クレジットカードのステータスとは?メリットを徹底解説

クレジットカードには、そのカードの格付けともいうべき「ステータス(=社会的地位)」という概念があります。
日頃からクレジットカードをよく使っているのであれば、「ステータスとはどういった考え方のなのか知りたい」「ステータスの違いは、実際にどう生活に関わってくるの知りたい」と思っている方は多いのではないでしょうか?
また、クレジットカードの中でもどういったカードがステータスの高いカードなのか、ちゃんと知っておきたいですよね。
この記事では、ステータスの考え方やカードごとの特徴について、特に押さえておきたいポイントをまとめています。
ステータスについて理解しておくだけでなく、どのようなカードがステータスが高いのか、カードごとの特徴を知っておけば、自分がカードを申し込むときにどのカードを選べばよいのか判断ができるようになるでしょう。
この記事の目次
- クレジットカードのステータスとは
- ステータスの高いカードの特徴
- ステータスの種類
- ステータスとおすすめ度合いは別
- ステータスが高いカードは社会的信用の証
- 年会費は高額に設定されている
- ステータスが高い国際ブランド
- 国際ブランド別にステータスを比較
- ステータスでカードを比較
- ステータス別付帯サービス比較
- ステータス別利用限度額、年会費、還元率
- 高ステータスの銀行系クレジットカード
- 銀行系の高ステータスカードの特徴
- おすすめの銀行系高ステータスカード
- ゴールドカード
- 普通の会社員でも持てる
- さらに高いステータスカードを持つ準備に良い
- おすすめのゴールドカード
- プラチナカード
- カードによって種類は様々
- プラチナカードの特典
- おすすめのプラチナカード
- ブラックカード
- 最高峰はアメックスセンチュリオン
- おすすめのブラックカード
- まとめ
クレジットカードのステータスとは
クレジットカードのステータスとは、そのカードの「格付け・社会的地位」のことを指します。ステータスが高いカードほど審査が厳しい反面、より多くのメリットを得ることができます。
ここからは、ステータスの高いカードの特徴と、そのメリットについてみていきましょう。
ステータスの高いカードの特徴
ステータスの高いカードと一般カードの大きな違いは、「審査が厳しい」「年会費がかかる」のふたつです。
ここからは、そのふたつの特徴について詳しく説明していきます。
審査が厳しい
ステータスの高いカードは、一般のクレジットカードに比べて発行の審査が厳しくなっています。クレジットカードの審査は主に、
- 返済能力(年収、収入の安定度、勤続年数など)
- クレジットヒストリー(これまでのクレジットカード利用歴)
このふたつをよく見られます。このポイントが、ステータスの高いカードは一般カードより厳しく審査されるのです。
例えば「一般カードでは年収300万円あれば発行可能だが、ステータスの高いプラチナカードでは年収は500万円必要」といった具合です。
また、クレジットヒストリーに遅延・延滞履歴があったり、カード会社の基準を満たす返済能力がないと判断された場合は、ステータスの高いカードの発行は見送られるでしょう。
年会費がかかる
ステータスの高いカードは、一般のカードに比べて高額な年会費がかかります。 一般のカードであれば、年会費無料のカードも数多く発行されており、持っているだけではほとんどお金はかかりません。
しかし、ステータスの高いカードだと年会費は1万円~10万円以上するものもあり、持っているだけでお金がかかってしまうのです。
ステータスの種類
ステータスの高いクレジットカードという言葉の「高い」には主に2つの意味があり、カードのランクによるステータスの高さと、発行するカード会社によるステータスの高さが存在します。ここでは、カードのランクによるステータスの高さについて解説していきます。
カードのランクには、下記のようなものがあります。
- ゴールドカード
- プラチナカード
- ブラックカード・プレミアムカード
ゴールドカードは申し込みして審査に通過すれば持てるものがほとんどです。券面はだいたいがゴールド系統となります。
プラチナカードは招待制と申込制があり、現在は申込制のものが多くなりました。招待制の場合、招待の基準は明らかにされていない場合がほとんど。招待状を受け取った人が申し込み後審査に通過するとゴールドカードからプラチナカードにランクアップが可能。券面はシルバーやブラックなど高級感ある色合いが用いられることが多いです。
ブラックカード・プレミアムカードは、日本ではアメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ、JCB、三井住友など一部のクレジットカード会社で発行されています。お金持ちが持つイメージがあるカードで、基本的に招待制。ごくわずかな限られた人しか持てない最上級カードです。
ゴールドカード以上でのステータスの種類は大きく3つにわかれています。プラチナカード以上のカードが欲しい人は、まずは普通カードやゴールドカードで利用実績を積むといいでしょう。
一般的なステータスとランクの名称が一致しない場合も
ほとんどのクレジットカードでは、カードの名称や色を一般的なクレジットカードのランクに合わせていますが、ラグジュアリーカードなど、一部のカードにおいては一般的なランクと一致しない場合があります。
例えばアプラスが発行しているラグジュアリーカードでは、ランクの低い順に下記のような名称となっていて、券面の色も名称と一致しています。
- チタンカード(年会費50,000円(税別))
- ブラックカード(年会費100,000円(税別))
