クレジットカードで安心ネットショッピング!安全に使って得をしよう

いまや当たり前になったネットショッピングでのクレジットカード利用。
購入するものによっては、スマホの格安SIMカードのようにクレジットカード決済が必須というものもあり、現金支払いでは不便に感じてしまうことも増えています。
それでも現金支払い派が多いこともまた事実。
かつてはクレジットカード情報の流出などの事故が多発し、その悪いイメージが残っているせいもあるでしょう。
しかし、実はそのイメージはもう古いのです。
現在では安全に利用できる環境が整い、クレジットカードで得られるメリットのほうが多数を占めています。
今回の記事ではクレジットカードをネットショッピングで使うことによるメリットを徹底解説します。
安全に利用するためのコツや、ネットショッピングに便利なおすすめカードの紹介もしていきますので、ぜひ最後まで目を通していただき、クレジットカードのネット利用について理解を深めるきっかけにしてください。
この記事の目次
- ネットショッピングをするならクレジットカードが断然便利
- 代引きや銀行振込では必要となる手数料がかからない
- 購入から配送まで時間がかからず商品がすぐ手元に届く
- クレカだけでなく店舗が発行するポイントまで獲得できることもある
- 利用金額を把握しやすくなるので家計の管理に役立つ
- 購入商品にトラブルがあったときでもショッピング保障があるから安心
- ネットショッピングで安心してクレジットカードを使うには
- 返品・返金にしっかり対応してくれる店舗かチェックする
- しっかりセキュリティー対策されているサイトかチェックする
- クレジットカードはネットショッピングで得するものを選ぶ
- ECサイトと提携しているカードはメリットが大きい
- 大手ポイントサービスと提携しているクレカに注目
- ネットショッピングにおすすめのクレジットカード4選
- 三井住友カード
- VIASOカード
- JCB CARD W
- Orico Card THE POINT
- まとめ
ネットショッピングをするならクレジットカードが断然便利
街で買い物をしてもさまざまなメリットのあるクレジットカードですが、ネットショッピングではさらに大きなメリットを実感することができます。
みなさんが現金払いで感じていた不満の多くは、クレジットカードを使うことできっと解消できるでしょう。
ここでは、クレジットカードをネットショッピングの支払いで使ったときに得られる以下のメリットについて詳しくご紹介します。
これまで現金払いしていた方は、メリットの内容を参考にしてクレジットカード払いへの切り替えを検討してみてください。
代引きや銀行振込では必要となる手数料がかからない
購入代金の支払いを現金で行おうとすると各種手数料が発生しますが、クレジットカードで決済すれば基本的に品代だけで済むのが大きな強みです。
現金払いをする主なケースとしては、代引き、銀行振込、コンビニ払いなどがあります。
代引き手数料はショップや品代によって異なりますが、少ないケースでも300円以上は必要。
銀行振込は同行宛てなら無料で済むこともありますが、他行宛てになると安くても110円はかかります。
コンビニ払いはネットショップ側で手数料を負担することが多いのですが、全てのショップが同じではありませんので注意が必要です。
その点、クレジットカードの場合は手数料が必要になることはなく、送料を除けば提示されている商品価格だけを意識するだけなのでわかりやすくて本当に楽です。
決済画面で合計価格を見て「こんなに高くなっちゃうの」と驚くこともなくなります。
購入から配送まで時間がかからず商品がすぐ手元に届く
ほとんどのネットショップは入金を確認した時点で商品発送の準備を始めます。
クレジットカード払いは購入確定操作とほぼ同時に入金されたことが確認できるので、購入した時間帯が早ければ即日発送され、すぐに商品を手にすることができます。
もし、銀行振込などで現金払いにしてしまうと、ショップの口座へ振り込まれるまでのタイムラグが発生し、ショップ側が入金を確認するまでムダな時間がかかってしまいます。
発送もその分遅くなってしまうので、商品が届くのは早くても2〜3日後ということになってしまいます。
急ぎで必要な商品なのに、いつ届くかじれったく思いながら待ちたくはありませんよね。
クレジットカード払いなら待たされるようなことはなく、欲しいときにすぐ手元へ商品が届いて便利です。
クレカだけでなく店舗が発行するポイントまで獲得できることもある
ネットショップやECサイトが独自のポイントサービスを提供している場合、商品代金をクレジットカードで支払うことにより、ポイントを二重に獲得できることがあります。
