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クレジットカードの利用明細の見方&保管方法、あらゆる疑問を解説

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クレジットカードの利用明細の見方&保管方法、あらゆる疑問を解説
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みなさんはクレジットカードの利用明細を、きちんと管理できていますか?

「利用明細はなんとなく見ているだけ」という人は、利用明細を正しく管理していないことで、 思わぬトラブルを招いてしまう可能性があるかもしれません。 なぜ利用明細を正しく管理していないとリスクを抱えることになるのかを知りたいと思いませんか?

この記事では、利用明細の正しい見方や保管方法に加え、

  • クレジットカードの利用明細書の見方と、正しい管理方法が知りたい。
  • クレジットカードの利用明細は、いつ郵送されるのか知りたい。
  • クレジットカードの利用明細を、どのように見ればいいかどうかが知りたい。
  • クレジットカードの利用明細を、再発行したい。
  • クレジットカードの利用明細が、公的な領収書代わりになるのかどうか知りたい。
  • 「利用明細」と「利用控え」の違いが知りたい。
  • 利用明細と利用控えの照会方法と、いつ捨てるべきかが知りたい。

といった、利用明細に関するあらゆる疑問を解決する情報をお届けします。

これでクレジットカードの利用明細の正しい見方を知り、正しい管理方法を判断することができます。また、 利用明細に関するさまざまな疑問を解決することができるようになります。

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クレジットカードの利用明細で見るべきポイント

スケジュール

クレジットカードの利用明細で見るべきポイントは、以下の2つがあります。

  1. 利用履歴や支払方法に間違いがないか
  2. 口座の引き落とし日

それぞれの内容はオンラインと紙の明細のどちらにも言えることです。どのように確認するのかについてご紹介します。また、利用履歴が届く時期と更新される時期についても確認しておきましょう。

伊藤亮太

伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー

皆様にとって真に必要なライフプランニングの設計、資産運用相談を承っております。中立的な立場から、ご相談に応じます。砂金取りという趣味も実益をかねて実践中です。詳しくはZIPANNINGで検索を。

【専門家の解説】

皆さんは利用明細を毎月しっかり確認していますか?

金額だけ見て支払いさえできていればよいとか、貯まるポイント部分ばかり見ていませんか?

利用明細では、何を購入したのか履歴が明確に分かります。

また、支払い方法もしっかり確認すべきです。

1回払いで毎月支払っていると思ったら、りぼ払いになっていたといったことがあるとシャレにはなりません。1回払いで支払いが済んでいるかどうかしっかり確認してください。

この他、口座の引き落とし日も確認が必要です。

毎月何日の支払いなのか、支払日までにしっかり払えるように対応できているかどうか。
仮に支払日までに支払いが難しい場合には対応をどうするか?なとしっかり検討しなければなりません。

支払日に支払いがないとカード会社から連絡が来ることになります。注意が必要です。

もし支払い忘れが何回も続くといった場合、信用情報に傷がつく恐れがあります。

不正利用があっても気づかなければ無駄なお金を支払うことになります。

利用明細をしっかりと確認し、問題がないかどうか毎月チェックしてくださいね。

利用履歴や支払方法に間違いがないか

まず、利用履歴や支払方法に間違いがないかを確認しましょう。具体的にどのように確認すればいいのかは、以下4つのポイントがあります。

  1. カード控えの金額と間違いないか
  2. 思わぬリボ払いや分割払いになっていないか
  3. 請求漏れがないか
  4. 心当たりのない内容が記載されていないか

4つの具体的な内容について解説していきます。

カード控えの金額と間違いないか

まず、カード控えの金額と間違いないかを確認しましょう。カード控えは クレジット売上票やお 客様控えとして発行されます。カード会社から送られてくる利用明細と照合するためには、クレジット売上票やお客様控えをきちんと保管しておく必要があります。

店舗で利用したクレジット売上票やお客様控えは保管しておかなければ照合することはできませんが、オンラインで利用した場合は ネットショップの購入履歴や注文確認メールなどは残っているのではないでしょうか。これらの情報を頼りに、利用明細の内容と確認することができます。

楽天でお買い物をすればショップ名が記載されるため、何を購入したのかすぐに思い出せると思います。

しかし、amazonでお買い物をした場合は 「アマゾン」としか記載されていないため、何を購入したのかすぐに思い出せないこともあります。そんなとき注文履歴を確認すれば、不正使用されたのではないことが分かるため、誰でも安心することができます。

思わぬリボ払いや分割払いになっていないか

また、身に覚えのない支払方法になっていないかを確認しましょう。

具体的には、

  • 一括払いにしたはずがリボ払いになっている
  • 一括払いにしたはずが分割払いになっている

というようなことが挙げられます。

確認方法は、

  • 利用明細の支払回数がすべて1になっているか
  • リボルビング払いのご請求明細の欄がすべて0になっているか

の2つを確認することができれば、リボ払いや分割払いになっていないことが分かります。

普段は絶対に一括払いしか選択しないのに、なぜかリボ払いになっているという場合は、キャンペーンなどでリボ払いを選択しなかったかをよく思い出しましょう。

クレジットカードは締め日と請求日に開きがあるため、案外自分でリボ払いや分割払いにしたことを忘れていることもあります。カード会社のキャンペーンや特典などで、いつの間に誘導されてリボ払いを選択したのかもしれません。