- ゴールドカード(年会費200,000円(税別))
一般的にはゴールド→プラチナ(シルバー系の色)→ブラックの順でカードのランクがアップする場合が多いですが、ラグジュアリーカードではチタン(シルバー系の色)→ブラック→ゴールドとなっていて、一般的なカードと異なります。
また、ラグジュアリーカードは、日本で唯一MasterCardの最高峰である「World Elite」ランクであり、世界中で充実したサービスを受けられます。
ラグジュアリーカードについては、下記ページにも詳しく記載されています。参考にしてください。
ステータスとおすすめ度合いは別
クレジットカードのランクが高いほどサービスも充実していきますが、ステータスの高いカードはおすすめ度合が高くなる、というわけではありません。
サービスの内容が本人に合っていなければ、高額な年会費を支払ってまで持つメリットが少なくなり、無用の長物になってしまうからです。
例えばANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの場合、海外旅行を頻繁にする人であれば下記のような点からメリットが大きいです。
- 海外旅行傷害保険自動付帯分あり
- 空港のカードラウンジを利用可能
- ボーナスマイル加算あり
- 国内外のホテルで優待あり
ただし、ANAマイルを貯めていても国内旅行しかしない人の場合は、旅行系のサービスは使いこなせないので、メリットが少ないといわざるを得ません。ゴールドカードよりANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードなど百貨店やスーパーで優待を受けられるカードの方がメリットが大きい場合もあります。
また、ステータスが高いカードの中にはメインのカードとして持つには還元率がいささか低いカードもあります。ステータスが高いカードだからといって還元率まで高いとは限らない点には注意が必要です。
いくらステータスの高いカードであっても自身のライフスタイルに合っていなければおすすめとはいえません。ステータスの高いカードを選ぶ際も、自身の住んでいる場所や環境など、ライフスタイルに合うカードを選ぶといいでしょう。
おすすめのステータスカードが知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
ステータスが高いカードは社会的信用の証
ステータスが高いカードは普通カードに比べると審査が厳しい傾向にあります。審査基準は明らかにされていませんが、年齢や収入などにおいて厳格な基準が設定されている場合がほとんどです。
特にプラチナカード以上になると、持てる人は限られてきます。下記のような人が持っている傾向にあることから、特に社会人にとって社会的信用の証とされています。
- 非常に高い支払い能力がある人
- 安定継続した収入がある人
- 社会的地位が高い人
このような理由から、ステータスが高いカードは社会的信用が高いことの証ともされています。ある程度の年齢に到達したり社会的地位を得た人であれば、持つことを考えてみるのもいいでしょう。
年会費は高額に設定されている
ゴールドカード以上のカードは、普通カードと比べると年会費が非常に高く設定されています。年会費が高額なカードほど、付帯サービスも充実している傾向にあります。年会費の目安は、下記の通りです。
- ゴールドカード(2,000円~2万円)
- プラチナカード(2~10万円)
- ブラックカード(5~35万円)
クレジットカードの種類によって、年会費がいくらに設定されているかは異なってきます。また、家族会員の年会費は、配偶者は無料にしているカードや家族数人まで無料のカードもあり、家族何人で持つのかで家族での年会費の合計額が変わってきます。
いずれにせよ、ゴールドカード以上ではほとんどの場合普通カードのように年会費無料のカードはありません。将来的に持ちたいと考えている人は、毎年高額な年会費がかかる点を押さえておきましょう。
この項では、クレジットカードのステータスについて解説してきました。特に将来的にプラチナカードやブラックカードを持ちたい人はしっかりと理解しておきましょう。次の項では、国際ブランドごとのステータスについて解説していきます。
ステータスが高い国際ブランド
こちらでは、ステータスが高い国際ブランドを比較していきます。
インターネット上で2015年12月に行われた、「クレジットカードでもっともステータスを感じる国際ブランドは?」というアンケートの結果として、下記のようなランキングが発表されました。
- 1位 アメリカン・エキスプレス(35.7%)
- 2位 ダイナースクラブ(31.5%)
- 3位 VISA(14.6%)
- 4位 MasterCard(8%)
- 5位 JCB(7%)
全体の3分の2を超える人がアメリカン・エキスプレスまたはダイナースクラブをステータスの高いカードであると考えていることがわかります。
国際ブランド別にステータスを比較
アメリカン・エキスプレスやダイナースクラブのようなステータスが高いと考えられているカードが、なぜそのように考えられているのか各国際ブランドごとに見ていきます。
これらの国際ブランドのプロパーカードは、普通カードでも年会費は他社のゴールドカード以上。付帯サービスについても同じことがいえます。他の国際ブランドとどのような違いがあるのか詳しく見ていきましょう。
アメリカン・エキスプレス
アメリカン・エキスプレスは世界中の富裕層が所持しているといわれるステータスの高いカードです。アメリカン・エキスプレス最高峰のアメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード、通称アメックスブラックでは、戦車すら買えると噂されており、買えないものはないといわれています。
