自動車税をクレジットカードで支払うメリットとデメリット&県別手数料一覧

車をもっている人であれば、5月に支払う自動車税。
自動車税は車によっては高額になることがあるので、せっかくならクレジットカードで支払えると便利ですよね。
クレジットカードのポイントがつくだけでなく、支払いを引落し日まで先延ばしにすることもできます。
この記事では、
- 自動車税をクレジットカードで支払うメリットとデメリット
- 家族名義のクレジットカードで自動車税を支払うことができるのか
- 自動車税をクレジットカードで支払うときの手数料(県別一覧)
- あなたの住んでいる自治体が自動車税のクレジットカード払いに対応しているかどうかの一覧
- 自動車税をクレジットカードで支払う方法
をわかりやすく解説していきます。
これであなたは自動車税をクレジットカードで支払うメリットとデメリットや支払う手順を理解して、自分にぴったりの支払方法で納税することができるようになります。
この記事の目次
- 自動車税をクレジットカードで払うメリット
- 簡単に自宅でできる
- ポイントやマイルが貯まる
- 支払猶予を伸ばせる
- 自動車税をクレジットカードで払う手数料
- 自治体にもよるが、1件につき決済手数料324円(税込)
- 還元率が1.0%以上のクレジットカードならプラスになる
- 県別!自動車税の手数料一覧
- 自動車税をクレジットカードで支払う流れ
- 1.必要書類の準備
- 2.サイトにアクセス
- 3.各種注意事項への同意
- 4.納付情報の入力
- 5.クレジットカード情報の入力
- 6.納税完了
- 自動車税をクレジットカードで支払うデメリット
- 手数料がかる
- 納税証明書がすぐにもらえない
- 電子マネーnanacoで支払うと間接的にポイントが貯まる
- クレカからチャージしたnanacoで支払う
- 手数料がかからない
- まとめ
自動車税をクレジットカードで払うメリット
自動車税は、県別の納付サイト上にてクレジットカードで支払うことができます。コンビニや金融機関などでは自動車税をクレジットカードで支払うことができないので注意しましょう。
そのメリットには、
- 簡単に自宅でできる
- ポイントやマイルが貯まる
- 支払猶予を伸ばせる
上記の3つがあります。
自動車税をクレジットカードで払うこれらのメリット3つを、具体的に解説していきます。
簡単に自宅でできる
クレジットカード払いを選択すれば、簡単に自宅から24時間、自動車税を納税することができます。
自動車税の金額は総排気量によって異なります。軽自動車は一律です。
総排気量 | 税額 |
1リットル以下 | 29,500円 |
1リットル超~1.5リットル以下 | 34,500円 |
1.5リットル超~2.0リットル以下 | 39,500円 |
2.0リットル超~2.5リットル以下 | 45,000円 |
2.5リットル超~3.0リットル以下 | 51,000円 |
3.0リットル超~3.5リットル以下 | 58,000円 |
3.5リットル超~4.0リットル以下 | 66,500円 |
4.0リットル超~4.5リットル以下 | 76,500円 |
4.5リットル超~6.0リットル以下 | 88,000円 |
6.0リットル超 | 111,000円 |
軽自動車 | 10,800円 |
※自家用自動車の税額
一般的に自動車税は、自宅に届いた納付書をもって金融機関やコンビニエンスストアで納税するのが普通です。
金融機関のATMは利用時間が店舗によって異なるため、忙しい人は時間が合わないということがあるでしょう。
また、「自動車税をコンビニエンスストアで支払おうと思って出かけたのに、納付書を忘れてしまった」という経験をされた方はいらっしゃいませんか?
