JCBの法人カードの審査手順は?審査基準のポイントも合わせて紹介

JCBの法人カードは、個人事業主や法人の代表者向けの法人カードです。導入することで経費管理や出張手配が楽になるのはもちろんのこと、ビジネスシーンを彩るさまざまな付帯サービスが受けられます。
会社経営者や個人事業主なら誰でも審査申し込みができ、ランクにもよりますが会社を設立して間もない場合や個人事業主でも審査クリアできる可能性が高いです。
今回は、そんなJCBの法人カードの審査をクリアするために抑えたいポイントを中心にご紹介します。
具体的には下記のように、JCBの法人カードを検討するときに知っておきたい情報ばかりです。
どのような手順で申し込みをすれば良いのかチェックし、必要な準備を事前にしておけるよう、ぜひ、参考にしてみてください。
この記事の目次
- JCBの法人カードは3つのグレードに分かれる
- JCBの法人カードの審査の流れ
- インターネットで申し込みをする
- 登録メールアドレスに審査結果が届く
- 必要書類を送付する
- 1~2週間程度で契約確認書類が届く
- JCBの法人カードの審査基準
- JCB CARD Bizは比較的通過しやすい
- JCB法人カードの審査をクリアする3つのポイント
- 1.固定電話を用意する
- 2.公式ホームページを用意する
- 3.自由記述欄も埋める
- JCBの法人カードを導入するメリット
- 外部サービスと連携して経費管理を効率化
- 出張時の準備が楽になる
- Oki Dokiポイントを有効活用できる
- JCB法人カードの種類
- コスパ重視の「JCB CARD Biz」
- ワンランク上を求めるなら「JCB CARD Biz GOLD」
- 審査基準が厳しくなる「JCB CARD Biz プラチナ」
- まとめ
JCBの法人カードは3つのグレードに分かれる
JCBの法人カードは、個人事業主と会社経営者を対象としたクレジットカードです。
会社の経理管理を効率化できるだけでなく、出張時や接待時に活用できる付帯サービスが充実しており、ビジネスシーンを華やかに彩ってくれます。
JCBの法人カードは、「JCB CARD Biz」「JCB CARD Biz GOLD」「JCB CARD Biz プラチナ」の3ランクに分かれており、どれも20歳(プラチナのみ25歳)以上の法人または個人事業主なら審査申し込みが可能です。
ランクが上がるに連れて豊富な付帯サービスが利用できるようになったり、利用上限額をよりアップさせることが可能だったりなど、カードを活用できる幅がぐんと広がりますが、その分審査が厳しくなっていきます。
JCBの法人カードの概要が分かったところで、どのような流れで審査申し込みをするのかご紹介していきましょう。
JCBの法人カードの審査の流れ
JCBの法人カードを利用するには、まず審査を受けるための申し込みをする必要があります。
ここでは、気になるJCBの法人カードの審査の流れを順を追ってご紹介します。
インターネットで申し込みをする
まずは、JCBの法人カード公式サイトから申し込みしたいランクの法人カードを選択し、「オンライン入会申込」を行います。
Web上の案内に従って記入すれば良いためとても簡単で、10~15分ほどあれば最後まで記入できるでしょう。
この時点で法人種別(個人事業主、株式会社、有限会社等)や法人名、業種や資本金など基本的な企業情報や代表者情報を入力します。
登録メールアドレスに審査結果が届く
オンライン審査申込の審査結果は申し込み時に記載したメールアドレスに届きます。
普段から確認が取れるメールアドレスを記載しておくと確認しやすく便利です。
JCBの法人カードの場合は通過している場合、通過していない場合どちらでもメールで通知が届くため確認しやすくなっています。
中には、審査結果が届く前に、電話で簡単な確認が行われるケースもあるようです。
必要書類を送付する
オンラインでの審査に通過すると、法人カードを発行するための「JCB法人カード入会申込書」が郵送で届きます。
書類に法人カードを発行するための必要事項を記入し、捺印をして返送すれば完了です。