例えば、楽天やAmazonでは購入金額に対して1%分の楽天ポイントやAmazonポイントを付与しています。
これらのECサイトで10,000円の買い物をした場合、現金払いではそれぞれのECサイトが付与する100ポイントしか手に入りません。
もし、100円ごとに1ポイント付与されるクレジットカードでこの代金を支払えば、ECサイトのポイントとは別にクレカの100ポイントも同時に獲得することができるため、合わせて200ポイントが手に入る計算になります。
ポイントは次回以降の買い物で代金充当できるケースが多いので、クレジットカードでの支払いはたいへんお得感が高いといえるでしょう。
ネットで買い物するなら断然クレジットカードが有利です。
利用金額を把握しやすくなるので家計の管理に役立つ
支出を買い物ごとに管理しなければならない現金払いと異なり、クレジットカードでは利用明細として一覧にまとめられることも強みです。
その都度家計簿に記録していかなくても、郵送で月一回届く利用明細を見れば、いつ、どこへ、いくら支払ったかが一目瞭然。家計の管理が大幅に捗ります。
とくにネットショッピングでは、現金払いをすると銀行振込などが間に挟まるため、何の目的でどこへ支払ったか混乱しがち。
クレジットカードで支払えば情報がすっきりと整理されるので、家計簿をつけるときにいつも頭を悩ませている方におすすめです。
購入商品にトラブルがあったときでもショッピング保障があるから安心
ほとんどのクレジットカードにはショッピング保障が付帯されています。
もし購入した商品を壊してしまったり、盗まれてしまったりしたときでも、わずかな自己負担金で買い戻すことができることもクレジットカードの強みになります。
ショップ側の保証は初期不良などに対する返品・交換がほとんど。メーカー保証にしても、保証期間内に自然に壊れてしまった商品に対する交換・無償修理しか期待できません。
現金購入では、うっかり壊してしまったときや盗難にあったときに泣き寝入りするしかないので、クレジットカードには段違いのメリットがあるといえます。
さすがにクレジットカードのショッピング保障にも補償対象外となるケースはありますが、現金と比較して安心の幅が大きくなることは歴然。
とくに高額商品を購入するときは、「もしも」のときを考えてクレジットカードで支払うようにするべきです。
クレジットカードをネットショッピングで使うメリットはわかりましたが、安全に利用するためにはいくつか知っておきたいポイントがあります。
次の項からは安心してクレカ払いするためのポイントを見ていきましょう。
ネットショッピングで安心してクレジットカードを使うには
ネットショッピングでクレジットカードを安心して使うには、いくつか知っておいたほうがいいポイントがあります。
トラブルが多発していた昔と違って、カード会社やショップもしっかり対策をするようになったので神経質に全てを精査する必要まではありませんが、万全を期すためにも基本知識として覚えておきましょう。
返品・返金にしっかり対応してくれる店舗かチェックする
購入前に実際の商品を確認できる実店舗と違い、ネットショップの商品は手元に届くまで状態がわからないので、不具合があったときにちゃんと返品・返金対応してくれるショップであるか確認することが大切です。
よほど酷いショップでないかぎり返品・返金対応はしてくれるものですが、販売者によっては「開封後返品不可」など条件付けしているところもあって油断はできません。
販売ページや決済画面などをくまなくチェックして、返品・返金の可否、返品時の条件などをしっかり把握しておきましょう。
しっかりセキュリティー対策されているサイトかチェックする
安全に取引できるECサイトであるかは技術的な要素が多く、普通のユーザーではなかなか判別するのが難しいチェックポイントです。
しかし、簡単にできる数少ないチェック要素としてネットブラウザのURL表示欄の確認があるので、これだけは必ずチェックするように心がけましょう。
URL表示欄のチェック要素は
- 「鍵マーク」の有無
- 「https;//〜」からはじまるアドレスであるか否か
の2点。
鍵マークは認証局が正しいサイトであると認めた印です。
認証局が発行する電子証明書が導入されているサイトでなければ表示されないマークなので、鍵マークが表示されていれば信用度の高いサイトの証となります。
「https;//〜」からはじまるアドレスは、パソコンやスマホとサーバーの間が暗号化されていることを意味します。
