ANAカードの解約は提携先に連絡を!確認事項と注意点も解説

ANAカードを使っていても、年会費が発生してしまったり他にもっと自分に合うカードが見つかったりなどの理由で解約を考えることがあるかもしれません。
ANAカードを解約したい人であれば、下記のような点が気になるかと思います。
- ANAカードの解約方法と必要書類
- 貯めていたポイントやマイルがどうなるのか
- 年会費がかからないタイミングや違約金が発生するかどうか
本記事では、ANAカードを解約するときの連絡先や、解約前に確認しておきたい注意点、年会費支払いのタイミングなど、解約に必要な知識をまとめています。
記事を読むことで、ANAカードの解約をしたい人が、解約するために必要な手続きや書類を知り、スムーズに解約できるようになります。
この記事の目次
- ANAカードの解約は提携カード会社に連絡する
- 年会費がかからないタイミングで解約する方法
- JCBの場合は有効期限月までに解約する
- VISA、Mastercardの場合は有効期限月までに解約する
- ダイナースクラブの場合はカードの有効期限月までに解約する
- アメリカン・エキスプレスの場合は有効期限月の締め日までに解約する
- CTBCの場合は有効期限月の締め日までに解約する
- ANAカード解約前の確認事項と注意点
- カード解約でポイントは失効する
- ANAマイレージクラブも退会になる
- Edyはハサミを入れる前に使いきること
- 各カードにひもづくETCカードも解約になる
- 本人以外が解約する場合もまずは連絡先に問い合わせる
- 分割・リボなどの残高は基本的に解約後も同じ支払方法で請求がくる
- まとめ
ANAカードの解約は提携カード会社に連絡する
ANAカードの解約は、会員本人が提携カード会社に電話をかけることで手続きできます。webからは解約はできず、問い合わせ先への電話が必要です。解約による違約金等は発生しません。
問い合わせ先は提携カード先によって異なり、下記の通りです。
カード名称 | 連絡先 |
---|---|
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JCB変更受付デスク:0120-800-962 携帯電話から:0570-00-5552(有料) 受付:9:00~17:00(日・祝・年末年始休) |
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三井住友カードFOR YOUデスク:0570-004-980 東京:03-6627-4137 大阪:06-6445-3501 受付:9:00~17:00(12/30~1/3休) |
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ダイナースクラブ コールセンター:0120-074-024 海外から:81-3-6770-2796(コレクトコール可能) 受付:24時間・年中無休 |
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一般カード:0120-965-877 ゴールドカード:0120-958-677 プレミアムカード:カード券面裏側の電話番号へ 海外から:81-3-3220-6787(有料) 受付:9:00~17:00(土・日・祝休) |
CTBC ANAカード |
日本語 :02-2171-1731(以下、台湾の電話番号) 営業時間:月~金 |
このように、提携カード会社によって解約の際の問い合わせ先や対応可能な曜日・時間帯が異なります。解約したいタイミング間際になって慌てないように、あらかじめ確認しておきましょう。
次の章では、年会費がかからないタイミングで解約する方法を、国際ブランドごとにご紹介していきます。
年会費がかからないタイミングで解約する方法

ANAカードの年会費は、有効期限月の締め日・または末日までに解約することで翌年度の年会費はかかりません。
有効期限月とはカード券面上に記載されている月のことで、カードの提携ブランドによって、少しずつタイミングが異なります。この章では、国際ブランドごとのタイミングの違いをご紹介していきます。
JCBの場合は有効期限月までに解約する
JCBブランドのANAカードの場合、入会月と同じ月に設定されている有効期限月の月末までに解約することで翌年度の年会費を支払うことなく解約できます。
例えば2018年7月に入会した場合、有効期限月は7月なので、2019年7月末までに解約することで翌年度の年会費はかかりません。
