おすすめはコレ!ロードサービス付きのクレジットカードを比較しよう

車を利用しているのであれば、急な事故やトラブルに対応してくれるロードサービスは、ぜひとも入会しておきたいところです。
日頃からよく車を利用する人であれば、
- ロードサービスのついたクレジットカードが欲しい
- クレジットカードのロードサービスの例が知りたい
- 無料でロードサービスのつくクレジットが知りたい
と思うのではないでしょうか?
この記事では、そういった人向けにロードサービスの基本的な知識、ロードサービス付きのクレジットカードについてまとめてみました。
日頃から車を利用している人は、この記事を読むことによって、自分がどのロードサービス付きのクレジットを持てばよいか判断がつくようになるでしょう。
この記事の目次
ロードサービスとは
ここでは、「そもそもロードサービスって何?」という人のために、
- 一般的なサービスの例
- ロードサービスの年会費例
- ロードサービスに入っていないと被る不利益
の3点について解説していきます。
一般的なサービスの例
ロードサービスとは、簡単に言えば、
「道路上で起こった車のトラブルを解決してくれるサービス」です。
サービス内容は一般道路と高速道路問わず、基本的に24時間365日対応してくれます。※駐車場などを含む
トラブルの例と、その主な原因
以下は、一般的なロードサービスの対応範囲となるトラブルと、そのトラブルが起こってしまう主な原因です。
バッテリー上がり
ライトをつけっぱなしにして駐車場に放置してしまった。サービスエリアなどで車中泊しているとき、ライトが付いているのに気づいてなかった。
キーの閉じ込み
鍵穴に差し込むタイプの鍵を差したまま、ドアの施錠ボタンで鍵をかけて外に出てしまった。ただし、最近発売されている車はそもそもキーが車内あるときはロックができないようになっているものが多い。
タイヤパンク
運転している間にクギや割れたビンを踏んでしまった。
溝に落輪
狭い道路ですれ違おうとして、落輪してしまった。
事故
事故にあってその場から車を動かせなくなってしまった。
燃料切れ
「足りるだろう」と思っていたら燃料が足りなくなり、高速道路なのでガソリンスタンドも見つからなかった。
レッカー移動
事故やその他の原因で車が自力では動かなくなった。
この他にも、事故等によって宿泊せざるを得ない状況になったときの「宿泊費サポート」、公共交通機関を使って帰宅せざるを得ない状況になったときの「帰宅費用サポート」など、さまざまなサービスが付帯しています。
ただ、これらのロードサービスはあくまで一例であり、企業によって無料でレッカー移動をしてくれる距離が違っていたり、同じ企業でも加入するロードサービスのタイプによってサービス内容が異なる場合があるので、気をつけてください。
重要視するべきポイント
ロードサービスを選ぶときは、日頃の車の利用状況を参考にしつつ、以下の3つの点を重要視して比較してみるとよいでしょう。
重要視ポイント①年会費
ロードサービスには、JAFのようなロードサービス専用業者もあれば、一般的な自動車保険にロードサービスが付帯している場合もあります。
そのため、「保険はいいからロードサービスだけ入会しておきたい」という人はJAFでもかまいませんが、すでに自動車保険に加入している人は、別途にロードサービスに加入すると二重でお金がかかってしまうので気をつけてください。
重要視ポイント②レッカーの無料移動距離
レッカー移動させてくれる距離は、各社によって大きく違います。「A社であれば無制限なのに、B社では15km」といったことも珍しくありません。
年会費が安い場合は、「レッカーの無料移動距離はどのくらいか?」をしっかり確認しておきましょう。
重要視ポイント③車以外の補償内容
車のトラブルに対しての補償内容は各社似た部分が多いものの、「宿泊費や交通費の支給」といった車以外のサービスに関しては各社で違いができやすくなっています。
こうした部分に関しては、しっかり確認しておくようにしましょう。
ロードサービスの年会費例
ロードサービスの年会費にはどの程度の金額がかかるのでしょうか。以下は、ロードサービスの年会費の一例です。
- JAF…年会費4,000円、入会金は1年につき2,000円(一括にすると少し減額される)
- Zutto Ride Club(バイク)…年会費5,900円~9,900円(プランによって異なる)
- YSPロードサービス(バイク)…年会費無料~5,700円(プランや車両状態により異なる)
上記はロードサービス専門の業者ですが、自動車保険に付帯しているロードサービスは、自動車保険に加入しない限り適応されません。そのため、年間で言えば数万円~十数万円を支払う必要がでてきます。
「車(もしくはバイク)に任意の自動車保険はかけたくない。ただ、ロードサービスだけは利用したい」
といった人は、これ以降に紹介するクレジットカードに付帯しているロードサービスを利用するか、JAFを始めとするロードサービス専門の業者に入会のするのがよいでしょう。
ロードサービスに入っていないと、こんな不利益も
ロードサービスに加入しない、大きなデメリット・不利益について説明します。
- ロードサービス専門業者の場合、加入しているときに比べてはるかに高い金額を請求される