この際に、本人確認書類の同封も必要なので、審査通過が分かった時点で用意しておくと良いでしょう。
なお法人の場合、法人の本人確認書類(現在事項全部証明書・履歴事項全部証明書など)は不要となっているため、スムーズに手続きを進めることが可能です。
個人事業主の場合は、免許証や保険証などの本人確認書類を同封してください。
1~2週間程度で契約確認書類が届く
「JCB法人カード入会申込書」がJCBに届いてから1~2週間程度で契約確認書類が届きます。
この内容を確認し相違がないことが確認できてから、法人カードの発行手続きへと取り掛かる形です。
入会の申し込みから発行までは約2~3週間かかるため、余裕を持って手続きを進めると良いでしょう。
JCBの法人カードの申し込み手順が分かったところで、次は審査基準についてもご紹介します。
JCBの法人カードの審査基準
JCBの法人カードの審査基準は非公開となっており、詳しい審査基準は明らかではありません。
しかし、クレジットカード会社の審査基準は公平性を保つために公表していないケースがほとんどなので、珍しいことではありません。
そこでここでは、JCBの法人カードの審査にはどのような傾向があるのかご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
JCB CARD Bizは比較的通過しやすい
JCB CARD Bizは、比較的審査が通りやすいと言われています。
20歳以上の個人事業主や会社代表者なら誰でも申し込み可能で、年収などの記入も必要ないため、会社を設立して間もない場合でも審査申し込みが可能です。
資本金などの記載も任意となっていることから、個人の信用情報で条件をクリアできれば審査通過する確率がアップすると言われています。
JCBの法人カードの審査傾向が把握できたところで、目当てのJCB法人カードの審査をクリアするために知っておきたいポイントをご紹介します。
JCB法人カードの審査をクリアする3つのポイント
JCB法人カードの審査を1回でクリアするには、どのような点がクリアできるよう準備をしておくと良いのでしょうか?
ぜひ、申し込みをする前にチェックをして、万全な体制で挑めるようにしてみましょう。
1.固定電話を用意する
JCBの法人カードの審査では、固定電話が機能しているか確認をするため、審査用紙に記入した電話番号に電話がかかってくるケースがあります。
固定電話は会社が機能している証として捉えられているため、それだけ重要視していると考えて差し支えありません。
固定電話を用意し審査用紙に記入できる状態の方が審査通過しやすくなると言えるでしょう。
2.公式ホームページを用意する
申込書では記載できる情報が限られているため、公式ホームページを用意し申請時に情報として記入しておくと、経営状況や取引先などをアピールできるツールとなります。
とくに、ランクの高いカードを申請する場合には、事前に用意して最新の情報を記載しておくことをおすすめします。
3.自由記述欄も埋める
「オンライン入会申込」では、資本金や社員数、創立年月日の部分は記入が自由です。ただ、企業として実績がある場合はこの場所も埋めたほうが、より多くの情報が提供でき審査の判断基準として目に留まります。
特別な理由がない限りは、自由記述欄となっている部分も埋めてから提出するようにしましょう。
JCBの法人カードの審査をクリアするためのポイントが分かったところで、実際にJCBの法人カードを利用するとどのようなメリットがあるのかチェックしてみましょう。
JCBの法人カードを導入するメリット
JCB法人カードを使えば、ビジネスのさまざまな面で有効活用ができます。
ここでは、JCBの法人カードを導入する主なメリットをご紹介します。
外部サービスと連携して経費管理を効率化
法人カードを導入することで経費精算を楽したいと思っている経営者は多いはず。
JCBの法人カードを使うことで経費の支払い口座を一本化でき、毎月の収支が一目で分かるようになります。
現金での支払いや取り引きの減るので細かな経費精算が減り、業務を簡略化することが可能です。