VISA、Mastercardの場合は有効期限月までに解約する
VISA・MastercardブランドのANAカードの場合は、入会月の前月に設定されている有効期限月の末日までに解約すると翌年度の年会費を支払わずに解約できます。
例えば2018年4月1日に加入した場合、翌年度年会費がかからず解約できる有効期限月は3月です。そのため、2019年の3月末日までに解約すると2年目の年会費は発生しません。
ダイナースクラブの場合はカードの有効期限月までに解約する
ダイナースクラブブランドのANAカードは、入会月に設定されている有効期限月の末日までに解約すると翌年度の年会費はかかりません。
例えば、2018年7月1日に入会した場合、2019年7月31日までに解約すると翌年の年会費を支払わずに解約できます。
アメリカン・エキスプレスの場合は有効期限月の締め日までに解約する
アメリカン・エキスプレスブランドのANAカードは、原則として年会費が計上される有効期限月の締め日までに解約することで翌年度の年会費を支払うことなく解約できます。
アメリカン・エキスプレスの締め日は基本的には毎月20日前後で支払日は10日です。ただし、入会時に希望して別の日に引き落としされるよう設定している場合には締め日が違う日になっている場合もあります。
自分の締め日がいつなのかは、カード裏面記載のコールセンターであらかじめ確認しておきましょう。
CTBCの場合は有効期限月の締め日までに解約する
CTBCブランドのANAカードも同じように有効期限月の締め日までに解約すると翌年度の年会費を支払わずに解約できますが、下記の点に注意が必要です。
- 台湾在住者専用のカードなので解約のコールセンターが台湾
- カードの継続時に付与された特典が残り期間に応じて払い戻し請求される
特に、他の国への引っ越しなどで台湾を離れるため解約する場合には、台湾に住んでいる間に解約しておかないと、国際電話代金がかかるなどの理由で、かえって負担が大きくなってしまうこともあります。
いつ解約するのが自分にとってメリットが大きいか見極めたうえで解約時期を決めましょう。
この章では、年会費がかからないタイミングで解約する方法をご紹介してきました。提携国際ブランドによって少しずつタイミングが異なりますが、基本的にはカード表面に記載されている有効期限が基準です。解約を考えたときには、まずは有効期限をチェックしておきましょう。
次の章では、ANAカード解約前に確認やチェックをしておくべき点を解説していきます。
ANAカード解約前の確認事項と注意点

ANAカードを解約する前に確認やチェックをしておくことで、解約におけるデメリットを少なくできます。特に、下記のような点について詳しくチェックしておきましょう。
- 付帯サービス(ポイントやマイルなど)
- 付帯機能(Edy・ETCカードなど)
- 本人以外が解約する場合の手続方法
- 分割・リボなどの解約後の支払方法
それぞれ、どのような点をチェックすればいいのかを解説していきます。
カード解約でポイントは失効する
ANAカードを解約すると、これまでに貯めていたポイントは解約とともに消滅してしまうので、解約までにできるだけ利用しましょう。提携カード会社によって多少異なりますが、ポイントは下記のようなものへ利用できます。
- ANAマイルへの交換
- 商品や他社のポイントへの交換
- 支払いや年会費などへの充当
また、提携カードごとにポイントの種類も異なります。
JCB | Oki Dokiポイント |
---|---|
VISA・Mastercard | ワールドプレゼント |
ダイナースクラブ | ダイナースクラブ リワードプログラム |
アメリカン・エキスプレス | メンバーシップ・リワード |
CTBC | CTBCポイント |
消滅で損してしまうポイントをできるだけ少なくできるよう、解約前に各提携カードサイトなどで交換手続きをしておきましょう。
ANAマイレージクラブも退会になる
ANAカードを解約後は、ANAマイレージクラブも退会扱いとなり、カードの表面に記載されているお客様番号も無効になります。
ANAカードのアップグレードによる解約などで別の有効なANAマイレージクラブカードを持っている場合には、解約とともにマイルは引き継がれます。持っていない場合にも、手続きを行えばマイルを引き継ぎできます。
ANAマイレージクラブカードにマイルは引き継げるがお客様番号は変更になる
解約時に有効なANAマイレージクラブカードを持っていない場合、マイルは引き継げますが、新たにANAマイレージクラブに入会となるため、お客様番号が変更されます。