アメリカン・エキスプレスの発行しているプロパーカードには、主に下記のようなカードがあります。
年会費 | 家族会員 | |
---|---|---|
アメリカン・エキスプレス・カード(通称グリーンカード) | 12,000円(税別) | 6,000円(税別) |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 29,000円(税別) | 1枚無料 2枚目以降12,000円(税別) |
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | 13万円(税別) | 4枚まで無料 |
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード | 入会金50万円(税別) 年会費35万円(税別) |
5枚まで無料 |
他には航空会社やホテル・百貨店などと提携しているカードも発行しています。
アメリカン・エキスプレスは、旅行サービスを中心とした付帯サービスがとても充実しています。海外の旅行先・出張先でも世界中でレストランやホテルなどの優待サービスが受けられるため、場所を選ばず良待遇で過ごせることから、ステータスの高いカードといわれています。
ダイナースクラブ
ダイナースクラブも、アメリカン・エキスプレスと並ぶステータスの高い国際ブランドとして知られていて、充実した多彩な付帯サービスが魅力です。
アメリカで設立されたクレジットカード会社で、2000年から2008年まではシティバンクの傘下にありました。現在は世界7大国際ブランドの一つであるディスカバーの傘下に。日本は三井住友信託銀行グループが発行しています。
ダイナースクラブのプロパーカードには、下記のようなカードがあります。
年会費 | 家族会員 | |
---|---|---|
ダイナースクラブカード | 22,000円(税別) | 5,000円(税別) |
ダイナースクラブ プレミアムカード | 130,000円(税別) | 何枚でも年会費無料 |
他には、航空会社やホテル、自動車ディーラーなどとの提携カードも発行しています。
付帯サービスはダイナースの起源でもある「グルメ」を中心に、旅行やエンターテイメント、ゴルフなどに関して特に充実しています。特に接待などでレストランをよく利用する経営者におすすめできるステータスカードです。
この項では、ステータスが高いといわれるクレジットカードの国際ブランドについてご紹介してきました。アメックス・ダイナースそれぞれに異なる強みがあるため、使い分けするのもいいでしょう。
次の項では、ステータス別にクレジットカードを比較していきます。
ステータスでカードを比較
この項では、クレジットカードのステータスで変わるカードの特徴を比較しながらご紹介していきます。クレジットカードのステータスが上がるごとにカードの付帯サービスも充実していき変化していきます。
ステータス別付帯サービス比較
ゴールドカード以上のカードは、ステータスが高い分、付帯サービスが充実しています。付帯サービスには主に、下記のようなものがあります。
- 旅行傷害保険自動付帯
- レストラン・ダイニングなどでの優待
- カードデスク・コンシェルジュの24時間対応
- 空港ラウンジ
- プラチナカード以上ならプライオリティパスが付帯する場合も
- 空港や旅行で便利なサービス
- 健康サービス
- 百貨店などでの優待
具体的に、JCBカードの旅行系の付帯サービスをカードのランクごとに比較すると、下記のようになります。
普通カード | JCB一般カード | ・旅行傷害保険最高3,000万円付帯 |
---|---|---|
ゴールドカード | JCBゴールド | ・海外旅行傷害保険最高1億円付帯 (5000万円自動付帯) ・空港のカードラウンジ(成田空港LASSラウンジなど) ・JCBゴールド会員専用デスク |
JCBゴールド ザ・プレミア | ・旅行傷害保険最高1億円付帯 (5000万円自動付帯) ゴールドカードの特典に加えて ・プライオリティパス ・JCB Lounge京都 ・ゴールド ザ・プレミアデスク |
|
プラチナカード | JCBプラチナ | ・旅行傷害保険最高1億円自動付帯 JCBゴールド ザ・プレミアの特典に加えて ・空港ラウンジ同伴者も1名無料 ・JCBプレミアムステイプラン ・プラチナ・コンシェルジュデスク |
ブラックカード | JCB ザ・クラス | JCBプラチナの特典に加えて ・ザ・クラス・コンシェルジュデスク |
このように、クレジットカードのステータスが上がるたびに付帯特典もどんどん追加され、サービス内容が充実していくことがわかります。
ステータス別利用限度額、年会費、還元率
カードのステータスに合わせて、年会費、還元率なども異なってきます。利用限度額は一人ひとり違う場合がほとんどで、利用限度額は契約内容や利用状況により異なります。
JCBカードを例に、ショッピングガード保険の上限額・年会費・還元率を比較していきます。
ショッピングガード保険の上限額 | 本会員の年会費 | 還元率 | |
---|---|---|---|
JCB一般カード | 100万円 | 初年度無料 2年目以降1,250円(税別) |
0.5%~2.5% |
JCBゴールド | 500万円 | 初年度無料 2年目以降10,000円(税別) |
0.5%~2.5% |
JCBゴールド ザ・プレミア | 500万円 | 10,000円(税別) サービス年会費5,000円(税別) 前年度のカード利用額100万円以上でサービス年会費5,000円無料 |