個人事業主の場合はプライベートの費用と経費を明確に分けられるようになり、確定申告などもぐんと楽になります。
JCBの法人カードの場合はクラウド会計ソフトなど外部の経費管理システムと連携し、会社の経営状況をデータ化して保管できるため、経営戦略や経費管理にも役立ちます。
出張時の準備が楽になる
JCBの法人カードに年会費1,000円(税別)でJR東海が提供する「エクスプレス予約」サービスが付帯できます。
東海道・山陽新幹線をネット予約できて、チケットレスでの乗車が可能。
急な出張が決まっても空いた時間を利用して効率よく手配できるようになります。
また、無料で「JALONLINE」や「ANA@desk」の国内線手配サポートサービスも利用可能です。
いつでも手軽に航空券予約ができるのはもちろんのこと、法人価格で利用できるため経費削減にもつながるところがメリット。
意外と面倒な出張の準備や手配も、JCBの法人カードを利用すれば楽になり煩わしさがなくなります。
Oki Dokiポイントを有効活用できる
JCBの法人カードには「Oki Dokiポイントプログラム」が付帯されており、カードを利用することでOki Dokiポイントが貯まっていきます。
通常は1,000円ごとに1ポイント貯まりますが、海外利用やインターネットショッピングではポイント還元率が高くなり効率よく貯めていくことが可能。
Oki Dokiポイントはギフトカードやさまざまな商品と交換でき、オフィス用品などに有効活用できます。
JCBの法人カードならではの強みが理解できたので、最後にJCBの法人カードの特徴をそれぞれまとめてみました。
JCB法人カードの種類
JCBの法人カードの審査方法や審査基準、そしてメリットが理解できたところで、最後にJCBの法人カードの種類や違いをご紹介します。
それぞれのカードの違いを確認しながら、ピッタリな1枚を見つけてみてください。
コスパ重視の「JCB CARD Biz」
年会費が1,250円(税別)と導入しやすく、初めての法人カードとしておすすめの1枚です。
QuickPayが利用可能・旅行損害保険は最高3,000万円までと年会費は安くても使い勝手の良いスペックを兼ね備えています。
航空券や宿泊施設を法人価格での予約できる付帯サービスもあり、出張が多い場合にはメリットが多いです。
もちろんETCやクイックペイ機能も付帯でき、導入することでビジネスシーンに合わせて活用できます。
ワンランク上を求めるなら「JCB CARD Biz GOLD」
年会費は10,000円(税別)で、一般法人カードよりもワンランク上のサービスを求める人に向いています。
一般法人カードにはない、全国1,200箇所のゴルフ場を予約代行してくれる「ゴルフエントリーサービス」や空港で快適な時間が過ごせる「ラウンジサービス」などラグジュアリーな付帯サービスが用意されているところが特徴です。
審査基準が厳しくなる「JCB CARD Biz プラチナ」
持っているだけでステータスとなるプラチナ法人カードは、審査基準がぐんと厳しくなります。
年会費も30,000円(税別)と高くなっており、ラグジュアリーな1枚。
海外損害保険は最高1億円など手厚い保障が用意されています。
また、他の法人カードには付帯されていない「コンシェルジュディスク」の用意や「プライオリティパス」の利用など、さすがプラチナ法人カードと思える贅沢な付帯サービスが揃っています。
まとめ
JCB CARD Bizは、20歳以上の法人または個人事業主なら誰でも公式サイトより審査申し込みができます。
申し込み時には会社の経営状況を確認する書類などは不要で、手軽に依頼できるところが特徴です。
一般法人カードは比較的審査通過しやすいですがランクが上がるに連れて厳しくなるので、審査希望の法人カードに合わせて公式サイトや固定電話などの準備をしておくと良いでしょう。
また、JCBの法人カードは経費管理や出張時の交通機関手配の効率化など、ビジネスシーンで役立つ付帯サービスが多いです。
ぜひ、年会費や付帯サービスなどを考慮しながら自社に合う1枚を選んでみてください。