし今後はカードレス化が進んでいく中で、ポイントの扱いも法整備される可能性は大いにあります。
今のうちからアメックスを2枚持ちして個人カード側にポイントを集約しておくといいかもしれません。
ここまででアメックスの2枚持ちが大変便利だということがわかりましたが、2枚めの発行はどのように審査がおこなわれるのでしょうか。
次のセクションでは2枚めのアメックス発行審査について見ていきましょう。
2枚目のアメックス発行審査は1枚めの利用実績を重視
アメックスでは2枚めのカードが申し込まれた際、1枚めの利用実績を重視した審査をおこなうと言われています。
これは既存会員の申込みであるため、これまでアメックスカードの利用に問題がなかったかをとくにチェックしているのだと思われます。
はじめてアメックスを申し込んだときには審査通過を知らせるメールが届きますが、2枚めの申込みからは審査通過の連絡なしにカードを送ってくることが多いようです。
ちなみに審査に落ちた場合は郵便で否決が連絡されます。
他社のクレジットカードでは多くの場合、複数枚を発行してもらうとカードすべてを合わせた利用限度額が設定されてしまいますが、アメックスの場合はカード1枚ごとに利用限度額が設定されています。
法人カードを使いすぎたために個人カードが利用できなくなってしまうということがなく、用途ごとに安心して利用することができます。
2枚持ちするならアメックス・ビジネス・ゴールドがおすすめ
アメックス・ビジネス・ゴールドは年会費こそ税込34,100円と高額な印象を受ける法人カードですが、仕事の役に立つ付帯サービスの充実ぶりや手厚い保障サービスの数々で、経営者や個人事業主から人気を集めています。
新規での申し込みはもちろん、既にアメックスの一般カードを持っている方に2枚めのアメックスとしておすすめします。
ビジネスで役に立つ4つのメリット
法人カードを作るならビジネスに有用なサービスがどれくらい充実しているかを気にしたいものです。
アメックス・ビジネス・ゴールドはビジネスのメリットに直接繋がるサービスが充実しており、少人数でさまざまな業務をこなさなければならない個人事業主にとってはとくに頼りになるカードです。
ここではさまざまなビジネス向けサービスからとくに役立つ4つをご紹介します。
従業員用にカードを追加発行できる
1枚あたり税込13,200円の年会費を支払うことでサブカードを追加発行してもらうことができます。
経費を従業員にカード決済させる場合に、メインカード1枚だけでは都度貸し出さなければなりませんが、従業員用にサブカードを用意しておけば必要な時にいつでもカードを使ってもらうことができます。
ETCカードも5枚まで発行可能
ETCカードは最大5枚まで発行してもらえます。
社用車や営業車を複数台所持している職場でETCカードが1枚しかないと、キャッシュレス決済できるのは1台のみ。
他の車は有料道路を使うたびに現金決済をしなければなりません。これではせっかく法人カードを持っていても、その恩恵を充分に受けられませんね。
多人数が車で営業活動する職場でない限りは、アメックス・ビジネス・ゴールドのETCカード5枚という数字は充分なものだと思います。
事業用決済でポイントが貯まる
最近ではポイントの貯まる法人カードも増えてきましたが、もちろんアメックス・ビジネス・ゴールドの事業用決済でもポイントは付与されます。
事業用決済では大きな支払いをする機会も多く、ポイントがどんどん貯まるのは魅力的です。さらにアメックスの2枚持ちでは1つのカードにポイントを集約することができます。
スピード感のあるポイント獲得もアメックスの大きな魅力だといえるでしょう。
ビジネス向けの各種サービスを提供
ビジネス向けの各種特典サービスが充実していることもアメックス・ビジネス・ゴールドの魅力です。
カード会員を対象とした限定イベントやサポートは、重要な取引先との商談や接待に威力を発揮してくれるでしょう。
またコンサルティングや福利厚生、電話による無料の健康相談も受けることができ、事業を進めていく中で頼りになること間違いなしです。
ビジネストラベルの各種サポートも、国内外の出張が多い事業者には見逃せません。
手厚い保障の旅行傷害保険が充実
アメックスはトラベル系の保障に定評があり、ビジネス・ゴールドでも充実した保障内容の旅行傷害保険が提供されています。
海外旅行のツアー代金や航空券をカードで支払った場合(利用付帯)は、最高1億円の傷害死亡・後遺障害保険金が付帯されます。
もし現金で支払ってしまった場合でも最高5,000万円が自動付帯されます。
また国内旅行では最高5,000万円の傷害保険が利用付帯されます。
補償額は最高1,000万と少なくなりますが、海外旅行保険では配偶者や生計を共にする家族まで利用付帯が適用可能。
旅行代金はぜひアメックスで支払いたいですね。
不測のトラブルにも5つの補償がサポート
クレジットカードを使っていると、盗難や紛失、不正利用などのトラブルが心配ですが、そんな不測のトラブルもしっかり補償してくれるのがアメックスです。
ここではアメックスの補償が具体的にどのような内容になっているかをご紹介します。
カード紛失時には緊急再発行
カードを紛失したり、盗難にあったりしたときにはサポートセンターに連絡して利用を止めてもらいます。
ここまではどのカード会社でも対応してくれることですが、アメックスの強みは失くしたカードの利用を止めるだけでなく、緊急仮カードを発行してくれることにあります。
緊急仮カードは発行翌月まで使える臨時のカードです。
新しいカードは1週間ほどで再発行されますが、それまでの繋ぎとして使用することができます。
カードを利用停止したのはいいものの、新しいカードが届くまで何もできなくなってしまうのでは困りますよね。
その点、アメックスの緊急仮カードはとても頼りになるシステムだといえるでしょう。
購入した商品の破損や盗難を補償
アメックスで購入したものなら国内外の関係なく、ほとんどの商品について破損や盗難などのトラブルから補償してくれます。
補償期間は購入から90日間。最高500万円までの額を年間で補償してくれるので、安心して品物を購入することができます。
返品できない商品の代金を払い戻し
もし購入した商品が返品を必要とする状態であったとしても、購入店によっては返品を受け付けないところもあります。
そのような場合には1商品あたり最高3万円、年間で最高15万円までを払い戻してくれます。
適用条件は購入から90日以内の未使用品となります。
チケットのキャンセル費用を補填
もし病気や怪我をしてしまい、チケット購入済みの出張やコンサートなどをキャンセルしなければならなくなった場合に補償してくれるのもアメックスの強みです。
年間で最高10万円までならアメックスがキャンセル費用などを補填してくれます
カードの不正利用に対応
第三者によるカードの不正利用が発覚したときには利用金額の請求がおこなわれません。
カード会社によってはケースバイケースで対応することもある中で、アメックスの方針は非常に安心できるものだといえます。
まとめ
アメックスの2枚持ちがいかに便利かご理解いただけたでしょうか。
クレジットカードの複数枚持ちはいまや当たり前となりましたが、同じブランドで2枚持ちできるのはアメックスだけといっていいでしょう。
1つの利用明細で情報確認できるだけでなく、ポイントサービスを合算できる利便性は実際に体験すればわかります。
2枚持ちを検討している方はぜひアメックスを利用してみてください。