クレカのお悩み相談【連載】カードの使い分けや管理方法はどうしたらいい?

当サイト「ナビナビクレジットカード」では、クレジットカードにまつわるあらゆる疑問に答えるべく、役に立つ情報を発信しています。
今連載『クレジットカードお悩み相談室』ではさらに、一般のユーザーさんから届いたお悩みに、クレジットカードの専門家、菊地崇仁さんが回答!
今回はめんどくさがりでも簡単にカードを使い分けて管理する方法がテーマです。
クレジットカードのお得な使い分けって?
最低限分けて持っておいたほうがお得&便利な使い分けは何があるのでしょうか?
また複数カードを管理するためにおすすめの方法があれば、教えてください。
(27女性・会社員・年収400万円)
クレジットカードにはカードによって様々な特典があり、貯まるポイントも各社違っています。
楽天では楽天カード、マルイではエポスカード、イオンではイオンカード……など、利用する場所によって使うカードを変えればお得にポイントは貯まりますが、カードの枚数も増えて管理しづらいですよね。
そんなときにおすすめのクレジットカードの使い分け&管理方法があれば、気になりますよね!
編集部T
今回はクレジットカードの専門家である菊地崇仁さんに、おすすめのカード使い分け&管理方法について解説してもらいます。
クレジットカードのポイントは使ってこそ意味がある!
- クレジットカード専門家 菊地崇仁 解説
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クレジットカードのポイント失効率は3~5割程度と言われています。つまり、半数近くがうまく使われずになくなっていると言う事です。
なぜポイントが失効するのでしょうか?ポイントには有効期限があります。その有効期間内に利用しなければなくなると言うことです。
また、ポイントというのは使うまでは実際に還元されていません。10%還元、20%還元と言っても、すべてのポイントが失効した場合は0%還元です。
ポイントが失効する理由は、お店に行く機会が少ないカードだったり、使いにくいポイントのカードだったりします。
例えば、家電量販店や百貨店のクレジットカードは5~10%還元は当たり前ですが、毎日のように通うような店舗ではありません。「しばらく行く機会がなく失効していた」と言うことも多いでしょう。
還元率だけを追い求めると、それぞれの店舗でクレジットカードを分けた方がお得になります。しかし、「すべてのポイントを利用できた場合」という条件がある事を忘れないようにしましょう。
楽天カード(楽天ポイント)やYahoo! JAPANカード(Tポイント)、dカード(dポイント)、ビューカード(2018年6月以降JRE POINTに切り替え)など、すぐに使えるポイントが貯まるクレジットカードは使い分けても、ポイントは無駄になりにくいのですが、それ以外の場合はある程度絞って使うのがおすすめです。
家計管理も難しくなり、不正利用の確認も難しくなるため、使うクレジットカードは1~3枚程度が良いでしょう。
編集部S
編集部T
- 監修者紹介/クレジットカード専門家 菊地崇仁
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三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 57枚のクレジットカードを保有し、約120万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。