- 自動車保険付帯のロードサービスの場合、保険に加入していないとそもそも利用できない
のふたつが挙げられます。
以下は、JAFでロードサービスを頼んだときの、会員と非会員の料金の違いです。
またJAFの料金は基本的に、夜間>昼間、高速道路>一般道路という料金体系になっています。
サービス内容 | 会員料金(税込) | 非会員料金(税込) |
---|---|---|
一般道路でのバッテリー上がり (昼:8時~20時) |
・無料 ・バッテリー交換代は実費 |
・1万2,880円 ・バッテリー交換代は実費 |
高速道路でのバッテリー上がり PA、SAエリア内 (昼:8時~20時) |
・無料 ・バッテリー交換代は実費 |
・1万4,940円 ・バッテリー交換代は実費 |
高速道路でのバッテリー上がり PA、SAエリア内 (夜:20時~8時) |
・無料 ・バッテリー交換代は実費 |
・1万6,990円 ・バッテリー交換代は実費 |
高速道路での事故車けん引 (夜:20時~8時) |
・無料 ・15kmを超えると1kmごとに720円 |
・2万4,190円 ・レッカー吊り上げの場合だと、 2万8,840円 ・15kmを超えると1kmごとに720円 |
このように、ロードサービスは年に一度でも利用すると年会費の元がとれる仕組みになっており、「年間で1回は何かのトラブルが起こることが多い」という人は、加入をおすすめします。
ここまでは、ロードサービスについての基礎的な知識を解説してきました。次の項からは、ロードサービス機能が付帯しているお得なクレジットカードについてみていきましょう。
ロードサービス付きクレジットカード
先の項目では、
「ロードサービス専門業者に入会すると数千円の年会費がかかる」
「自動車保険付帯のロードサービスを利用しようと思えば、年間数万円~十数万円の保険に入らなければいけない」
と解説しましたが、ロードサービス機能が付帯しているクレジットカードを選べば、より年会費を節約してロードサービスを利用できます。
ここからは、ロードサービス機能が付帯しているクレジットカードについてみていきましょう。
TS CUBIC CARD レギュラー
日本が世界に誇る自動車メーカー・トヨタの子会社、トヨタファイナンスが発行しているクレジットカードです。
TS CUBIC CARDにはさまざまなランクのカードがありますが、ここではもっともスタンダードな「TS CUBIC CARD レギュラー」について解説していきます。
年会費、ガソリン割引など
以下は、TS CUBIC CARD レギュラーの概要です。
年会費
- 1,250円(税別)、家族会員は1名につき400円。初年度は本人、家族ともに無料
国際ブランド
- JCB、VISA、マスターカード
主な特典
- トヨタレンタカーの利用が10%割引
- 国内、海外のパッケージツアーが最大5%割引
- ロードサービスの自動付帯
ロードサービス内容
TS CUBIC CARD レギュラーのロードサービス(ドライバーズサポート24)の概要・内容は以下の通りです。また、JAFと連携しているため、サービスを実際に実施してくれるのはJAFとなります。
- 対象車両:車両総重量3トン以下の自家用4輪車
- サービス内容:JAFロードサービス内容の同様。以下参照
- ロードサービスの自動付帯
サービス種別 | 内容 | 金額 |
---|---|---|
レッカーサービス | レッカーによる自力走行不能車の移動 | 15kmまで無料 15kmを超えると、1kmにつき720円 |
路上修理 | ・バッテリー上がり ・パンク時のタイヤ交換 ・キー閉じ込め ・落輪時の引き上げ ・ガソリン補給 ・その他30分以内に完結する作業 |
無料。 30分を超えるような作業だと追加料金が発生。部品交換費や技術料などの金額はそれぞれの内容により異なる |
また、上記以外にも以下のようなアフターフォローサービスが付帯
サービス種別 | 内容・サポート上限金額 |
---|---|
帰宅費用サポート | 1人当たり上限2万5,000円、最大4人(10万円まで) |
宿泊費用サポート | 1人当たり上限2万円、最大4人(8万円まで) |
車両搬送費サポート | 1人上限5万円(片道分) |
ENEOSカード
JXTGエネルギーが運営しているサービスステーションENEOSのクレジットカードです。ENEOSのカードには、「C」「P」「S」の3タイプがあり、それぞれ少しだけ特徴が異なります。
年会費、ガソリン割引など
以下、ENEOSカードの概要です。
年会費
- 全タイプ1,250円(税別)、初年度無料
国際ブランド
- JCB、VISA
主な特典
- 「カーコンビニ倶楽部」での修理費用が5%割引
- 全国約800箇所のオリックスグループのレンタカーが10%割引
- ロードサービス特典が全タイプに自動付帯しており、ロードサービス専門業者に比べると格安
※以下、各タイプの主な特典について
1:Cタイプ…キャッシュバックタイプ(日頃からガソリンを多く給油する人向け)
- ガソリン、軽油が毎月の利用額に応じて、1リットル当たり1円~7円引き
- 灯油がいつでも1リットル当たり1円引き
2:Pタイプ…ポイント還元タイプ(ポイント還元を重視する人向け)
