デビットカードは分割払い不可!月払いならOKのデビットカード5選を紹介

デビットカードでも分割払いをしたいと考える方もいると思います。
大きな買い物をするときには、やはり分割払いができると便利ですよね。
国際ブランドと提携したデビットカードは、買い物の支払いと同時に銀行口座から引き落としされるキャッシュレス決済カードです。
クレジットカードの代わりとして口座残高の範囲で利用でき、使いすぎの心配もない点が魅力です。
その反面、高額商品の購入が必要になったときも一括で引き落とされてしまうのは負担と感じることも確か。
クレジットカード同様に使えるのだから、分割払いを選べると良いですよね。
また、おすすめのデビットカードも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の目次
- デビットカードは分割払いが基本的にできない
- デビットカードが分割払いに対応できない2つの理由
- 発行時に与信審査を行っていないから
- 利用した時点で口座からお金が引き落とされるから
- どうしても分割払いが必要な場合はショッピングローンを組む
- クレカが無理な方でもショッピングローンなら組める場合もある
- 格安スマホならデビットカードでも分割払いで契約できることもある
- 分割払い契約できるのは電話会社が請求を分けているから
- デビットカードには分割払いは無理でも毎月の引き落としに使えるものもある
- 携帯電話料金やプロバイダー料金、公共料金なら使用可能
- 月払いに対応するデビットカードのおすすめ5選
- 月額払いなど可能な万能感が魅力の「JNB Visaデビットカード」
- ポイントで支払いできる「楽天銀行デビットカード」
- ATM入出金手数料無料が嬉しい「スルガ銀行Visaデビット」
- 交換できる他社ポイントの種類が豊富な「りそなデビットカード」
- 格安スマホを分割払い契約できる「三菱UFJデビット」
- まとめ
デビットカードは分割払いが基本的にできない
デビットカードで選択できる支払い方法は基本的に一括払いが原則です。
分割払いやリボルビング払いのような複数回に渡る支払いはできません。
UQモバイルのような格安スマホ会社でスマートフォン本体を分割で購入できたけど、と感じている方もいると思います。
これについては詳しく後述しますが、デビットカードが分割支払いしているのではなく、格安スマホ会社が請求を分けていることで実現しているものです。
デビットカードは一回払いしかできないキャッシュレス決済なので誤解しないようにしましょう。
では、なぜデビットカードは分割払いに対応していないのでしょうか。
次は分割払いができない理由について解説します。
デビットカードが分割払いに対応できない2つの理由
デビットカードで分割払いができないのには、大きく2つの理由が関係しています。
どちらの理由も、クレジットカードのように発行会社が一旦購入代金を建て替えて、後日ユーザーへ請求する仕組みではないことに起因するもの。
クレジットカードと似て非なるものだからです。
ここでは、その2つの理由を詳しく見ていきましょう。
発行時に与信審査を行っていないから
デビットカードは年齢制限といった条件は定められていますが、基本的にクレジットカードのような与信審査は行わずに発行しています。
分割払いに対応しない(できない)のはそのため。
与信審査をしないのは発行会社が加盟店に対して立て替え払いを行わないからです。
デビットカードで決済されたと同時に発行会社は商品代金を銀行口座から引き落とし、後日加盟店に支払います。
引き落としできなければ残高不足として決済中止すればいいだけなので、ユーザーの支払い能力を図る与信審査は必要ないわけです。
ただし、デビットカードによっては口座残高が不足していたときに立て替えを行い、後からユーザーに請求を行うものも存在しています。
このようなデビットカードは申込時に与信審査が行われることもあるので、申込みのハードルがやや上がることも覚えておきましょう。
利用した時点で口座からお金が引き落とされるから
デビットカードは支払った時点で銀行口座から利用した金額が引き落とされる仕組みになっています。
このシステム上、分割払いに対応できないというのも理由の一つです。
クレジットカードは発行会社が立て替え払いをするので、分割払いやリボルビング払いが選択されていた決済に対して金利手数料を上乗せし、毎月の請求に分けて引き落としを行えます。
一方デビットカードでは、発行会社の存在は加盟店とユーザーのパイプ役。
分割払いを設定するわけにいかず、利用代金を一括で銀行口座から引き落とすしかないのです。
