【必読】海外旅行でおすすめなクレジットカードはこの8つ!海外でクレカが必要な理由と注意点も要チェック!
監修者:クレジットカード専門家 菊地崇仁
海外旅行は楽しみな反面、
「何から準備をしたらいいの?」
「何に気をつけないといけないの?」
と漠然と不安を感じることが多いものです。
そんな方は、まずクレジットカードを持っていくことをおすすめします。
家族旅行や学生旅行、あらゆる旅行先、出張先などで活躍してくれるクレジットカードですが、中でも海外旅行においてクレジットカードを持っていると、以下のようなメリットがあるのです。
日本では今まさに、キャッシュレス社会に向けて国を上げて推進していますが、海外ではすでにキャッシュレスが当たり前のように普及しています。
路上の屋台であってもキャッシュレスで決済できる海外にて、クレジットカードがあるかないかで支払いにおけるストレスに大きな差が生じることは容易に想像できます。
本記事では、海外旅行におすすめのクレジットカードはもちろん、
など、「クレジットカード」「海外」に関わる役立つ情報を解説していきます。
ヒルトンユーザー必見!
この記事の目次
- 海外旅行に持っていきたいおすすめのクレジットカード8選
- JCB CARD W
- エポスカード
- セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
- 楽天カード
- ライフカード「旅行傷害保険付き」
- 【ゴールドカード編】エムアイカード ゴールド
- 【ゴールドカード編】MUFGカード・ゴールドプレステージ・アメリカン・エキスプレス・カード
- 【ゴールドカード編】オリコカード THE POINT PREMIUM GOLD
- 海外旅行でクレジットカード利用をおすすめする4つの理由
- 1.現金の紛失・盗難のリスクを減らせる
- 2.クレジットカード手数料の方が両替の手数料よりも安い
- 3.クレジットカードは両替の時間がかからない
- 4.保険、盗難時の補償などがある
- 海外キャッシングなら現金も調達可能
- クレジットカードは身分証としても使える
- 審査を通過した人がクレジットカードを持てるから
- クレジットカードが補償金の変わりになる
- 海外で共通した身分証明=クレジットカード
- 快適な旅行のために知っておきたいこと
- 貴重品は必ず肌身離さず持ち歩く
- サインをする前に明細をよく確認する
- もしもの時の連絡先をメモしておく
- 迷ったら支払いは現地通貨で
- カードの暗証番号を覚えておく
- まとめ
海外旅行に持っていきたいおすすめのクレジットカード8選
さっそく、当サイトおすすめの「海外で使うならこのカード」という一般のクレジットカードを8つ厳選してご紹介します。
厳選方法は
- 年会費
- 付帯保険
- 国際ブランド
- マイル還元率
- 手数料
- トラベルサービス
それぞれで点数化し、合計得点の高かったカードをまとめました。
また、別枠として、以下のおすすめのゴールドカード3選についても紹介します。
それぞれのカードについてどのようにおすすめなのかを詳しく見ていきましょう。
【最強一般カード5種の徹底比較表】
カード |
総合人気No.1! ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 | 税込3,300円 (※初年度&25歳以下は無料) | 無料 | 初年度無料 2年目以降1,375円(税込) |
ブランド | JCB | VISA | アメリカン・エキスプレス | VISA MasterCard JCB アメリカン・エキスプレス | VISA MasterCard JCB |
海外旅行保険 | 最高2,000万円 | 最高500万円 | 最高3,000万円 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
リンク |
【動画でわかりやすく解説!】
JCB CARD W
※翌日お届け対象外
旅行先で日本語対応のサポートが受けたい方は「JCBカード」をおすすめします。
JCBカードの会員なら世界約60カ国にある海外サービス窓口「JCBプラザ」で、海外旅行のサポートサービスを受けることができます。
JCBプラザで受けることができるサービスは以下の通りです。
- 案内(JCB加盟店、観光情報案内)
- 予約(ホテル、レストラン、オプショナルツアー、各種チケットなど)
- 緊急サービス(JCBカードの紛失・盗難時のサポート)
- Wi-Fi無料サービス
JCBプラザ設置場所については、こちらからご確認ください。ただし、JCBカードは海外ではVISAやMasterCardといったブランドよりも使える店舗が少ないのが実状です。
JCBカードのほかに海外で利用可能店舗が多い、VISAかMasterCardのクレジットカードをもう1枚持っていくことをおすすめします。
以下、JCB CARD Wの海外旅行保険の内容となります。
保険内容 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 100万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 100万円(1疾病の限度額) |
賠償責任 | 2,000万円(1事故の限度額) |
救護者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品傷害 | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
エポスカード
はじめて海外旅行に行く人には「エポスカード」がおすすめです。
エポスカードはファッション商業施設として有名な、「マルイグループ」が発行しているクレジットカードです。
はじめての海外旅行に特におすすめのポイントは以下の通りです。
- 年会費永年無料で最短即日発行なので、急いでクレジットカードが欲しい場合に便利
- 国際ブランドは世界シェアNo.1のVISAなので使える店舗が多い
- 最高500万円の海外旅行保険が自動付帯している
- 緊急デスクが24時間日本語でサポート
また、エポスカードの海外旅行保険の内容は以下の表の通りです。
保険内容 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任 | 2,000万円(1事故の限度額) |
救護者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品傷害 | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
※1 25歳以下無料!
