ANAカード21種類を徹底比較!陸マイラーにおすすめのカードも紹介

ANAマイルを効率よく貯めるなら、ANAカードを比較して自分に合ったANAカードを持ちたいとお考えではありませんか?
飛行機に多く乗る機会があるのか、それとも陸マイラーになりたいのか、によっておすすめのカードは異なります。
この記事は、
- ANAカードの年会費や還元率、特典を比較して、どのカードが自分に合っているのか知りたい
- 陸マイラーにおすすめのANAカードが何かを知りたい
という方にぜひ読んでいただきたい記事です。
ANAカードをグレード別に比較しながら、それぞれの特徴について表でわかりやすくまとめています。
様々な角度からANAカードを比較し、自分に合ったANAカードとの出会いの場として利用してみてください。
この記事の目次
- ANA一般カードの比較一覧表
- 社会人限定のANA JCB ZEROは5年間年会費無料
- 還元率の高さで選ぶならVISA・マスター系カード
- 10マイルコース加入料の安さではJCBまたはソラチカがおすすめ
- アメリカン・エキスプレスならポイントの有効期限を無期限にできる
- 陸マイラーならポイントを貯めやすいソラチカを選ぼう
- ANAワイドカードの比較一覧表
- 飛行機に多く搭乗する人にはワイドカードがおすすめ
- 移行手数料の安さではANA JCBワイドカードがおすすめ
- 年会費を抑えてスーパーフライヤーズカードを持ちたいならワイドカードがおすすめ
- ANAワイドゴールドカードの比較一覧表
- 年会費はかかるがサービスが手厚くなる点が魅力のゴールドカード
- 年会費を抑えたいならVISA・マスター系のワイドゴールドカードがおすすめ
- ダイナースクラブやアメリカン・エキスプレスはポイント有効期限が無期限でおすすめ
- ANAプレミアムカードの比較一覧表
- プレミアムカードになるとANAラウンジが利用可能に
- 還元率の高さではANAダイナースクラブプレミアムカードがおすすめ
- まとめ
ANA一般カードの比較一覧表
まず初めにANA一般カードの年会費と還元率を比較してみましょう。
カード名 | 年会費 | 年会費(家族) | 還元率 |
---|---|---|---|
ANA VISA 一般カード | 2,160円 | 1,080円 | 0.5%/1.0% |
ANA マスター一般カード | 2,160円 | 1,080円 | 0.5%/1.0% |
ANA JCB一般カード | 2,160円 | 1,080円 | 0.5%/1.0% |
ANAアメリカン・エキスプレス®・カード | 7,560円 | 2,700円 | 1.0%/1.5% |
ANA JCB ZERO | 無料 | 無料 | 0.50% |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 2,160円 | 1,080円 | 0.5%/1.0% |
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード) | 2,160円 | 1,080円 | 0.5%/1.0% |
ANA VISA Suicaカード | 2,160円 | なし | 0.5%/1.0% |
ANA VISA nimoca カード | 2,160円 | 1,080円 | 0.5%/1.0% |
還元率について少し補足すると、ANAアメリカン・エキスプレス®・カード以外のANA一般カードは10マイルコース加入料(マイル移行手数料)を支払えば1,000円=1ポイント=10マイルの1.0%になりますが、10マイルコース加入料を支払わない場合は1,000円=1ポイント=5マイルの0.5%になります。
それぞれのカードの特徴について詳しく解説していきます。
社会人限定のANA JCB ZEROは5年間年会費無料
ANAカードの中でも唯一年会費無料で持てるANA JCB ZEROは、18~29歳の社会人限定カードとなっています。
入会後5年間は年会費無料で、初回カード更新時にANA一般カードへ切り替わるので、貯めたマイルをそのまま引き継ぐことができて安心です。
注意点としては、マイル移行手数料を支払って還元率の上がる仕組みがないため5マイルコースしか選択することができない点です。
マイルを効率よく貯めるにはやや物足りなさを感じるかもしれませんが、維持費0円でマイルを貯めることができるので、ANAマイレージクラブよりお得にマイルを貯めることができます。
還元率の高さで選ぶならVISA・マスター系カード
還元率の高さで選ぶならVISAとマスター系のANAカードがおすすめです。
発行会社である三井住友カードの「マイ・ペイすリボ」と「ボーナスポイントサービス」でマイル還元率を上げることができるからです。
「マイ・ペイすリボ」によるリボ払い手数料が発生するともらえるポイントが2倍になるので、結果としてマイル還元率を高くすることができます。