デビットカードで分割払いできない理由は分かりましたが、分割払いの必要に迫られたときにデビットカードしか持っていない人はどうしたら良いでしょうか。
次は分割払いが必要なときのことを考えていきましょう。
どうしても分割払いが必要な場合はショッピングローンを組む
一括払いでは厳しい高額商品が今すぐ必要で、どうしても分割払いにしたい状況はどなたにもあると思います。
そのようなときはショッピングローンを利用して複数回払いにしてしまいましょう。
カード払いと違って申込書類で店頭手続きしなければならない手間はありますが、ショッピングローンはよほどの事情がない限りどなたでも気軽に申し込むことができます。
また、クレジットカードが使える方でも、ショッピングローンのほうが金利手数料的にお得になるケースもあるので、節約のために比較検討してショッピングローンを選ぶというのもアリです。
一回払いできる価格の商品はデビットカードで買い物し、高額商品はショッピングローンにするという使いわけをしてみてください。
クレカが無理な方でもショッピングローンなら組める場合もある
クレジットカードを持てないためデビットカードを使っている方だと、ショッピングローンも却下されてしまうのでは、と考えてしまうかもしれませんね。
もちろん組みやすいとは言えませんが、クレカが無理でもショッピングローンなら組めることは意外とあります。
ショッピングローンのハードルが低い理由は、使途が購入する商品だとハッキリ分かっているためだと思われます。
実際に耳にしたケースですが、債務整理をしてクレジットカードを作れなくなった人で、自動車をローンで購入できたり、通販会社の分割ローンを利用できたりしたという事例もあります。
どなたでも同じようにローンを組めるとは言い切れませんが、少なくとも可能性が高いことは朗報として覚えておいてください。
記事をご覧になっている皆さんの中には、「デビットカードで格安スマホ会社の機種代を分割払いできたけど」と感じている方もいらっしゃるのでは。
次は、格安スマホ会社で機種代を分割できる仕組みについて見ていきましょう。
格安スマホならデビットカードでも分割払いで契約できることもある
大手携帯会社は多くの場合デビットカードでの契約は難しいのですが、MVNOと呼ばれている格安スマホ(格安SIM)会社によっては契約できるところがあります。
そのような会社ではスマホの本体代金も分割購入可能なケースがあることを覚えておきましょう。
ただし、分割したスマホの本体代金を利用料金に含めてくれる格安スマホ会社は減りつつあります。
スマホを分割払いで手に入れたい方は、早めに購入しておいたほうがいいかもしれません。
分割払い契約できるのは電話会社が請求を分けているから
格安スマホ会社でスマホの本体代金を分割払いできるのは、格安スマホ会社が本体代金を契約月数に分けて請求しているからです。
デビットカード発行会社の立場で見たら、毎月その格安スマホ会社から請求される金額を銀行口座から一括で引き落とししているだけにすぎません。
あくまでも格安スマホ会社が代金回収不能になるリスクを背負って分割請求しているだけなので、デビットカードも本当は分割払いできると勘違いしないようにしましょう。
格安スマホ会社の中には月額料金の支払いに対応し、機種代も分割請求してくれるところがあると分かりましたが、同じようにデビットカードで月々支払える料金はあるのでしょうか。
次はデビットカードによる毎月の料金引き落としについて見ていきましょう。
デビットカードには分割払いは無理でも毎月の引き落としに使えるものもある
高額商品の代金を分割して複数回払にすることは無理でも、毎月1回払いの請求が発生する月額支払いなら対応できるデビットカードは存在します。
これまで毎月現金払いしていた料金も、デビットカードからの引き落としにすればポイントが付与されてお得になること間違いなし。
毎月必ず払わなければならない料金については、デビットカードへの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
携帯電話料金やプロバイダー料金、公共料金なら使用可能
月額払いに対応したデビットカードでは主に以下の支払いをすることが可能です。
- ネットサービスの月額会費
- 携帯電話通話代
- 電気、ガス、水道などの公共料金
ただし注意点として、これらの支払いなら必ずデビットカードが使えるわけでもないことは覚えておきましょう。
サービス提供企業や自治体によってはデビットカードを受け付けないところも。
デビットカードで支払おうと考えている方は、自分が利用しているサービスがデビットカードの利用を許可しているかチェックするようにしてください。