※2 来店でのお受け取り(最短即日発行)の場合は、ICチップ機能の無いカードのお渡しとなります
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは普通カード並みの年会費で、空港から自宅までのスーツケース宅配が1点無料になったり、旅行保険が充実していたりと特典が人気のクレジットカードです。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードのメリットは以下の通りです。
また、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは海外旅行保険の内容は以下の表の通りです。
保険内容 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 300万円(1疾病の限度額) |
賠償責任 | 3,000万円(1事故の限度額) |
救護者費用 | 200万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品傷害 | 30万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
楽天カード
楽天カードは、年会費無料で比較的に審査に通りやすいため、はじめてクレジットカードを作る方に向いているカードです。
楽天カードのメリットは以下の通りです。
- 基本還元率が1.0%と平均以上
- 年会費永年無料
- 海外旅行保険は利用付帯ながら最高2,000万円
- ANAマイルへの以降が可能(楽天ポイント2ポイント=ANA1マイル)
- ハワイラウンジの利用が無料(同伴者も無料)
以下の表が、楽天カードに付帯している海外旅行保険の内容です。
なお、この保険は利用付帯保険ですので、申込む際には保険が付帯される条件を確認してください。
保険内容 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 200万円(1疾病の限度額) |
賠償責任 | 2,000万円(1事故の限度額) |
救護者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品傷害 | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
ライフカード「旅行傷害保険付き」
ライフカード「旅行傷害保険付き」は、コストがさほどかからず、使い勝手の良いカードであればとお考えの方におすすめのカードです。
ライフカード「旅行傷害保険付き」のメリットは以下の通りです。
- 年会費は1,375円(税込)と非常にお手頃
- シートベルト傷害保険やカード会員保障制度などの付帯保険が充実
- ANAマイル還元率0.25%
以下の表が、ライフカード「旅行傷害保険付き」に付帯している海外旅行保険の内容です。
保険内容 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 200万円(1疾病の限度額) |
賠償責任 | 2,000万円(1事故の限度額) |
救護者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品傷害 | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
【ゴールドカード編】エムアイカード ゴールド
ゴールドランクのカードの為、上でご紹介したカードに比べると少し年会費が高いようにも思えますが、この1枚を持っているだけで最高額1億円の海外旅行保険が自動付帯します。
補償対象には家族カード会員も含まれるなど、かかるコスト以上に補償内容の充実した1枚です。
エムアイカード ゴールドカードのメリットは以下の通りです。
- 還元率が常に1.0%以上
- 最高1憶円の海外旅行傷害保険がなんと自動付帯
- 手荷物宅配サービスやクロークサービスが優待価格で利用可能
- 空港ラウンジの利用が無料
- さとふるやスターバックスオンラインチャージでの利用で還元率2.0%アップ
また、エムアイカード ゴールドの海外旅行保険の内容は以下の表の通りです。
保険内容 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高1憶円 |
傷害治療費用 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 |