ほかに考えられることとしては、 リボ払い専用カードを使っていたということがあります。自分では一括払いでカード利用しているつもりでも、そのカードがリボ払い専用であれば、一括払いにすることはできず、常にリボ払いで決済しなければなりません。

もし一括払いのつもりでカードを使っていたとしてもリボ払いになっていれば、支払う必要のない手数料を負担しなければなりません。いつのまにかリボ払いや分割払いになっていた…ということを未然に防ぐためにも、 利用明細をしっかりと確認することでトラブルを回避することができるようになるのです。

請求漏れがないか

請求漏れがないかを確認すれば、 勝手にリボ払いになっていないかを常に確認することができます。というのも、通常一括払いを選択すれば、利用した金額がそのまま請求されることになるからです。

たとえば7万円のルンバを購入したら、支払日に7万円がそのまま口座から引き落とされます。しかし毎月1万円のリボ払いを選択していると、7万円ではなく1万円とリボ払いの手数料しか引き落とされません。

請求漏れがないかを確認することで、 「自動リボ払いになっていないか」を確認することができるのです。

また、カードの利用店舗によっては次月の請求にのることがあります。締め日によって請求月が翌月になってしまうことがあるからです。

その場合は、翌月の利用明細を確認して、それでも請求漏れになっている場合はカード会社に連絡しておくと安心です。

心当たりのない内容が記載されていないか

心当たりのない内容が記載されていないかを、利用明細で確認しましょう。

具体的には、

  • 心当たりのない店舗名が記載されていないか
  • 心当たりのないキャッシングがないか

といった内容を確認することで、不正使用されていないかを確認することができます。

ほとんどのクレジットカード会社の利用規約では、紛失や盗難によって自分以外の他人がそのクレジットカードを利用したとしても、一定の条件を満たすことによって、不正使用された金額を支払わずに済みます。

しかしスキミングによって不正使用されてしまうと、紛失や盗難という扱いではなくなるため、不正使用の代金を支払わなければならないこともあります。

このような不正使用のトラブルを早期発見するためにも、利用明細を細かくチェックする姿勢が重要なポイントとなります。

伊藤亮太

伊藤亮太/ ファイナンシャルプランナー

皆様にとって真に必要なライフプランニングの設計、資産運用相談を承っております。中立的な立場から、ご相談に応じます。砂金取りという趣味も実益をかねて実践中です。詳しくはZIPANNINGで検索を。

【専門家の解説】

利用明細を確認していないと、不正請求などに気づかない恐れがあります。

毎月必ず利用明細は確認しましょう。

口座の引き落とし日

次に、口座の引き落とし日を確認しましょう。口座の引き落とし日は、ほとんどのカード会社で「お支払い日」として記載されています。口座の引き落とし日が金融機関の休業日になる場合は、翌営業日になります。

たとえば、

  • その月の27日が土曜日である

  • 29日の月曜日が口座引き落とし日になる

というように考えます。

そして口座引き落とし日の 前日までに、請求される金額の残高を用意しておく必要があります。そのため、口座の引き落とし日が月曜日だった場合は、その前日は土日になってしまうため、前の週の金曜日までに用意しなければならないということになります。

どういうことなのか、以下の流れで順を追いながらいつまでに用意すればいいのかを確認してみましょう。

  • 27日月曜日にクレジットカードの請求金額が引き落とされる

  • 前日までに用意しておかなければならない

  • 前日は26日の日曜日である

  • さらにその前日は25日の土曜日である

  • 土日祝日は翌営業日の扱いとなってしまう

  • 『前の週の24日金曜日までに用意しなければならない』

ということになります。

もちろん土日祝日にATMなどから入金することは可能です。しかし土日祝日は翌営業日の扱いとなるため、タイミングによっては引き落とし処理が行われたあとに入金処理が行われる可能性が出てきてしまいます。

そうすると、土日祝日に入金処理をしておいても、まったく意味がありません。

たとえば27日が金曜日であれば26日までに入金しておけば大丈夫です。しかし27日が月曜日の場合は24日金曜日までに入金をしておく必要があり、 いつもより2日早く現金を用意しておかなければならないということになります。

引き落とし日に口座の額が1円でも足りないと、引落しすることができません。残高不足に気が付かず、クレジットカード会社に連絡しないまま放置しておくと、支払う意思を確認することができないとして、 あなたの信用情報が著しく低下することになってしまいます。