0.5%~2.5% |
JCBプラチナ | 500万円 | 25,000円(税別) | 0.5%~2.5% |
JCB ザ・クラス | 500万円 | 80,000円(税別) | 0.5%~2.5% |
JCBカードの場合、ゴールドカード以上ではショッピングガード保険の上限が同じです。
還元率については、どのランクにおいても基本的には変わりありません。ただし、ANA VISAカードのように、カードのランクが上がることでポイントからマイルへの交換率が向上し、結果的にマイルでの還元率が上がるカードもあります。
この項では、ステータスでクレジットカードを比較してきました。基本的にステータスが上がるごとに付帯サービスが充実していきます。次の項では、銀行系のクレジットカードで、高いステータスのカードをご紹介していきます。
高ステータスの銀行系クレジットカード
この項では、銀行系のクレジットカードの中でステータスが高いクレジットカードをご紹介していきます。銀行系のクレジットカードとは、その名の通り銀行が発行しているクレジットカードのことです。
銀行系の高ステータスカードの特徴
銀行系の高ステータスカードには、下記のようなメリットがあります。
- 一般カードと比べてATM利用手数料無料回数が多い・または無制限
- キャッシュカードと一体型のカードも選べる
- 振込手数料無料など発行元の銀行でのサービスが充実している
- 銀行とクレジットカード両方のポイントを貯められる
また、下記のようなデメリットもあります。
- 一般的なクレジットカードに比べるとポイント還元率が0.5%前後と低い傾向にある
- 万が一紛失してしまうと銀行・カード会社両方での手続きが必要
サービスの内容は発行元の銀行やカードの種類によって異なります。このような特徴を踏まえて、おすすめの銀行系高ステータスカードを見ていきましょう。
おすすめの銀行系高ステータスカード
銀行系の高ステータスカードの中で、おすすめのクレジットカードは下記の3種類です。
- 三井住友 SMBC CARD ゴールド
- 三菱UFJ-VISA ゴールド
- 三井住友信託ダイナースクラブカード
どのような特徴があるのか、概要をご紹介します。
三井住友 SMBC CARD ゴールド
三井住友 SMBC CARD ゴールドは、三井住友銀行での利用がお得になるクレジットカードです。三井住友銀行では、キャッシュカード一体型のクレジットカードは発行されていません(2018年9月現在)。
ただ、キャッシュカードと一体化していないクレジットカードの発行は行っていて、利用することで三井住友銀行のサービスが下記のように優遇されます。
- クレジットカードの利用があると三井住友銀行のATM時間外手数料・ATM利用手数料が無料
- 三井住友ゴールドカードと同等の付帯サービスを受けられる
- キャッシング機能なし
年会費は10,000円(税別)ですが、前年度に1回以上クレジットカードの利用があると半額になり、一般的なゴールドカードの半額の負担でゴールドカードのサービスを受けられます。
空港ラウンジの利用などゴールドカードのサービスを受けたい人や、三井住友銀行のATM時間外手数料がかさんでいる人であればメリットが大きいカードといえるでしょう。
三菱UFJ-VISA ゴールド
スーパーICカード「三菱UFJ-VISA ゴールド」は三菱UFJ銀行のキャッシュカード機能が付いたクレジットカードです。満20歳以上なら申込可能で、条件をクリアすればずっと年会費無料で持てるゴールドカードです。
- 初年度年会費無料
- 2年目以降9,259円(税別)、クレジットカードのショッピング利用年間合計額が100万円以上で翌年の年会費無料
また、下記のような付帯サービスがあります。
- 条件付きで三菱UFJ銀行のATM利用手数料無料
- 条件付きで提携先コンビニATM利用手数料毎月2回まで無料
- 年間50万円以上の利用で翌年のポイント20%アップ
- 空港ラウンジの利用などゴールドカードのサービスが付帯
ATM利用手数料が無料になる条件は、「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」を利用しクレジットカード(機能)の利用代金の引き落としが1円でもあれば可能なので、そう難しい条件ではありません。
メインバンクとして三菱UFJ銀行を利用している人で、無料でゴールドカードを作りたい人であればメリットが大きいカードといえるでしょう。
三井住友信託ダイナースクラブカード
三井住友信託ダイナースクラブカードは、ダイナースクラブカードの券面に三井住友信託銀行のロゴが入ったクレジットカードです。
サービス内容はダイナースクラブカードと同じですが、年会費の優遇など、下記のような特徴があります。
年会費の優遇条件
- 初年度:新規入会後3カ月以内のカード利用金額20万円以上
- 2年目以降:前年度のカード利用金額50万円以上
年会費の優遇内容
- 本会員の年会費22,000円(税別)が11,000円(税別)になる
支払口座を三井住友信託銀行に指定しなければならないという制約はありますが、ダイナースクラブカードを年会費半額で持てるのは大きなメリットです。投資等で三井住友信託銀行を使う人や、手間をかけても半額の年会費でダイナースクラブカードを持ちたい人におすすめです。
この項では、高ステータスの銀行系クレジットカードをご紹介してきました。銀行系のクレジットカードを作りたいと考えている人は参考にしてください。
次の項では、ゴールドカードについて詳しく解説していきます。
ゴールドカード