このアドレスが使われていれば、クレジットカード番号などの大切な情報が外部から解読できない形式で送受信されるサイトだとわかるので、データ傍受による漏洩のリスクはほとんど心配なくなります。
クレジットカードのセキュリティー対策も合わせてチェック
ユーザーができるセキュリティー対策が分かったところで、クレジットカード自体にもしっかりとしたセキュリティー機能が備わっているかチェックしましょう。
最近ではカード会社側も不正利用のリスクに備えて、各種認証システムを導入するところが増えています。
以下でご紹介するセキュリティー機能は代表的なものになるので、これらの機能が備わっているクレジットカードをネットショッピングで利用すると安心です。
ネットショッピング認証サービス
「ネットショッピング認証サービス」とは、パスワードを使ってカード利用者本人であるかをチェックする仕組みです。
ショップがこの仕組みに対応していることが前提になりますが、ECサイト側にパスワードの内容が記録として残らないので、安心して認証操作を行うことができます。
不正使用感知システム
「不正使用感知システム」とは、クレジットカードの利用に不審な点がないかを24時間体制でモニタリングする仕組みです。
もし、第三者による不正が疑われる利用情報があれば即座にカード利用を保留。事前に被害を防止、ないしは早期発見して最小限に被害を抑えることができます。
VISA認証サービス
「VISA認証サービス」はかつての名称で、現在はVisa Secureの名称で提供されています。
VISA認証サービスのほうが浸透している名称なので、ここではその名称でご説明します。
VISA認証サービスも先述したネットショッピング認証サービスと同様に、本人だけが知りうる情報を使ってカード利用者本人であるか否かをチェックするシステムです。
その名が示すように、VISAカードでのみ導入されているサービスです。
ワンタイムパスワードを使って認証するのでセキュリティー性が高く、もし不正利用が発生してしまっても60日間内であれば補償が受けられるから安心です。
3Dセキュア
「3Dセキュア」とは先述したVISA認証サービスと同様のセキュリティーシステム。
元々はVISAが開発した仕組みですが、他の国際ブランドも同じ仕組みを採用し、現在では世界標準の本人認証システムとして3Dセキュアの呼称が使われています。
各国際ブランドで名乗っている名称は、
- Verified by Visa(VISA)
- Mastercard Secure Code(マスターカード)
- J/Secure(JCB)
- SafeKey(アメックス)
- Protect Buy(ダイナース)
になりますが、内容はどれも同じ3Dセキュアです。
バーチャルカード
「バーチャルカード」とはネット決済専用のカードで、事前に任意の金額をチャージするプリペイドでクレジットカードのように利用できるものです。
(後から利用代金を口座から引き落とすポストペイ式もあり)
既存のクレジットカードに付帯する機能というわけではないのですが、持っているクレジットカードをネット利用するのにどうしても抵抗があるという人は、こういったものがあるということを覚えておいてください。
クレジットカードをネットで安心して使うためのチェックポイントが理解できたところで、次はネットショッピングで大きく得するためのカード選びについて見ていきましょう。
クレジットカードはネットショッピングで得するものを選ぶ
クレジットカードの中には、実店舗で買い物するよりもネットショッピングで使ったほうが大きく得するものがあります。
メリットの多くはポイント還元率に関係するものですが、これを意識するのとしないのとでは結果として大きな差が生まれます。
ここでは、どのようなカードを選べば得をするのか具体的に見ていきましょう。
ECサイトと提携しているカードはメリットが大きい
ECサイトと提携しているカードや、ECサイトが自社ブランドで発行しているカードは実感として得られるメリットが大きいので、特定のECサイトを利用することの多い方はそのようなカードを選ぶとよいでしょう。
クレジットカード会社によっては会員向けに独自のショッピングモールサイトを提供し、そこを経由して買い物することで大幅にポイント還元率をアップしてくれるところがあります。
また、楽天市場やAmazonのようなECサイトでは自社ブランドのカードを発行し 、他社カードよりも優遇してポイントを付与しているところもあります。
何も考えずに他社のカードを使ってしまうと基本ポイントしか付与されず、それと比較すれば圧倒的にお得なのはいうまでもないでしょう。
会員向けショッピングモールサイトや、ECサイトが発行する自社ブランドカードの有無は、カードを検討するときに必ず意識することをおすすめします。