利用明細が届いたら、口座引き落とし日が何曜日であるかを確認し、前日までに請求金額を用意しておくようにしましょう。

利用履歴が届く&更新される時期

利用履歴が届く時期と更新される時期は、カード会社によって異なります。主要カード会社の利用明細の郵送&更新時期を調査したので、参考にしてみてください。

主要カード会社の利用明細の郵送時期

主要カード会社の利用明細の郵送時期は以下のとおりです。

  • 楽天カード:毎月27日
  • JCB:毎月10日
  • 三井住友:毎月10日か毎月26日のどちらかを選択
  • 三菱UFJニコス:NICOSカードとJAカードは毎月27日、それ以外は毎月10日
  • オリコ:毎月27日

自分の給料日に合わせてクレジットカードを作成すれば、残高不足を心配する必要はありません。

主要カード会社の更新時期

主要カード会社の更新時期に関する見解は、以下のとおりとなっています。

楽天カード

→利用先の処理方法によっては利用明細がすぐに更新されない場合がありますが、通常は一定期間経過後、利用情報が楽天カード株式会社へ届き次第反映されます。

JCB

→利用した店舗からJCBに到着した売上データを随時集計するため、利用明細の更新に時間がかかることがあります。

三井住友

→利用データや売上伝票が三井住友カード会社へ到着次第の反映となるため、一律のタイミングでは更新されません。

三菱UFJニコス

→ご利用いただいた加盟店から三菱UFJニコスに到着した売上情報を随時処理しているため、利用明細への更新に時間がかかる場合があります。

オリコ

→利用金額が確定次第、確定日の翌日に更新されます。

利用明細の確認ポイントと送付時期、更新時期を確認できたら、次に 郵送で届く利用明細の正しい保管方法について解説していきます。

郵送で届く利用明細の正しい保管方法

クレジットカード

郵送で届く利用明細を正しく保管するために、知っておくべきポイントは3つあります。

  1. おすすめの保管期間
  2. 領収書の代わりにはならない
  3. 利用明細は基本的に再発行できる

それぞれの内容を詳しく確認しましょう。

内容を確認後、保管するおすすめの期間

筆者おすすめの利用明細の保管期間は、 5年間です。これは所得税の確定申告に必要な書類の保存期間となっているからです。

個人事業主として確定申告している人は、取引や業務に関して受領した書類の保存義務と保存年数が所得税法第148条と第232条、所得税法施行規則第63条と第102条にて定められています。

法律で定められている期間で保管しておけば、万が一のことがあっても 利用履歴という証拠を残しておくことができて安心です。

「副業もしていないし個人事業主でもないし、5年間もとっておけない…」という人は、年度が新しくなる毎に 1年間だけ保管しておくという方法もあります。年度末の大掃除の時期にその年の利用明細をすべて破棄して、リセットするというやり方です。

「1年分も保管しておくなんて無理…」という人は、 利用代金が口座から引き落とされるまでの期間だけ保管するようにしましょう。利用代金が口座から引き落とされているのを確認してから破棄するようにすれば、不正利用などの被害から身を守ることができます。

どの保管方法を選択するにせよ、利用控えと利用明細を突き合わせることを忘れないようにしましょう。そうすれば、 不自然な請求がすぐに分かるようになります。

領収書の代わりにはならない

クレジットカードの利用明細だけでは、領収書の代わりにはなりません。

そもそも領収書とは、代金を支払ったということを証明する書類です。クレジットカードの利用明細は、これから引き落とす予定を明らかにする「請求書」の意味合いが強いことから、領収書の代わりにはならないと考えることができます。(現に消費税法では、一定の事項が記載されていれば請求書として認められています。)

クレジットカードの利用明細を領収書の代わりにするためには、 実際に引き落とされた口座明細などとセットにしておく必要があります。口座明細とセットで保管しておけば、支払金額が一致していると判断することができるため、客観的な証拠証憑とすることができるでしょう。

利用明細は基本的に再発行できる

クレジットカードの利用明細は、基本的には再発行してもらうことができます。しかし、カードの種類や再発行可能期間によって再発行できない場合もあります。

再発行までの期間やかかる費用については、各カード会社によって異なります。クレジットカード裏面に記載された連絡先で確認してみてください。

まとめ

利用明細に関するあらゆる疑問を解決する情報を、最後にまとめます。

  • 利用明細で確認する3つのポイントは、「利用履歴」「支払方法」「口座の引き落とし日」
  • 筆者おすすめの利用明細保管期間は「5年間」
  • クレジットカードの利用明細だけでは代金を支払ったことを証明する領収書の代わりにはならない

また、利用明細をしっかりと確認しておけば、

  • 残高不足を引き起こさずに済む
  • 信用情報を傷つけずに済む
  • 不正利用をただちに発見することができる
  • 被害を最小限に抑えることができる

というメリットがあります。

これでクレジットカードの利用明細の正しい見方を知り、正しい管理方法を判断することができます。また、利用明細に関するさまざまな疑問を解決することができるようになります。

今まで「利用明細が届いたら、なんとなく目を通してすぐに捨てていた」という人は是非利用明細を正しく管理して、もっと安心できる毎日を過ごしましょう。

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