カード会社によってランクの区分は様々ですが、ゴールドカードは基本的に一般カードより、ひとつステータスの高いカードとなっています。
一般カードに比べて審査は厳しく、付帯サービスも充実していますが、普通の会社員でも持つことのできるカードです。
それでは、ゴールドカードの特徴や年会費の相場、付帯サービスについてみていきましょう。
普通の会社員でも持てる
ゴールドカードはステータスの高いカードではあるものの、安定的な収入があり、クレヒスにも傷がなければ発行してもられるでしょう。
「誰でも持つことはできない特別なカード」ではなく、「普通よりはちょっとステータスが高く、特典があるカード」といったポジションです。
ゴールドカードの年会費
カード会社によって年会費は様々ですが、おおむね1~2万円が相場です。
ただ、中には楽天ゴールドカードやMUFGカードゴールドのように、年会費が2000円前後の「低年会費ゴールドカード」といったタイプもあります。
これらのカードは、年会費が安いからといって他のゴールドカードに比べてサービス内容まで劣るわけではありません。
年会費を抑えたい人は一度検討してみるのもよいでしょう。
ゴールドカードの付帯サービス
ゴールドカードの付帯サービスには、以下のようなものがあります。
- 国内、海外の旅行保険(旅行中の事故や怪我、その他トラブルに対応)
- ショッピング保険(破損、盗難などに対応)
- ポイントの付与率の向上
- 外食施設や宿泊施設などでの優遇サービス
- 空港ラウンジの無料使用
- 電話による医療相談サービス
もちろん、カード会社によってサービス内容は若干異なるので、詳しくは各カード会社のホームページを参考にしてください。
さらに高いステータスカードを持つ準備に良い
ゴールドカードを持つメリットのひとつが、「さらにステータスの高いカードを持つための準備になる」という点です。
というのも、ゴールドカードよりもさらにステータスの高いプラチナカードやブラックカードは、「インビテーション制(招待制)」を導入している会社が多く、申込の受付をしていない場合があります。
そのため、プラチナカードやブラックカードを手に入れようと思うのであれば、まずは同じカード会社のゴールドカードで利用の実績を積み、カード会社から招待が来るのを待つというのが得策なのです。
おすすめのゴールドカード
ゴールドカードの内容に関する解説を踏まえたうえで、おすすめのゴールドカードとして、下記の3枚をご紹介します。
- Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
- セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
- JCBゴールド ザ・プレミア
それぞれのカードの概要を見ていきましょう。
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDは、オリコカードが発行しているプロパーカードです。基本のポイント還元率が1.0%と高く、たくさんのポイントを貯めたい人におすすめです。主なサービス内容は下記の通りです。
概要
- 年会費¥1,805円(税別)
- 国際ブランドはMasterCardまたはJCB
- 月末の請求額100円につき11オリコポイントが付く(1ポイント=1円相当)
- 入会後6カ月間ポイント2倍
- オリコモール経由でネットモール(楽天市場・amazonなど)の利用で通常のオリコポイント獲得分(0.5~1.5%)に加えて1.0%のポイント加算
- iDとQUICPayの利用で0.5%のポイント加算
メリット・デメリット
- Mastercardゴールドカード会員向け優待サービスを利用可能
- 空港ラウンジは使えない
- 海外旅行傷害保険最高2,000万円自動付帯
- 国内旅行傷害保険付帯
とにかくポイントが貯まりやすいカードです。旅行系のサービスは他のカードに比べると物足りませんが、ネットモールで買物をする機会が多い人であれば一般カードより還元率が1.0%高いためメリットが大きく、おすすめのゴールドカードといえるでしょう。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、セゾンカードが発行しているAMEXブランドのゴールドカードです。AMEX発行の普通カードより低い年会費でAMEXブランドのゴールドカードを持てます。主なサービス内容は下記の通りです。
概要
- 初年度年会費無料
- 2年目以降10,000円(税別)、ファミリーカード年会費1枚1,000円
- 月末の請求額1,000円ごとに1.5ポイント貯まる(7.5円相当)
- 海外旅行利用時は1,000円ごとに2ポイント(1円相当)
メリット・デメリット
- 西友・LIVIN・ロフト・PARCOなどセゾンカード提携サービスでお得
- アメリカン・エキスプレス・コネクトでショッピング・ダイニング・ホテルの優待を受けられる
- 国内外の空港ゴールドカードラウンジ利用可能
- プライオリティ・パスに優遇年会費(10,800円)で登録可能(通常429米ドル)
- 手荷物無料宅配サービスなど旅行系のサービスが充実
- エステやスポーツクラブ・整体などを優待価格で使用可能
- その他優待サービスが充実
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、特にエンターテイメント系のサービスが充実しています。充実したサービスを求める人や、プロパーカードより年会費を抑えてAMEXブランドのゴールドカードを持ちたい人におすすめです。
JCBゴールド ザ・プレミア