さらに前年度の利用実績に応じてもらえる「ボーナスポイントサービス」でマイル還元率を0.53~1.09%に引き上げることができます。
前年度利用実績 | もらえるボーナスポイント (ボーナスポイントは1ポイント=3マイル) |
マイル還元率 |
---|---|---|
50万円以上 | 50万円のカード利用で50ポイント(150マイル) | 0.03% |
100万円以上 | 50万円のカード利用で75ポイント(225マイル) | 0.05% |
300万円以上 | 50万円のカード利用で150ポイント(450マイル) | 0.09% |
10マイルコースなら1.03~1.09%、5マイルコースなら0.53~0.59%の還元率にすることができるのは、VISAとマスター系のANAカードならではのメリットです。
10マイルコース加入料の安さではJCBまたはソラチカがおすすめ
ANA JCB一般カードとANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)なら、10マイルコース加入料が5,400円と、通常の6,480円よりも安くなっているメリットがあります。
JCB系のANAカードには還元率を高くする仕組みが用意されていない分、10マイルコース加入料が安くなっているので、徹底的にコストを抑えたいという方におすすめのカードです。
アメリカン・エキスプレスならポイントの有効期限を無期限にできる
アメリカン・エキスプレスのANAカードは、ポイントの有効期限が無期限になるメリットがあります。
ただし年会費7,560円に加えて10マイルコース加入料6,480円が必須となっているため、他のANA一般カードよりも維持費かかります。
しかしANAグループのフライト代や機内販売でANAアメリカン・エキスプレスカードを使うことで還元率が1.5%になるので、有効期限を気にすることなくたっぷりマイルを貯めたい方におすすめのカードです。
陸マイラーならポイントを貯めやすいソラチカを選ぼう
陸マイラーを目指すならポイントを貯めやすい「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)」を選びましょう。
ソラチカカードがあれば、ANAマイル、Oki Dokiポイント、メトロポイントの3つを1枚のカードで貯めることができるからです。
特に東京メトロの定期券をソラチカカードで購入するとメトロポイントとOki Dokiポイントを2重取りすることができるので、通勤や通学で東京メトロを利用する方におすすめのANAカードです。
そしてメトロポイントはANAマイルへ交換することができるので、ANAマイルを効率よく貯めて特典航空券の短期間で獲得できる可能性が高まります。
さらに陸マイラーならポイントサイトを活用してANAマイルを貯める方法も知っておきたいところです。
なぜなら、ポイントサイトで貯めたポイントをLINEポイント経由でメトロポイントへ交換することによってANAマイルにすることができるからです。
▼ ポイントサイトからANAマイルへ交換する流れ
ポイントサイト(ポイントタウンやモッピー、Gポイントなど)
.LINEポイント
交換レート:1,000LINEポイント→900メトロポイント
メトロポイント
交換レート:100メトロポイント→90マイル
ANAマイル
.上記方法でANAマイルを獲得すると、例えばLINEポイント10,000ポイントはメトロポイント9,000ポイントになり、最終的に8,100マイルになってしまうので損をしているのではないかとお思いになるかもしれません。
しかしANAマイルを特典航空券に交換した場合は1マイル=2円前後の価値になるため、10,000LINEポイントは16,200円相当分のANAマイルとして活用できることになります。
ソラチカカードがあればこのようにANAマイルを貯めることができるので、陸マイラーなら持っておきたいカードです。
ここまでANA一般カードを比較しそれぞれのカードの特徴をまとめました。
続いてANAワイドカードの年会費と還元率を比較してみましょう。
ANAワイドカードの比較一覧表
ANAワイドカードを比較した一覧表は下記のようになります。
カード名 | 年会費 | 年会費(家族) | 還元率※10マイルコース加入による |
---|---|---|---|
ANA VISAワイドカード | 7,830円 | 1,620円 | 0.5%/1.0% |
ANA マスターワイドカード | 7,830円 | 1,620円 | 0.5%/1.0% |
ANA JCBワイドカード | 7,830円 | 1,620円 | 0.5%/1.0% |
ANA一般カードと比較してANAワイドカードを持つメリットや、どのカードがおすすめなのかについて詳しく解説していきます。
飛行機に多く搭乗する人にはワイドカードがおすすめ
飛行機に多く搭乗する機会があるなら、年会費を払ってでもワイドカードを持つのがおすすめです。