クレジットカードで自動車税を払えば、もう納付書を忘れてがっかりすることはありません。
ポイントやマイルが貯まる
クレジットカードで自動車税を払えば、ポイントやマイルをお得に貯めることができます。
金融機関のATMやコンビニでの現金納付ではぜったいに得ることのできない、クレジットカード払いならではのメリットです。
ポイントやマイルが貯まると思えば、自動車税を払うのがちょっと楽しみになるかもしれません。
支払猶予を伸ばせる
クレジットカードで自動車税を払えば、支払猶予を伸ばすことができます。これはどういうことかというと、クレジットカードの支払い代金が口座から引き落とされるタイミングは、各カード会社によって異なるからです。
たとえば、月末締め翌月20日払いの利用規約の場合は、翌月20日までに引き落とし可能な状態にしておく必要があります。そのため、納付期限最終日の5月31日までに支払えば、6月20日まで支払猶予が自動的に伸びることになります。
手持ちの資金が足りなくてもクレジットカードならではの特徴を活かして、支払い猶予を伸ばすメリットに変えることができるのです。
自動車税をクレジットカードで支払えば、このような嬉しいメリットを受けることができるのです。
「そもそもクレジットカードって複雑そうで、よくわからない!」という方は、上記の記事も合わせて参考にしてみてくださいね。
それでは次に、自動車税をクレジットカードで払うときに発生する手数料について解説していきます。
自動車税をクレジットカードで払う手数料
自動車税をクレジットカードで払えば、嬉しいメリットをたくさん受けることができますが、忘れてはならないのが手数料です。
実際にどれくらいの手数料がかかるのかをしっかりと把握して、損をしないようにしましょう。
自治体にもよるが、1件につき決済手数料324円(税込)
自動車税をクレジットカードで払うときに発生する決済手数料は、1件につき324円(税込)であると考えてよいでしょう。
自治体(お住まいの県)によって決済手数料の金額は異なりますが、300円(税込)の佐賀県と308円(税込)の沖縄県以外は、ほとんどの自治体で1件につき324円(税込)の決済手数料です。
そのため、300円前後の決済手数料がかかると考えておくのがよいでしょう。
還元率が1.0%以上のクレジットカードならプラスになる
還元率が1%以上のクレジットカードなら、支払った決済手数料324円(税込)を取り戻すことができます。なぜなら、クレジットカードのポイント還元を利用すれば、1ポイント=1円相当額としてキャッシュバックされるからです。
たとえば34,500円の自動車税を1.0%ポイント還元のクレジットカードで払った場合は、34,500円の1%である345円がポイント還元されるため、決済手数料324円が精算されるだけでなく21円のプラスになるのです。
自動車税をクレジットカードで払うと「決済手数料」を払わなければならないデメリットがあります。しかし還元率1.0%以上のクレジットカードなら、決済手数料のデメリットも確実にカバーしてくれるのです。
そこで、還元率1.0%以上のおすすめクレジットカードをご紹介します。
いつでも1.0%以上還元のおすすめクレジットカード
いつでも1.0%以上が還元されるおすすめのクレジットカードには、下記のようなものがあります。すべて年会費無料&高還元でお得なカードです。
自動車税はクレジットカードで支払うことができますが、手数料が発生するデメリットがあります。
しかし還元率が1.0%以上のクレジットカードを利用すれば、手数料がかかるデメリットが解消されるのです。
次に、気になる県ごとの手数料を一覧にして確認していきましょう。
県別!自動車税の手数料一覧
あなたのお住まいの県がクレジットカード払いに対応しているのか、手数料がいくらなのか気になるところではないでしょうか?
都道府県ごとの手数料と納付サイトをまとめましたので、是非参考にしてみてください。
コンビニや金融機関などでは自動車税をクレジットカードで支払うことができないので注意しましょう。
残念ながら、まだクレジットカード払いに対応していない自治体は下記のとおりです。下記の自治体にお住いの人は、今後の対応を注意深く見守りましょう。
※2018年度、新しくクレジットカード納税可能な都道府県を更新しました。
秋田県、山梨県、滋賀県、京都府、徳島県、高知県
県ごとに手数料が異なるのは、国税ではなく地方税であることが理由です。地方税は条例によって独自に課税金額を定めることができるため、このように自動車税の金額が異なっているのです。
それでは次に、自動車税をクレジットカードで支払う具体的な流れを確認していきましょう。
自動車税をクレジットカードで支払う流れ
自動車税をクレジットカードで支払うために必要な書類やデータ入力方法を、ご紹介します。コンビニや金融機関などでは自動車税をクレジットカードで支払うことができないので注意しましょう。
1.必要書類の準備
まず始めに、自動車税をクレジットカードで納付するための下記の書類を用意しましょう。
- 納税する自動車すべての自動車税納税通知書
- クレジットカード
クレジットカードは本人名義でなく、家族名義のものでも大丈夫です。ただし、支払日に引き落としできないと、納税通知書を発行することができません。
家族名義のクレジットカードを使用して自動車税を納税する場合は、家族にきちんと報告するようにしましょう。
2.サイトにアクセス
必要な書類が用意できたら、自動車税をクレジットカード払いするためのサイトにアクセスします。「県別!自動車税の手数料一覧」でご紹介した納付サイトを参考にしてみてください。