- ENEOSでカードを利用すると、1,000円ごとに30ポイント付与(還元率)
- ENEOS以外でカードを利用すると、1,000円ごとに6ポイント付与
- ポイントの有効期限は2年。1,000ポイントごとに1,000円と交換もしくは指定の商品と交換
3:Sタイプ…スタンダードタイプ(年会費を節約したい、すべてのサービスをバランスよく受けたい人向け)
- ENEOSまたは一般加盟店で年に1回でも利用すると、次年度の年会費も無料
- ガソリン、軽油がいつでも1リットル当たり2円引き
- 灯油がいつでも1リットル当たり1円引き
- カーメンテンナンス商品購入1,000円につき20ポイント(還元率2%)、ショッピング利用をした場合1,000円につき6ポイント(還元率0.6%)のポイント還元
ロードサービス内容
ENEOSカードのロードサービス内容は以下のようになっています。
- 対象車両:車両総重量3トン以下の自家用4輪車
- その他:駆けつけまので時間は30分~1時間程度。拠点は全国9,500箇所以上
サービス種別 | 内容 | 金額 |
---|---|---|
レッカーサービス | レッカーによる自力走行不能車の移動 | 10kmまで無料 10kmを超えると、 昼:1kmごとに500円 夜1kmごとに600円 |
路上修理 | ・バッテリー上がり ・パンク時のタイヤ交換 ・キー閉じ込め ・落輪時の引き上げ ・ガソリン補給 ・その他30分以内に完結する作業 |
30分を超えるような作業だと追加料金が発生。部品交換費や技術料などの金額はそれぞれの内容により異なる |
出光カードまいどプラス
石油の精製・販売の大手である、出光興産株式会社が発行しているカードです。
出光が発行しているカードににはさまざまなタイプがありますが、ここでは年会費無料でもっともお得な「出光カードまいどプラス」についてみていきましょう。
年会費、ガソリン割引など
以下は、出光カードまいどプラスの概要です。
年会費
- 永年無料
国際ブランド
- JCB、VISA、アメリカン・エキスプレス、マスターカード
主な特典
- 入会1ヶ月は1リットルあたり、ガソリン・軽油が5円引き、灯油が3円引き
- 出光サービスステーションでカードを使って給油すると、いつでもガソリン、軽油が1リットル当たり2円引き
- オプションサービスである「ねびきプラスサービス」(年会費500円)に加入すると、月のカード利用額に合わせて、ガソリンが通常値引きに追加して1リットルあたり最大6円まで値引き
- ウェブ明細を利用すると、毎年5月のガソリン・軽油代が1リットルあたり3円引き(最大100リットル)、毎月10ポイントが付与
ロードサービス内容
出光カードまいどプラスのロードサービスの概要・内容は以下の通りです。
- 年会費:本人、家族ともに1名につき750円(税別)※カードとは別に申込が必要
- 対象車両:車両総重量3トン以下の自家用4輪車
- その他:駆けつけまので時間は30分程度。拠点は全国8,000箇所以上
サービス種別 | 内容 | 金額 |
---|---|---|
レッカーサービス | レッカーによる自力走行不能車の移動 | 10kmまで無料 10kmを超えると、追加料金が発生 |
路上修理 | ・バッテリー上がり ・パンク時のタイヤ交換 ・キー閉じ込め ・落輪時の引き上げ ・ガソリン補給 ・その他30分以内に完結する作業 |
無料。 30分を超えるような作業だと追加料金が発生。部品交換費や技術料などの金額はそれぞれの内容により異なる |
ロードサービスの年会費はかかりますが、クレジットカード自体への年会費は無料です。またガソリンの割引制度などもあります。
ロードサービスが利用できるクレジットカードとしては、コスパの良いカードといえるでしょう。
まとめ
それでは、ここまでの内容をひと通りおさらいしてみましょう。
ロードサービスについて
- ロードサービスとは、パンク修理、事故車の運搬など、車やバイクのトラブルをサポートしてくれるサービス
- ロードサービスには、車の修理等だけでなく、交通費や宿泊費をサポートしてくれるものもある
- ロードサービスを提供しているのは、専門業者、保険会社、クレジットカード会社等さまざま
- 加入していないと、高額な利用料を請求されてしまう
ロードサービスつきのクレジットカードとその特徴
- TS CUBIC CARD レギュラー:アフターフォローサービスが充実している
- ENEOSカード:自分のタイプに合わせてカードが選べる
- 出光カードまいどプラス:年会費が永年無料のため入会費用が無料
これらの内容をまとめると、
- もっともお得にロードサービスに入会する方法は、ロードサービス機能が付帯したクレジットカードをつくること
- ただし、すでに自動車保険に加入している人はロードサービスが付帯している可能性が高いため要確認
- ロードサービスが付帯しているクレジットカードは、自分のライフスタイルと照らし合わせて選ぶとよい
と言えるでしょう。
これからロードサービス付きのクレジットカードを作ろうと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
ガソリン代がお得になるクレジットカードについては、下記の記事も参考にしてみてくださいね。