賠償責任 | 5,000万円 |
救護者費用 | 400万円 |
携行品傷害 | 100万円(1旅行の限度額) |
【ゴールドカード編】MUFGカード・ゴールドプレステージ・アメリカン・エキスプレス・カード
MUFGカード・ゴールドプレステージ・アメリカン・エキスプレス・カード 初年度: 無料(Web入会限定) 2年目以降: 11,000円(税込) 0.49%~0.99% 最短3営業日
年会費 ポイント還元率 発行スピード 国際ブランド
電子マネー
MUFGカード・ゴールドプレステージ・アメリカン・エキスプレス・カードは、飛行機に乗る機会や空港ラウンジを利用する機会が多い人におすすめのクレジットカードです。
また、家族で一緒に旅行に行きたい人も持っていて損はありません。
そのメリットは以下の通りです。
- 「POINT名人.com」を経由して買い物をすると、最大25倍ポイントがたまる
- 国内・海外ともに旅行傷害保険は最高5000万円
- 海外渡航便遅延保険は最高2万円
- ショッピング保険は最高300万円
- 記念日はポイント2倍
- 空港ラウンジやハローデスクなどのトラベルサービス
- 24時間受付のコールセンターをフリーダイヤルで利用可能
また、MUFGカード・ゴールドプレステージ・アメリカン・エキスプレス・カードの海外旅行保険の内容は以下の表の通りです。
保険内容 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 200万円 |
賠償責任 | 3,000万円 |
救護者費用 | 200万円 |
携行品傷害 | 50万円(1旅行の限度額) |
【ゴールドカード編】オリコカード THE POINT PREMIUM GOLD
初年度: 1,986円(税込) 2年目以降: 1,986円(税込) 1.0%〜2.5% 最短8日程度
年会費 ポイント還元率 発行スピード 国際ブランド
電子マネー
オリコカード THE POINT PREMIUM GOLDの年会費は1,986円(税込)と、ゴールドカードとは思えない破格の年会費です。
リーズナブルにゴールドカード
オリコカード THE POINT PREMIUM GOLDのメリットは以下の通りです。
- 還元率が常に1.0%以上
- 年会費が1,986円(税込)とリーズナブル
- iDとQUICPayの2種類の電子マネーが搭載
- 手荷物宅配サービスやショッピングガードも付帯
- Orico Club Offで飲食店やホテルが優待価格で利用可能
また、オリコカード THE POINT PREMIUM GOLDの海外旅行保険の内容は以下の表の通りです。
保険内容 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 200万円 |
賠償責任 | 2,000万円 |
救護者費用 | 200万円 |
携行品傷害 | 20万円(免責1事故3,000円) |
海外旅行でクレジットカード利用をおすすめする4つの理由
海外旅行中の費用は、最低限の現金とクレジットカードをうまく活用する方法がおすすめです。
一見、現地通貨に両替して持ち歩けば、いくら使ったかがすぐにわかり管理が簡単と思う人も多いかもしれません。
それでもクレジットカードをおすすめする理由を以下の4つの観点から解説します。
これだけではいまいちピンと来ないかもしれないので、それぞれご説明します。
1.現金の紛失・盗難のリスクを減らせる
クレジットカードは暗証番号など本人確認が取れなければ利用できませんし、紛失・盗難に遭ってもカードをストップすることができます。
多額の現金を持ち歩くというのは盗難や紛失のリスクが伴います。多額の両替や多額の現金での支払いは人目につきやすく、スリなどの被害にあう確率が高まり危険です。
2.クレジットカード手数料の方が両替の手数料よりも安い
クレジットカード利用の為替手数料は、現金を両替するよりも安いです。
以下為替手数料の例になります。
現金両替の手数料(空港):2.8%~3.0%程度に対して…
- VISA為替手数料:1.63%
- Mastercard為替手数料:1.63%
- JCB為替手数料:1.60%
- アメックス為替手数料:2.0%
※通貨やカード会社の手数料によっても変動します。
同じ日本円を海外で利用しようとした際、手元に残るお金がもっとも多くなるのがクレジットカードでの決済です。