なぜなら、一般カードよりも搭乗ボーナスマイル積算率が高くなっているからです。
- 一般カード:10%
- ワイドカード:25%
例えば東京-札幌間の区間基本マイルは510マイルとなっており、一般カードは561マイルしか貯められませんがワイドカードなら637マイルを貯められるようになります。
ANA便に搭乗する機会が多いなら一般カードよりもワイドカードをおすすめします。
移行手数料の安さではANA JCBワイドカードがおすすめ
ANA JCBワイドカードなら、ANA VISAワイドカードとANA マスターワイドカードよりも移行手数料が安くておすすめです。
ANA JCBワイドカードの10マイルコース移行手数料は5,400円となっており、ANA VISAワイドカードとANA マスターワイドカードの6,480円に比べると1,080円もお得だからです。
こちらの詳しい内容はANA一般カードでお伝えした内容と同じになるので、先に述べた「10マイルコース加入料の安さではJCBまたはソラチカがおすすめ」でご確認ください。
年会費を抑えてスーパーフライヤーズカードを持ちたいならワイドカードがおすすめ
スーパーフライヤーズカード(SFC)を狙うのであれば、ANAワイドカードがおすすめです。
もちろんANA一般カードもSFCの対象カードとなっていますが、搭乗ボーナスマイルの貯まりやすさを考慮すると総合的にワイドカードのほうがコスパに優れていると言えます。
また、次にご紹介するANAワイドゴールドカードを検討する余地もありますが、年会費を抑えてSFCを狙うならワイドカードが最適な1枚となるでしょう。
以上がANAワイドカードを持つメリットとなります。
続いてANAワイドゴールドカードを詳しくご紹介します。
ANAワイドゴールドカードの比較一覧表
ANAワイドゴールドカードを一覧表にして比較してみましょう。
カード名 | 年会費 | 年会費(家族) | 還元率 |
---|---|---|---|
ANA VISAワイドゴールドカード | 15,120円 | 4,320円 | 1.00% |
ANA マスターワイドゴールドカード | 15,120円 | 4,320円 | 1.00% |
ANA JCBワイドゴールドカード | 15,120円 | 4,320円 | 1.00% |
ANAダイナースクラブカード | 29,160円 | 6,480円 | 1.00% |
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード | 33,480円 | 16,740円 | 1.0%/2.0% |
ワイドゴールドカードがここまでご紹介した一般カードとワイドカードと決定的に異なる点は「カード年会費の中に10マイルコース加入料が含まれている」という点です。そのため還元率が1.0%を下回ることはありません。
ANAワイドゴールドカードを持つメリットやカードの特徴についてさらに深く掘り下げていきます。
年会費はかかるがサービスが手厚くなる点が魅力のゴールドカード
ANAワイドゴールドカードは、一般カードとワイドカードにはない「ゴールドカードならではの特典」を利用できるのが最大の魅力です。
ゴールドカードならではの特典として下記のサービスを受けることができます。
- カードラウンジの無料利用
- ビジネスクラス専用チェックインカウンターの利用
- 空港免税店10%割引
- 提携ホテルでの朝食やウェルカムドリンクのサービス
年会費を抑えたいならVISA・マスター系のワイドゴールドカードがおすすめ
年会費を抑えたいならVISA・マスター系のワイドゴールドカードがおすすめです。
発行会社である三井住友カードの年会費割引特典を利用できるので、年会費の割引となる条件を満たせばお得にANAカードを持てるようになります。
- WEB明細サービスの利用の場合:翌年度以降の年会費15,120円が14,040円に割引
- マイ・ペイすリボを利用した場合:初年度の年会費15,120円が11,340円に割引
- WEB明細とマイ・ペイすリボを併用した場合:翌年度以降の年会費15,120円が10,260円に割引
ワイドカードの年会費7,830円と10マイルコース加入料6,480円の合計額は14,310円なので、VISA・マスター系ならゴールドカード特典も利用できるワイドゴールドカードのほうがお得です。
ダイナースクラブやアメリカン・エキスプレスはポイント有効期限が無期限でおすすめ
ダイナースクラブやアメリカン・エキスプレスのゴールドカードは、ポイント有効期限が無期限になる点でおすすめです。
さらに海外・国内旅行傷害保険の補償額が最高1億円となっているため、付帯保険が充実している点も見逃せません。
以上がANAワイドゴールドカードの特徴となります。最後にANAプレミアムカードの特徴を比較してみましょう。
- 入会ボーナス2,000マイルプレゼント!