大手ポイントサービスと提携しているクレカに注目
ネットショッピングでクレジットカードへお得にポイントが貯まるといっても、そのポイントの使いみちが限られていては絵に描いた餅になってしまいます。
貯まったポイントを有効的に活用したいならば、Tポイントや楽天ポイントなど、大手ポイントサービスと提携しているクレジットカードを選ぶとよいでしょう。
カードの独自ポイントを他社ポイントに変換するサービスを提供している会社もありますが、1対1のレートであることは少なく、変換することで結果的に得した分が帳消しになってしまうことも。
はじめから大手ポイントサービスのポイントが貯まるようになっているクレジットカードであれば変換ロスもなく、100%のポイントを活用できます。
最後はネットショッピングで利用したい、おすすめのクレジットカードを4枚紹介します。
ネットショッピングにおすすめのクレジットカード4選
ここまでお読みになって、クレジットカードをネットショッピングで使ってみようかと考えはじめた方も多いのではないでしょうか。
そこで締めくくりとして、ネットショッピングの利用でとくにメリットを実感できるクレジットカードを4つ、おすすめとしてご紹介します。
いずれのカードもユニークなサービスを提供しており、ネットショッピングを楽しんでいるユーザーからの評判も高いことで有名です。
これからネットショッピングで積極的にクレジットカードを使おうとしている方はぜひ参考にしてみてください。
三井住友カード
「三井住友カード」はセキュリティレベルの高さで知られるカードの1つ。
ネットショッピングで現金払いする方の多くは、セキュリティ面を心配してのことだと思いますが、そんな方たちにこそ注目していただきたいクレジットカードです。
加盟ネットショップで本人を確認するためのパスワードが記録として残らない「ネットショッピング認証サービス」や、VISAカードならではの「Vpassパスワード」「ワンタイムパスワード」などの仕組みが不正利用からしっかり保護してくれます。
もし不正利用が発生した場合でも、60日以内であれば補償されるサポート体制もあるので安心。
これまでネットショッピングのクレジットカードに不安があった方はぜひ検討してみてください。
VIASOカード
ポイント還元率は一般的なクレジットカードと同水準の0.5%ですが、ネットショッピングでは会員専用の「Point名人.com」からECサイトにアクセスすることで、最大10%まで大幅に上昇する見逃せないカードです。
貯まったポイントは、特別な手続きをしなくても入会月のカード利用料金から自動で相殺される仕組みなのも大きな特徴。
※請求がない場合は登録口座に振り込み
支払い代金に充当できるポイントよりも魅力的に感じる方は多いのではないでしょうか。
JCB CARD W
クレジットカードの多くは購入金額の0.5%をポイントで還元していますが、「JCB CARD W」では最低でも1.0%を還元。
他よりもポイントが貯まりやすい高還元率カードとして人気を集めています。
還元率の高さはもちろんネットショッピングでも有効。
申し込める年齢は18~39歳までと条件がありますが、年会費がかからない永年無料のカードなので、年齢条件を満たす方におすすめです。
Orico Card THE POINT
「Orico Card THE POINT」もまた、ポイント還元率の高さで人気のカードです。
普通に利用するだけでも基本還元率が1.0%以上と高い水準にありますが、会員向けに提供されているショッピングモールサイト「オリコモール」を経由して買い物をすれば、さらに0.5%が上乗せされます。
オリコモールにはAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要ECサイトも登録されているので、ネットショッピング派にはたいへんお得なクレジットカードだといえるでしょう。
まとめ
かつてのネットショッピングではクレジットカードが不正に利用されることが多かったので、現在でも不安を引きずってカード払いに対して消極的になっている方も多いと思います。
しかし、現在ではネットショップ側のセキュリティ意識が大幅に向上し、カード会社も可能な限り万全の対策を施すようになったので、滅多なことでは事故が起こらない環境になりました。
いつまでもネット上のクレカ利用に不安を抱えたままで、大きなメリットを逃してしまうのは大変もったいない話。
今回の記事で安全性と具体的なメリットが理解できたなら、今後は積極的にクレジットカードを利用してみてはいかがでしょうか。