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クレジットカードは病院で使える?利用できる病院とできない病院の違い

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クレジットカードは病院で使える?利用できる病院とできない病院の違い
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急な疾病や怪我などの場合には病院やクリニックなどで、一刻も早い診察・治療が必要になります。

そうした時、「焦って手持ちのお金を確認せず病院に行き、会計時に支払いができず困ってしまった」という経験がある方もいるのではないでしょうか。

なかには「クレジットカードを持ってるから大丈夫」と考えている方もいるかもしれません。しかし、クレジットカードの決済端末は現時点では、 普及が進んでいるとは言えないのが実情です。

要チェック!

  • クレジットカードが利用できる病院できない病院がある
  • 病院側がクレジットカードの手数料を支払う必要がある
  • 今後クレジットカードが使える病院は増えると予想される

今回は、なぜクレジットカードが利用できない病院やクリニックが多いのか、また、 利用できる病院とできない病院の違いなどについて詳しくご紹介していきます。

  • 株式会社ポイ探 代表取締役

    監修者菊地崇仁

    1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。

    2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。

    約100枚のクレジットカードを保有、年間約150万円の年会費を支払っている、まさにクレジットカードの専門家。
    一般カードからプラチナカードまで幅広い層のカードを実際に保有・利用し、日々様々なメディアにて、使った人にしか分からない信用できる情報提供を行っています。所有されているすべてのカードを月に1度は必ず利用しながら、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。

    三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。

    【主な著書】
    新かんたんポイント&カード生活 (自由国民ムック)

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    編集者イーデス編集部

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    有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788

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病院側が手数料を払う必要があり、普及は遅れている

まず、はじめになぜ便利なはずのクレジットカードというサービスをすべての病院が導入しないのかについてですが、これは「病院側の経営的な負担」が最大の理由です。

クレジットカードは私たち利用者にとってはあまりデメリットのないサービスに見えますが、導入する病院側はクレジットカード会社に、 一定の手数料を支払わなければなりません。

つまり、クレジットカードでの支払いを可能にすると、病院が本来得られるはずの 利益が減少してしまうということになります。

そのため、「クレジットカードを導入したい」と思っていても、病院はなかなか積極的に導入できないのです。

クレジットカードが利用できる病院とできない病院の違いとは?

デビットカード

クレジットカードが利用できる病院、できない病院にはいったいどのような違いがあるのでしょうか?

以下で一般的な傾向について確認していきましょう。

大病院・大学病院

利用可能なところが多い。

ただし、大病院などであってもVisaやMastercard、JCB等の大手国際ブランドでなければ対応していないケースもあります。

中規模病院・市民病院

普及率は中程度。

近年は導入するところも増加してきているため、事前に確認するのがベストです。

小規模病院

まだまだ使えないところが多い。

使えない前提で、ある程度の現金も用意して来院するのが安心です。歯科医院でも対応しているクリニックは少なく、自費治療のみ受け付けていたり、「○○円以上なら利用可能」など制限を設けているところもあります。

以上、簡単にクレジットカードの使える病院と使えない病院の違いについて見てきました。

クレジットカードの暗証番号を入力する

主に病院の規模で判断できることが分かってもらえたかと思いますが、もちろん例外もありますので、心配な方はどの病院に来院する際も事前に確認しておくと良いでしょう。

また病院のなかには、クレジットカードが利用できることを、受付等に掲示していないところも少なからず見られます。

なので、できればクレジットカードを使いたいという方は、国際ブランドのマークが掲げてある病院やクリニックでなくても、会計時にとりあえず利用できるか聞いてみるのもオススメです。

菊地崇仁

菊地崇仁 / クレジットカード専門家

約100枚のクレジットカードを保有し、約130万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。
【専門家の解説】

東京都は中学生までの子供の医療費は無料となっています。その感覚で自分も診察をお願いして会計時に現金がないことに気がつきました。その病院はキャッシュレス決済非対応でしたので、結局近くのコンビニATMで引き出して支払う事になりました。

病院や学校など、まだまだキャッシュレス対応していない店舗も多いです。病院や学校などは滞納が少ないからキャッシュレス対応が遅れているのでしょう。大病院がクレジットカードに対応しているのは、入院費用の支払いなどで高額決済する場合があるためです。

しかし、クリニックなどでは少額のため滞納のリスクが少なく、カードの手数料を考えると導入するメリットがないのでしょう。
なお、クレジットカードによっては病院での支払い時のポイント還元率が下がる物もあります。アメリカン・エキスプレス・カードダイナースクラブカードは病院でクレジットカード決済ができたとしても、通常の半分のポイントとなるので注意してください。

これからクレジットカードを導入する病院は増える?

冒頭でまだまだ病院におけるクレジットカードの導入は進んでいないと述べましたが、今後、導入する病院やクリニックは増えていくことが想定されます。

その理由としては、以下のようなことが挙げられます。

患者の確保

コストを重視するあまり、利便性を軽んじて患者数が減ってしまっては本末転倒です。

クレジットカードを導入し利用しやすい病院としてアピールすることで、患者を確保する必要があります。

行政からの要請

総務省をはじめ東京都など行政機関がサービス向上などを目的として病院にクレジットカードの導入を要請しているケースもあり、こうした圧力も増加を後押しするでしょう。

※カードによる医療費の支払方式の拡大

これらのことから、今までクレジットカードを利用できなかった病院でも、徐々に利用できるところが広がっていくでしょう。

まとめ

3つのポイント

  1. 病院のなかにはクレジットカードの利用ができない病院もあります。
  2. 理由としては、クレジットカード会社に一定の手数料を支払う必要があるためです。
  3. 今後、導入する病院は増えていくことが想定されまずが、クレジットカードで支払いたい場合には、受付で一度確認するのが良いでしょう。

まだまだクレジットカードが利用できない病院が多いとはいえ、万が一の高額な医療費の支払い等にも対応でき、ポイントも貯まることから、クレジットカードは大変便利なものであることは間違いありません。

そのため、現金と一緒に携帯しておき、利用できるケースでは積極的に使っていくというのが賢い方法であると言えます。

その他、加盟店側が支払う手数料については「実は知らない?店側が支払うクレジットカードの手数料」の記事にまとめています。

病院と平行して薬局でのクレジットカード利用については、下記の記事を参考にしてみてくださいね。

歯科医院(歯医者)については、下記の記事を参考にしてみてください。

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