JCBゴールド ザ・プレミアは、JCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドを持っている人の中で一定の条件を満たした人が招待され持てる特別なゴールドカードです。プラチナカードに近いようなワンランク上の充実したサービスが魅力です。
概要
- 集計期間(1年)のJCBゴールドのショッピング利用合計金額が2年連続で100万円を超えると招待される
- JCBゴールドのカード年会費10,000円(税別)+JCBゴールド ザ・プレミアのサービス年会費5,000円(税別)
- サービス年会費は年間のショッピング利用合計金額が100万円以上で無料になる
- サービス年会費は家族会員は無料
メリット・デメリット
- プライオリティ・パスの申込権が付く
- JCB Lounge 京都を使える
- 高級ホテルをJCBプレミアムステイプランで利用できる
- ダイニング30でレストランを予約すると30%引きで利用できる
- ポイントの有効期限が3年→5年に伸びる
- ポイントが付きやすくなる
- JCBゴールド ザ・プレミアへの招待は1年に1回
メインカードとして毎月9万円以上コンスタントに使っていれば、JCBゴールドと同程度の年会費でワンランク上のサービスを受けられます。充実したサービスを求める人におすすめです。
この項では、ゴールドカードについて解説してきました。一般カードより充実したサービスやポイント付与率が魅力で、カードやサービスを積極的に使う人であれば持つメリットが大きいといえるでしょう。
次の項からは、ゴールドカードよりもさらにステータスの高いプラチナカードについてみていきましょう。
プラチナカード
プラチナカードとは、ゴールドカードによりもさらにステータスの高いカードです。カード券面は、通常のシルバーよりも深みや光沢のあるものが多いです。
もちろん、その分審査は厳しくなるため、中には一般からの申込は受け付けず、招待制のみによってプラチナカードを発行している会社もあります。
付帯されるサービスも充実しており、まさに「選ばれた人だけは持つことのできる、特別なカード」といっても過言ではないでしょう。
ここからは、そんなプラチナカードの特徴や特典について解説していきます。
カードによって種類は様々
プラチナカードと一口に言っても、その種類は様々です。一般からの申し込みを受け付けている会社もあれば、先に触れたように招待制でしかカードを発行していない会社もあります。
招待制のカード会社の場合、基本的にその会社のゴールドカードの利用歴があることが前提になります。ただ、プラチナカードの基準は公開されておらず、「この条件を満たせば必ず招待がもらえる」というのはわかっていません。
ここからは、そんなプラチナカードの年会費や特典についてみていきましょう。
年会費が3万円未満のもの
プラチナカードの中でも比較的安価な、年会費が3万円以下の代表的なカードは以下の通りです。
※以下、年会費の価格はすべて
- エポスプラチナカード:年会費18,519円※招待制
- ダイナースクラブカード:年会費22,000円※申込制
- MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード:年会費20,000円※申込制
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード:年会費20,000円※申込制
- SBIプラチナカード:年会費20,000円※申込制
- Orico Card THE PLATINUM:年会費18,519円※申込制
- JCBプラチナ:年会費25,000円※申込制
このように、プラチナカードの中には年会費がゴールドカードと同程度、もしくはそれ以下のカードも存在します。
年会費が3万円以上のもの
先ほど紹介したプラチナカードは2万円前後のものが多かったですが、プラチナカードの中には10万円以上の年会費が必要なカードもあります。
※以下、年会費の価格はすべて
- アメリカン・エキスプレス・プラチナカード:年会費130,000円(招待制/申込制)
- ヒルトンHオナーズVISAプラチナカード:年会費66,500円(申込制)
- 三井住友プラチナカード:年会費50,000円(申込制)
- SuMI TRUST CLUB プラチナカード:年会費35,000円(申込制)
- JALアメリカン・エキスプレス・カード・プラチナ:年会費31,000円(申込制)
このように、例えばアメックスのプラチナカードは、ただ持っているだけで年に13万円もの会費を支払う必要があります。
プラチナカードの招待基準や審査基準は明かされていません。
クレヒスに傷がないのはもちろん、年収や社会的なステータスをカード会社によって審査しているようです。
プラチナカードの特典
プラチナカードには、ゴールドカードの特典に加えて、
- コンシェルジュサービス
- ディナー招待サービス(飲食店優待サービス)
- プライオリティパス
- 旅行保険の充実
などといった代表的な特典があります。もちろん、細かい内容は各カード会社で若干異なるものの、ほとんどのプラチナカードにこうした特典が付帯していると考えてよいでしょう。
細かく解説します。
コンシェルジュサービス
コンシェルジュサービスとは、言い換えると「秘書サービス」のことです。
具体的には、コンシェルジュに要望を伝えておくと、本人に代わってレストランの予約をしたり、観光スポットをピックアップしたりしてくれます。
わずらわしい事務手続きを代行してくれるコンシェルジュサービスは、忙しいビジネスパーソンにとって魅力的なサービスのひとつです。
ディナー招待
ディナー招待とは、特定の店舗において2名以上で飲食した場合、1名分に料金は無料になるサービスのことです。
