クレジットカードのお悩みに専門家が回答!クレジットカードのメリットって何?【新連載】

当サイト「ナビナビクレジットカード」では、クレジットカードにまつわるあらゆる疑問に答えるべく、役に立つ情報を発信しています。
今連載『クレジットカードお悩み相談室』ではさらに、一般のユーザーさんから届いたお悩みに、クレジットカードの専門家が回答!
意識している人はそんなにいない?!「信用情報の蓄積」についてです。
そんなにカード使わない……カードのメリットって何?
第一弾となる今回は、「クレジットカードのメリットは何?」という大学生からのお悩みです。
現金の範囲内でお金を使うのは管理しやすいけれど、カードだと後々お金が足りなくなりそうで怖いです。 ポイントが貯まるとはいっても、わずかなポイントのためにカードを作るまでもないと感じています。
カードがなくて不便なのは、ネットで買い物するのがコンビニ支払で時々面倒なくらいです。こんな僕でもクレジットカードを作ったほうがいいのでしょうか?
(19歳男性・大学生・アルバイト年収100万円)
確かに現金は目に見えてお金があるかないかを確認できるので、「管理しやすい」と感じる人も多いですよね。
何か目の前に欲しいものがあるとき、財布にお金がなければ購入できませんが、カードがあれば限度額内で利用できます。これまでクレジットカードを使ったことがない人からすると、それを「怖い」と感じるのは、ごく常識的な感覚ですよね。
またクレジットカードを使えばポイントが貯まるというのも、一ヶ月で数千円くらいしか利用しない人からすると、「数十円分のポイントのためにわざわざカードを発行するのは面倒」「交換するほどポイントも貯まらない」というのもとてもよくわかります。
編集部T
今回はクレジットカードの専門家である菊地崇仁さんに、クレジットカードを利用するメリットを解説してもらいます。
クレジットカードは未来の信用を作る
- クレジットカード専門家 菊地崇仁 解説
-
「わずかなポイントのためにカードを作るまでもない」と感じている場合は確かに作る必要はありません。そんなときは、クレジット=信用という観点で考えてみると良いでしょう。
クレジットカードを利用すると、支払い情報が各カード会社で共有されます。「この人はきちんと支払う」「この人は延滞が多い」などの情報が共有されており、この情報はカード会社ではない会社も利用します。
それは例えば、携帯電話会社、銀行など。カードを作らずにすべて現金で支払っていた場合、この「信用情報の蓄積」がありません。情報の蓄積がない場合、どのような不具合があるのでしょうか。
例えば、「そろそろ家を買いたい」と思ったときにローンの審査が通らない場合があります。理由は「きちんと支払う人」なのか、「延滞が多い人」なのわからないためです。
年収が高い人でも「きちんと払わない人」にはお金を貸しません。現時点で自分の信用情報を蓄積する一番簡単な方法は、クレジットカードを延滞無く使う事でしょう。
将来に向けて、「きちんと払う人」と認識してもらうためにクレジットカードを作るという事も考えてみてください。もちろん、延滞はNGです。
現金がなくても買い物ができたり、ポイントが貯まったりするメリットではなく、「クレジット=信用」という観点で解説がありました。
例えば携帯料金や光熱費など、日常で必要不可欠な支払いをカード払いにしておけば、カードを無駄に使って散財してしまう、ということも防げますよね。
このクレジットカードを使うことで「信用情報の蓄積」につながることは、クレヒス(=クレジットヒストリー)の概念がわかるとより理解しやすいです。
クレヒスについては、下記の記事も参考にしてみてくださいね。
編集部S
編集部T
大学生ならではの特典や審査の通りやすさなどメリットもあるので、是非大学生のうちからクレジットカードに慣れてみてはいかがでしょうか。
編集部S
- 監修者紹介/クレジットカード専門家 菊地崇仁
-
三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 57枚のクレジットカードを保有し、約120万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。