クレジットカードのお悩みに専門家が回答!旅行保険付きのクレジットカードはどう選ぶ?【新連載】

当サイト「ナビナビクレジットカード」では、クレジットカードにまつわるあらゆる疑問に答えるべく、役に立つ情報を発信しています。
今連載『クレジットカードお悩み相談室』ではさらに、一般のユーザーさんから届いたお悩みに、クレジットカードの専門家が回答!
今回は、クレジットカードの旅行保険についてです。
旅行保険付きのクレジットカードが欲しい!
第五弾となる今回は、「旅行保険付きのクレジットカードが欲しい」という男性からのお悩みです。
任意の旅行損害保険に加入するくらいなら、クレジットカードの年会費が多少かかってもいいので、旅行保険付きのクレジットカードが欲しいなと思っています。
東南アジアが好きなのですが、携行品の盗難や、万が一体調を崩して病院に行きたくなったときに頼りになるカードがあると嬉しいです。
保険適用の条件や範囲は、実際どのくらい手厚いと安心できるものでしょうか。
(24歳男性・会社員・年収400万円)
海外旅行の際に、現地でのトラブルに備えて「旅行保険に入るべきか?」と悩む方も多いと思います。
実際にクレジットカードに旅行保険が付帯されていると知っていても、どのくらいの保険ならば安心できるのかというのも、わかりにくいものですよね。
編集部T
今回はクレジットカードの専門家である菊地崇仁さんに、海外旅行で安心できるクレジットカードの保険について解説してもらいます。
チェックするべきは傷害治療費用の補償額!
- クレジットカード専門家 菊地崇仁 解説
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特に手厚い補償が必要なのが海外旅行です。
通常、クレジットカードの海外旅行保険は傷害死亡や後遺障害、賠償責任の補償額は高くなっていますが、傷害治療費用や疾病治療費用、救援者費用はカードの補償だけでは足りません。入院などした場合は1,000万円近くの支払いになることもありますが、一般カードに付帯するような旅行保険は良くても200万円程度です。
ゴールドカードになると300万円~500万円程度、プラチナカードで500万円~1,000万円程度になります。プラチナカードを保有している場合はカードの旅行保険だけでカバーできるかもしれませんが、ゴールドカードでも不安になるはずです。
そんなときに便利なのが、海外旅行傷害保険が”自動付帯”のクレジットカードです。
自動付帯とはカードを保有しているだけで特典を受けられるサービスで、旅費をカードで支払っていない場合でも補償されます。
また、カードの旅行保険は傷害死亡・後遺障害以外は合算可能です。
傷害治療費用や疾病治療費用、救援者費用がそれぞれ合算して1,000万円程度になるようにクレジットカードを保有するのがおすすめです。
編集部S
もし入院が長引いたりして「家族に現地まで迎えに来てもらいたい」となった場合、救援者費用もかかり、多額の費用がかかるおそれがあります。
それらをふまえて、それぞれ合計で1,000万円くらいあると安心できますね。
編集部T
・傷害治療費用:1回の事故につき100万円限度
・疫病治療費用:1回の病気につき100万円限度
・救援者費用等:100万円限度
上記の補償となります。こちらは利用付帯です。
自動付帯のカードである例として年会費無料のエポスカードの場合、
・傷害治療費用:1回の事故につき200万円限度
・疫病治療費用:1回の病気につき270万円限度
・救援者費用等:100万円限度
このようになります。自動付帯のカードも組み合わせることでさらに補償額を手厚くすることができますね。
編集部S
編集部T
- 監修者紹介/クレジットカード専門家 菊地崇仁
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三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 57枚のクレジットカードを保有し、約120万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。