指定される店舗は基本的に高級飲食店で、提供される料理も1万円以上の高価なものがほとんどです。そのため、年会費2万円のプラチナカードを所持している場合、単純計算で年に2回このサービスを使うと元がとれてしまいます。
高級飲食店をよく利用する人にとって、とても魅力的なサービスと言えるでしょう。
その他注目の付帯サービスもチェック
プラチナカードには、この他にも以下のようなサービスが付帯しています。
- プライオリティ・パス
成田や羽田といった国内主要空港はもちろん、海外の主要空港のラウンジが無料で利用できるサービスです。よく海外に旅行や出張に行く人には、とても嬉しいサービスと言えるでしょう。
- 旅行保険の充実
ゴールドカードにも旅行保険は付帯していますが、プラチナカードはその補償額が高額で、最高2億円の補償をしてくれるカードもあります。
特に海外での怪我や事故は保険に入っていないと破格の医療費を請求されるため、こうした旅行保険の充実度はとても重要なポイントです。
また、この他にも、宿泊施設の料金が割引になったり、飛行機代のマイルが貯まりやすくなったりするサービスもあるので、各社のプラチナカードの特徴を押さえ、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。
おすすめのプラチナカード
プラチナカードの解説を参考にしたうえで、おすすめのプラチナカードとして下記の3枚をご紹介します。
- TRUST CLUB プラチナマスターカード
- MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
- ANA VISAプラチナ プレミアムカード
これらはいずれも招待を待たずに申込可能なカードです。詳しく見ていきましょう。
TRUST CLUB プラチナマスターカード
TRUST CLUB プラチナマスターカードは、年会費がたったの3,000円(税別)と大変お手頃にも関わらず、プラチナカードに相応しいサービスを付帯したカードです。
家族カードを無料で枚数制限なく発行できますので、ご家族のいらっしゃる方にも便利に利用していただけるプラチナカードです。
概要
- 年会費3,000円(税別)
- 月末の請求額100円ごとに2ポイント(=0.5円相当)加算
- 国際ブランドはMasterCard
メリット・デメリット
- 破格の年会費でプラチナカードが持てる
- ポイント有効期限が無期限
- 国内空港ラウンジ利用サービスが付帯
- 最高で3,000万円の海外・国内旅行保険が利用付帯
- 国際線での手荷物優待サービスを受けられる
- ポイント還元率が低め
基本的にプラチナカードは「ステータスの象徴」ですので、数万円の年会費がかかります。そんな中で年会費3,000円のTRUST CLUB プラチナマスターカードを選ぶと、コストをかけずステータスカードを保持することが出来るのです。
また、TRUST CLUB プラチナマスターカードで貯めたポイントは年会費にも充当できますので、実質無料で利用することもできますよ。
- 入会後3ヶ月以内に20万円以上利用で16,000ボーナスポイントプレゼント!
- 期間中にショッピングリボの支払いタイプを「なんでもリボ」に設定&合計50,000円以上利用で5,000円キャッシュバック!
- さらにショッピングリボの毎月支払元金を10,000円に設定で+1,000円キャッシュバック!
【対象期間】:2020年12月1日~2021年3月31日の申し込み分まで
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、MUFGカードが発行しているAMEXブランドのプラチナカードです。
プロパーカードであるアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードと同様に、MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードも条件に合えば申し込みできます。MUFGカードのサービスと旅行・エンターテイメントが充実しているアメリカン・エキスプレスの提供するサービス両方が付帯しているカードです。
概要
- 年会費 本会員20,000円(税別)、家族会員1人目無料・2人目以降3,000円(税別)/人
- ショッピングご利用金額合計1,000円ごとに基本ポイントを1ポイント(4円相当)
- 初年度はポイント1.5倍、海外はポイント2倍
メリット・デメリット
- 国内外空港のゴールドカードラウンジ・プライオリティパスのラウンジを無料で使用可能
- プライオリティ・パスの同伴者料金が2,000円(税別)と他のカードより安い(他のカードは3,000円程度)
- プラチナ・コンシェルジュサービスが国内外のレストラン予約・旅行の手配などをほとんどの国で無料通話で24時間対応
- 手荷物空港宅配サービスなど空港内でのサービスが充実
- レストラン・ホテル・ゴルフ場などを優待利用できる
- ポイント還元率は0.4%
提携カードではありますが、申込可能なAMEXブランドのプラチナカードとして人気があります。サービスは充実しているので、ポイントよりサービス重視の人におすすめです。
ANA VISAプラチナ プレミアムカード
ANA VISAプラチナ プレミアムカードは、ANAカードの最高峰であるANAプレミアムのカードです。プラチナカードを持つ人は飛行機を利用することも多いですが、航空会社であるANAが発行していることで、空港や飛行機搭乗時のサービスが充実しているうえにANAのマイルがとても貯まりやすいメリットがあります。