- 10万円のカード利用で4,000ボーナスポイントプレゼント!
- 30万円のカード利用で8,000ボーナスポイントプレゼント!
- 70万円のカード利用で29,000ボーナスポイントプレゼント!
※70万円のカードご利用で獲得できる通常利用ポイント7,000ポイント
ANAプレミアムカードの比較一覧表
ANAプレミアムカードは、プラチナクラスのカードです。
他のANAカードに比べると年会費が高額ですが、他のカードにはない特典や還元率も注目です。
4種類を一覧表で比較してみましょう。
カード名 | 年会費 | 年会費(家族) | 還元率 |
---|---|---|---|
ANA VISAプラチナプレミアムカード | 88,400円 | 4,320円 | 1.5% |
ANA JCBカードプレミアム | 75,600円 | 4,320円 | 1.3% |
ANAダイナースクラブプレミアムカード | 167,400円 | 無料 | 2.0% |
ANAアメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード | 162,000円 | 4枚まで無料 | 1.0%/2.5% |
ANAプレミアムカードを持つことで、他のANAカードとは何が違うのかについて詳しく解説します。
プレミアムカードになるとANAラウンジが利用可能に
プレミアムカードを持つことでANAラウンジを利用できるようになります。
ANAラウンジが利用できるのはプレミアムクラスの利用者や上位ステータスメンバーSFC会員など限られた人しか利用できません。
しかしプレミアムカードを持っているだけでANAラウンジを利用できるようになるので、メンバーランクが上がるのを待たなくてもよいというメリットがあります。
還元率の高さではANAダイナースクラブプレミアムカードがおすすめ
還元率の高さではANAダイナースクラブプレミアムカードがおすすめです。
還元率が最も高いのはアメックスでANAグループを利用した場合の2.5%ですが、通常利用で比較するとダイナースクラブの2.0%のほうが有利です。
年会費が高額で審査の壁もありますが、プレミアムカードでも普段の生活でお得にANAマイルを貯めたいならダイナースクラブのプレミアムカードを選ぶようにしましょう。
まとめ
ANAカード21種類をグレード別に徹底比較をしましたが、いかがでしたか?
最後に「こんな人にはこのANAカードがおすすめ」という内容でまとめます。
こんな人にはこのANAカードがおすすめ
- 陸マイラーを目指すなら「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)」がおすすめ
- 年会費無料にこだわるなら「ANA JCB ZERO」がおすすめ
- 年会費を抑えてSFCを狙うなら「ANAワイドカード」がおすすめ
- ANAマイルの貯まりやすさに加えてゴールドカード特典を利用したいなら「ANAワイドゴールドカード」がおすすめ
- ANAラウンジを今すぐ利用したいなら「ANAプレミアムカード」がおすすめ
これでANAカードを作ろうと思っている人がANAカードの比較一覧を確認し、自分にぴったりのANAカードを探してみてください。
入会キャンペーンでもらえるボーナスマイルで年会費以上のお得感を楽しむこともできるので、10マイルコース加入料や還元率を比較して自分に合ったANAカードを見つけることも可能です。