さらに、余った現地通貨を日本円に両替する際にも手数料がかかります。せっかくの現金が両替の手数料で目減りしてしまうのはもったいないということです。
3.クレジットカードは両替の時間がかからない
クレジットカードは、買い物時に暗証番号やサインするだけで利用できます。サインはあらかじめ決めたものであれば、日本語(漢字)でも英語でもかまいません。
レジ周辺や店の入り口に国際ブランドのステッカーが貼ってあれば、国内でいつも利用しているように、海外でもクレジットカードが使えるのです。引き落としのタイミングなども同じです。
両替はどこでもできるわけではないため、入国後や出国時の慌ただしい中両替所を探すだけでも一苦労です。
空港や駅の両替所が便利ですが手数料が高い場合が多く、また夜間はやっていないなど不便に感じることがあります。
4.保険、盗難時の補償などがある
海外旅行にクレジットカードを持っていくといい大きな理由の一つとして、カードに付帯する保険や補償の存在があります。
海外では基本的に健康保険がきかず、万が一ケガや病気をしてしまったとき大きな出費を余儀なくされます。そんな時、海外旅行保険の付帯したクレジットカードを持っておけば安心ですよね。
また、カードを紛失した際や、盗難に遭い不正利用されてしまったときのための補償が付帯したカードもあります。
スリの多い国に行くときなどは、そういったリスクに対しても対策を取っておくべきでしょう。
ただでさえ不安の多い海外旅行を安心して楽しむためにも、クレジットカードに付帯した保険や補償は要チェックです。
便利で簡単、さらに安心というだけでなく、両替手数料やポイントの面から考えても、クレジットカードをおすすめします。
海外キャッシングなら現金も調達可能
海外旅行でクレジットカードをメインで利用することをおすすめしましたが、中にはカードが使えない場面もあります。
必要最低限の現金が必要ですが、そんな時に海外キャッシング(現金引き出し)をおすすめします。
実は現金を空港で両替するよりも、金利とATM手数料を差し引いても、安くてお得なことがあります。
利用方法は、銀行ATMでキャッシュカードから現金を引き出すのと同じ要領で可能です。
エポスカードや三井住友カードなど、人気のクレジットカードもキャッシング枠が指定されていればどのクレジットカードでも利用できます。
キャッシング利用方法や返済方法についても、下記の記事を参考にしてみてください。
クレジットカードは身分証としても使える
サインひとつでキャッシュレスで買い物ができる便利なクレジットカード。
実は海外では特に身分証の代わりになるものとして貴重な存在です。でもどうして身分証の代わりになるのでしょうか?
クレジットカードは、
- カード所有者
- カード会社
- 加盟店
これらの3者間にできる信用の輪によって成り立っているものです。
クレジットカードを利用する際、加盟店はカード会社が後日支払いをしてくれる事を信用して所有者に対してサービスを提供します。
そして、カード会社はカード所有者が後日代金を支払いしてくれることを信用して代金を立て替えます。
このように信頼関係がなければ成り立たないサービスがクレジットカードなのです。
審査を通過した人がクレジットカードを持てるから
そのため、クレジットカードを所有するためには一定の審査が必要です。
申し込みの際に、
- 年齢
- 勤務先情報
- 年収
- 居住形態
- 居住年数
などを確認し、安定した収入や安定した住まいがあるかなど支払能力に問題がないかを審査したうえでクレジットカードが発行される仕組みなのです。
海外ではこのことから、
クレジットカードを所有している=カード会社からの信用を得ている
と捉えられ、クレジットカードを所有しているだけで多くの場面で身分が保障されていると考えられるのです。
クレジットカードの審査内容についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
クレジットカードが補償金の変わりになる
例えば、レンタカーを借りるときや、ホテルのチェックインなど海外ではお店側が万が一のことを考えて事前にまとまった金額の補償金(デポジット)を求めてくる場合があります。
こういった場合、クレジットカードを提示すればこのような事前の補償金が不要になるケースがほとんどです。
それはレンタカー会社やホテルは、補償金を預からなくてもいざというときはクレジットカードを通して利用者に代金を請求できるからです。
一方クレジットカードを持っていない場合は、レンタカーを借りることやホテルでの宿泊予約ができない場合すらあるのです。