コンビニや金融機関などでは自動車税をクレジットカードで支払うことができないので注意しましょう。今回はyahoo!公金支払いを例にあげて解説していきます。
3.各種注意事項への同意
サイトにアクセスしたら、各種注意事項に同意する必要があります。同意するにチェックを入れたら、次に進むボタンをクリックします。
4.納付情報の入力
次に、納付するために必要な情報を入力していきます。自治体によって異なりますが、
- 納付番号
- 確認番号
- 納付区分
などの情報を入力するのが一般的です。
5.クレジットカード情報の入力
自動車税に関する納付情報を入力したら、あなたのクレジットカードの情報を入力します。
- クレジットカード番号
- 有効期限
- セキュリティ番号
有効期限が切れているクレジットカードでは自動車税を納税することができないため、念のため確認しておくと安心です。
6.納税完了
最後に入力した内容が表示されるので、確認して間違いがなければ納税を完了させます。
ここまで自動車税をクレジットカードで支払うメリットを解説してきましたが、デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?具体的なデメリットの内容を解説していきます。
自動車税をクレジットカードで支払うデメリット
自動車税をクレジットカードで払えば、
- 簡単に自宅でできる
- ポイントやマイルが貯まる
- 支払猶予を伸ばすことができる
というメリット満載の内容になっていますが、残念ながら下記のようなデメリットもあります。
- 手数料がかかる
- 納付証明書がすぐにもらえない
デメリットの内容を詳しくみていきましょう。
手数料がかる
自動車税をクレジットカードで払うと、決済手数料がかかるデメリットがあります。自動車税をクレジットカードで払うメリットのなかで、還元率が1.0%以上のクレジットカードならプラスになると解説しました。
もし還元率が1.0%以上のクレジットカードで払えば、還元されるポイントで決済手数料が相殺されるので、手数料がかかるというデメリットを払拭することができます。
しかし、ポイント還元率が1.0%未満のクレジットカードの場合は、決済手数料を補てんすることができないというデメリットが発生してしまうのです。
納税証明書がすぐにもらえない
自動車税をクレジットカードで払うと、納税証明書をすぐにもらうことができません。また自治体によっては、納税証明書を送付しないこともあります。
クレジットカードで自動車税を払った場合は、クレジットカードの支払いが完了しないと納税証明書を発行することができません。そのため、自動車税を納付したあとにすぐに車検を受けなければならない場合は、納税証明書をもらうことができないため、車検を受けることができないという可能性が出てきてしまうのです。
たとえ車検を受けることができても車検証がないまま行動を運転してしまうと、無車検走行という道路運送車両法違反行為となってしまいます。すぐに納税証明書をもらいたい場合は、クレジットカード払い以外の支払い方法を選択するようにしましょう。
自動車税をクレジットカードで支払うメリットとデメリットをしっかりと理解できたら、次に電子マネーnanacoで自動車税を支払う方法もおさえておきましょう。
電子マネーnanacoで支払うと間接的にポイントが貯まる
電子マネーnanacoで自動車税を支払うと間接的にポイントを貯めることができるのも、見逃せないポイントの1つです。
では一体どのようにして電子マネーnanacoでポイント貯めることができるのでしょうか?具体的な内容を解説していきます。
クレカからチャージしたnanacoで支払う
クレジットカードからチャージしたnanacoで支払えば、nanacoチャージにより、クレジットカード利用分のポイントを貯めることができます。
ただし、セブンイレブン限定となる点で注意が必要です。
手数料がかからない
nanacoで自動車税を払えば、クレジットカードの決済手数料がかからないというメリットがあります。
先ほど自動車税をクレジットカードで払うメリットのなかで、ポイント還元率1.0%以上のクレジットカードなら、支払った決済手数料を取り戻すことができると解説しました。
ポイント還元率が0.5%のクレジットカードの場合は、自動車税が6万5千円であればポイント還元が325円になるため、決済手数料324円を取り戻すことができます。
しかし自動車税が6万5千円未満の場合は、決済手数料324円とポイント還元の差額分だけ損をすることになってしまいます。
そのため、ポイント還元率が1.0%未満のクレジットカードの場合は、クレジットカード払いよりもnanacoで支払ったほうがお得なのです。
まとめ
自動車税をクレジットカードで支払うメリットとデメリット&県別手数料一覧を最後までお読みいただきありがとうございました。
自動車税をクレジットカードで支払えば、お得にポイントやマイルを貯めることができるだけでなく、自宅で24時間いつでも納付できることや支払日が先延ばしになるメリットがあります。しかし、自治体によってはクレジットカード払いに未対応であったり決済手数料がかかったりするデメリットがあります。
とくにクレジットカードで自動車税を納税すると納付証明書が送付されるまでに時間がかかるため、車検切れになってしまわないように十分注意する必要があります。
自動車税をクレジットカードで支払うメリットとデメリットをしっかりと理解できれば、あなたにとってベストな支払い方法で自動車税を納税することができるようになります。
あなたも是非、クレジットカードでお得に自動車税を納税しましょう!