概要
- 年会費 本会員80,000円(税別) 家族会員4,000円(税別)
- 1,000円利用ごとに1ポイント付く
- 1ポイント=15ANAマイルに無料で交換可能(他のカードは10マイル相当がほとんど)
メリット・デメリット
- ANA搭乗ボーナスマイル50%
- 入会・継続ボーナスマイル10,000マイル
- プライオリティ・パスに申込可能
- ANAラウンジを使える
- 三井住友カードのプラチナカード対象のサービスを受けられる
- 空港・旅行・レストランなど優待多数
- コンシェルジュサービスが24時間年中無休で対応
- プラチナカードでも家族会員の年会費がかかる
ANAカードの中で一番マイル還元率が高く、マイルが貯まりやすいカードです。空港でのサービスも充実しているので、頻繁にANAの飛行機によく乗る人には欠かせないプラチナカードといえるでしょう。
この項では、プラチナカードについて解説してきました。特別なサービスが多く、忙しい人やワンランク上の生活を送りたい人には欠かせないカードといえそうです。
次の項からは、プラチナカードよりもさらにステータスの高い、クレジットカードの最高位「ブラックカード」について解説していきます。
ブラックカード
ブラックカードとは、クレジットカードの中でもっともステータスの高いカードのことです。
ブラックカードはどのカード会社も一般からの申し込みは受付しておらず、カード会社から招待をもらった人しか手にすることはできません。
基準となる年収や限度額など謎に包まれた部分も多いものの、取得すると、専属コンシェルジュが24時間対応でついたり、限度額は数千万円単位になったりするそうです。
年会費も10万円を超えるものが多数あるなど、すべてが桁違いの最高級カードと言ってよいでしょう。
ここからは、ブラックカードの中でも代表的な2つのカードをご紹介していきます。
最高峰はアメックスセンチュリオン
アメリカン・エキスプレス社が発行するブラックカードである「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」は、数あるブラックカードの中でも最高峰に位置づけられます。
年会費は35万円(税別)と、ブラックカードの中でも最高額で、「本当にお金のある人にしかもてないカード」と言えるでしょう。
おすすめのブラックカード
ブラックカードについての解説を踏まえたうえで、おすすめのブラックカードとして、下記の2枚をご紹介します。
- JCBザ・クラス
- アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
それぞれのカードの概要を見ていきましょう。
JCBザ・クラス
JCB最高峰のクレジットカードであるJCBザ・クラス。プラチナカードよりさらに上であり、特別なサービスを受けられる1枚です。
概要
- 年会費 50,000円(税別) 家族カード無料・最大8枚まで取得可能
- JCBプラチナを持っている人の中から招待状が届いた人のみ申込可能
メリット・デメリット
- 付帯サービスはプラチナカードを超える
- 旅の手配やチケットの手配などをしてくれるコンシェルジュデスク24時間365日対応
- 有名レストランでの2人以上でのディナーが1名分無料等優待内容が充実
- 他社のブラックカードと比べて年会費が低く抑えられている
- 国際ブランドがJCBだと海外で使えない場合も少なくない
JCBザ・クラスは、日本のクレジットカード会社であるJCBが発行する最高峰カードです。
ステータスやハイクオリティーなサービスを求める人にとってもおすすめできるカードといえるでしょう。
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードは通称ブラックカードと呼ばれるクレジットカード界の最高峰カードです。限度額は設けられておらず、買えないものはないといわれています。
概要
- 入会金50万円(税別)
- 年会費35万円(税別)5枚まで無料
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードについては、発行元であるアメリカン・エキスプレスからは存在するかどうかさえ明らかにされていません。そのため、検索しても公式サイトは見つかりません。しかしただ、持っている人が一定数いるのは事実です。
コンシェルジュ・デスクに頼めばできないことはないとさえいわれています。一握りの富裕層しか持てない特別なカード。もし招待状が届いたら迷わず申し込んでみましょう。
ここまで、ブラックカードについて解説してきました。一部の人しか持てない招待制のカードなのでサービス内容は秘密に包まれている部分も多いです。一生に一度は付帯するサービスを体験してみたい、そんなカードといえそうです。
まとめ
クレジットカードにはステータスという概念があり、そのステータスは、一般カード、ゴールドカード、プラチナカード、そしてブラックカードの順に上がっていきます。
ステータスの高いカードになればなるほど、コンシェルジュサービス、飲食店優遇サービス、旅行保険サービスといった各種特典が充実し、より快適で華やかな生活を送れるようになるでしょう。
ただ、ステータスが高くなるにつれ、審査基準が厳しくなったり、招待制のカードが増えたりするため、誰でも所持することができなくなります。また、年会費も一般のカードに比べるとかなり高額です。
自身の返済能力、そして年会費とカードの特典のコスパなどを考慮しながら、ステータスの高いカードを申し込むべきかどうかを判断していきましょう。
おすすめのクレジットカードをまとめている記事もあるので、参考にしてみてください。