海外で共通した身分証明=クレジットカード
日本では身分証といえば、運転免許証や健康保険証などが一般的ですが、海外では世界で共通して利用できるクレジットカードが支払能力があることを証明してくれ、強いては身分を証明してくれるわけです。
快適な旅行のために知っておきたいこと
クレジットカードは、その1枚で買い物やサービスの提供を受けることができるだけでなく、身分証の代わりになったり、海外旅行傷害保険が付帯されていたりと、とても便利なものです。
しかしその分、紛失・盗難などには十分な注意が必要です。特に、海外では日本にいる時以上に注意をしましょう。
ここではトラブルを未然に防ぐための以下の5つの方法を紹介したいと思います。
貴重品は必ず肌身離さず持ち歩く
海外でのトラブルで多く報告されているものの1つが置き引きです。
レストランやファーストフード店で少し席を離れた時や、携帯電話などに夢中になっている隙に置き引きに遭うということがよくあります。
とても基本的な事ですが、貴重品はできるだけ身近に肌身離さず持ち歩くようにしましょう。パスポートや財布、携帯電話が入ったカバンを盗まれると、せっかくの旅行も楽しめなくなってしまいます。
治安のいい日本では、席にカバンを置いて飲み物を取りに行ったりする光景をよく見かけますが、海外では論外です。
いくら治安がいい地域だといわれていても、盗まれる可能性は日本よりも高いと思ってください。
サインをする前に明細をよく確認する
クレジットカードを利用するとき、利用明細に間違いがないか確認しておきましょう。
レストランなどで、店員が断りもせずチップを上乗せして、請求してくる場合がよくあるからです。
また、チップ欄や合計欄が空欄になっているときもありますので、そのときはご自身で金額を記入したうえでサインをしてください。
空欄のままサインをしてしまうと、あとから店員に勝手な金額を記入されてしまう場合もあるからです。
また、利用した金額をあとから確認するために、旅行中のカード利用控えは必ず保管しておきましょう。
後日カード会社から届く利用明細と照らし合わせ、自分が利用した覚えのない請求が見つかればすぐにカード会社に連絡をしてください。
もしもの時の連絡先をメモしておく
カードを紛失したり盗難に遇ったりした場合は、すぐにカードを使えなくする手続きが必要です。
そのために、
- カード会社の連絡先
- カード発行会社名
- カード番号
- カード有効期限
をメモして常に持ち歩くようにしましょう。
迷ったら支払いは現地通貨で
海外でカードを利用すると、「現地通貨と日本円のどちらで支払うか」を聞かれる場合があります。
このとき日本円での支払いを指定すると日本円に換算した金額で伝票が作成されるのですが、このときに手数料が上乗せされているケースがあるので注意してください。
日本円に換算したことによって、加盟店が好きな手数料を請求できることになっているため、「計算したら現地通貨と金額が違った!」なんていうこともあります。
迷ったら現地通貨で、クレジットカード決済することをおすすめします。
カードの暗証番号を覚えておく
クレジットカードにはICチップが埋め込まれているものがあります。
このIC対応カードの場合、利用時に暗証番号が必要なときがあり、暗証番号が分からなければ決済できない場合がありますので事前に確認しておき忘れないようにしましょう。
まとめ
最後になりますが、出国前には必ず旅行中のマネープランを考えておきましょう。旅行中にいくら使うか予算を決めておくのです。
旅の行程表と照らし合わせながら、
- 「現金はいくら用意するのか」
- 「クレジットカードはいくらまで利用するのか」
をイメージしておきましょう。
旅行の計画と同じく、お金の利用計画を立てることも、快適な旅行にするためには大切なことなのです。
- 海外旅行ではクレジットカードが身分証の役割を果たす
- 海外では紛失・盗難への対策を万全にしておく
国内ショッピングや通販利用時だけでなく、海外でも大活躍するクレジットカード。是非お気に入りのクレジットカードとともに、安心安全で楽しい海外旅行にしてくださいね。
- 監修者:クレジットカード専門家 菊地崇仁
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約80枚のクレジットカードを保有し、約130万円の年会費を支払っている。 一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。