マイルを引き継ぐための手続きには、ANAカードの解約後にANAマイレージクラブ・サービスセンターに電話が必要です。
▼ ANAマイレージクラブ・サービスセンター電話番号
- ナビダイヤル 0570-029-767
- 東京 03-6741-6683
- 札幌 011-726-6100
- 大阪 06-7637-6673
- 福岡 092-731-5700
- 名古屋 052-586-1717
- 沖縄 098-867-4560
▼ サービスメニュー
マイレージサービスお問い合わせ(「3」を選択)
受付時間
月~金:9:00~19:00
土 :9:00~17:00
日・祝・年始休
このように、ANAマイルを引き継ぐには、手続きが必要な場合もあります。せっかく貯めたマイルを消滅させてしまわないよう忘れずに手続きを行いましょう。
Edyはハサミを入れる前に使いきること
Edyが付いているANAカードは、カードにハサミを入れてしまうとEdyが使えなくなってしまうので、チャージ済みのEdyは使いきってからカットするようにしましょう。
もしチャージ済みのEdyの残高がある状態でハサミを入れてしまうと、蓄積されているEdy残高には補償はなく無効になってしまうからです。
解約による損失を防ぐためにも、Edyの残高は使いきっておきましょう。
各カードにひもづくETCカードも解約になる
ETCカードはANAカードに付随しているカードなので、ANAカードの解約と同時に解約となります。特に手続きは必要ありません。
ETC車載器に入れたままにしている人は、無効となったカードを入れたまま料金所を通過しようとしても通れません。事故の原因になってしまう可能性もあるので、無効になったカードは忘れずに取り出し、他のETCカードへ入れ替えておきましょう。
本人以外が解約する場合もまずは連絡先に問い合わせる
解約手続きは基本的には会員本人のみ可能ですが、本人が死亡している場合は相続人によって解約手続きができるので、連絡先へ問い合わせましょう。
マイルの残高がある場合にはマイルの相続が可能で、場合によっては相続証明書類などが必要になることもあります。
また、解約をしておかないと払う必要がなかったカードの年会費がかかってしまうこともあります。相続人が手続きする場合には、早めに連絡先に問い合わせておきましょう。
分割・リボなどの残高は基本的に解約後も同じ支払方法で請求がくる
ANAカードの分割・リボ払いでの支払い残高は、ほとんどの場合解約後も同じペースで支払いとなりますが、例外もあります。アメリカン・エキスプレス発行のANAカードに関しては、解約後の支払いは一括払いです。
例えばリボ払いの残高が20万円で毎月2万円ずつ支払っている場合、他のカードだと解約後も2万円ずつの支払いでいいところ、アメリカン・エキスプレスのみ一気に20万円支払わなくてはなりません。
残高によっては一度に高額な請求となってしまうこともあるため、アメリカン・エキスプレスを使っている場合は気をつけておきましょう。
この章では、ANAカードを解約する前に確認やチェックをしておきたいことを解説してきました。忘れてしまうと損をしてしまったり、不便を感じたりすることばかりです。ANAカードを解約する前に忘れずにチェックしておきましょう。
まとめ
今回は、ANAカードの解約について解説してきました。ポイントを振り返ります。
- ANAカードを解約するには提携カード会社に電話する
- 年会費がかからないタイミングで解約するには、有効期限月所定の日までに解約するといい
- 提携カード会社によって年会費がかからないタイミングが異なる
- ANAカード解約とともにポイントは失効する
- 他のANAお客様番号を持っている場合はマイルは自動的に引き継がれる
- 他のANAお客様番号を持っていない場合はカードの解約後にANAマイレージクラブ・サービスセンターに電話すると引き継ぎの手続きができるが、お客様番号は変更になる
- ANAカードに付帯しているチャージ済みのEdyは使えるがハサミを入れると無効になる
- ETCカードは自動的に解約になる
- 本人以外が解約する場合にも連絡先に電話する
- 分割・リボなどの残高は基本的に解約後も同じ支払方法で支払えばいいが、アメリカン・エキスプレスだけは一括
ANAカードの解約方法を理解できたでしょうか。ANAカードの解約を検討している人は、できるだけ損を少なくするために準備したうえで手続きを進めるといいでしょう。今回の記事を参考に、スムーズにANAカードの解約手続きを進めてください。