月払いができる料金があることが分かっただけでも、安心してデビットカードを使いたいと思った方はいらっしゃると思います。
次は月払いも含めて利便性の高さで評判のデビットカードをご紹介しましょう。
月払いに対応するデビットカードのおすすめ5選
ここでは月会費や公共料金の月払いにも使えるおすすめのデビットカードを5枚ご紹介します。
月払い以外にもそれぞれが独自の強みを持つデビットカードばかりなので、申込みを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
月額払いなど可能な万能感が魅力の「JNB Visaデビットカード」
JNB Visaデビットカードは、いつものお店での買い物はもちろん、携帯電話や動画サイトでの月々の支払い、ガソリンスタンド、さらにはQRコード決済の残高チャージ用にも使えて頼りになるデビットカードです。
いろいろあるデビットカードの中では最もクレジットカードに近い感覚で使える印象。
他のデビットカードではできなかった支払いも可能なことがあるので、ぜひ使ってみてください。
ポイントで支払いできる「楽天銀行デビットカード」
各種楽天サービスの利用で貯まった楽天ポイントをカード払いの代金に充てられる楽天銀行デビットカード。
楽天のヘビーユーザーはポイントをたくさん持っている方が多いと思いますが、ポイントをカード代金として使えるのは大きな魅力ではないでしょうか。
街のお店やネットショッピングはもちろん、毎月引落される携帯料金や公共料金の支払いにも使えます。
口座に10,000円以上の残高があればガソリンスタンドで給油することもできます。
VISA、Mastercard、JCBと3つの国際ブランドから選べるのも嬉しいポイント。
自分にとって使い勝手の良いブランド、使いたかったブランドで利用することができます。
ATM入出金手数料無料が嬉しい「スルガ銀行Visaデビット」
デビットカードを利用していて欠かせないのが口座への入金。
多くのデビットカードではATM入出金手数料がかかってしまいますが、スルガ銀行Visaデビットは入金の手数料がいつでも無料という強みがあります。
出金については規定の時間帯なら無料です。
時間外に関しても取引状況に応じて月3回から無制限の範囲で無料となります。
日中の時間帯なら手数料無料という銀行口座は他にもありますが、スルガ銀行は時間を気にせず入金できるので、デビットカード派の方にとってメリットは大きいと言えるでしょう。
口座を作れるインターネット支店が複数あり、口座を開いた支店によってさまざまなサービスが付帯される点にも注目。
例えば、ANA支店ではマイルが貯まり、Tポイント支店ではTポイントが貯まるなど、自分にとってお得なサービスを選択できます。
交換できる他社ポイントの種類が豊富な「りそなデビットカード」
多くのデビットカードでもクレジットカードのように利用額に応じたポイントが付与されますが、カードによってはポイントの使い道が限定されることも。
りそなデビットカードで貯まるクラブポイントは他社ポイントと交換可能なので、使い勝手が良いと評判です。
クラブポイントと交換可能なポイントサービスは全23社。
Tポイントや楽天カードのようにメジャーな共通ポイントから、タカシマヤポイントやヨドバシゴールドポイントといったショップ独自ポイントにまで交換できます。
交換レートは落ちてしまうものの、キャッシュバックを選ぶこともできますよ。
また、クラブポイントではなくJALマイルが貯まるデビットカードもラインナップ。
マイラーの方はこちらを選ぶときっと満足できます。
格安スマホを分割払い契約できる「三菱UFJデビット」
最近のスマートフォン本体は高額な物が多く、一括払いでは経済的に厳しいことも。
できることなら分割払いで購入したいですよね。
三菱UFJデビットは、格安スマホ会社のスマートフォンを分割払いで契約できる数少ないデビットカードとして人気の一枚です。
VISAとJCBから選ぶこともできるので、好みのブランドで使うこともできます。
三菱UFJデビットは2020年6月まで年会費が必要でしたが現在は無料です。
とても維持しやすくなったので、これを機会に申し込んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
クレジットカードのように使えるデビットカードは、どなたでも持つことのできる魅力的なカードですが、分割払いできないことは場合によって気になる点となります。
しかし、月額料金の支払いなどが可能で柔軟に使えるデビットカードもあります。
デビットカード派の方はそのようなブランドを選ぶと消費生活をより豊かなものにできるでしょう。

ぜひこの記事を参考にして、あなたにピッタリのデビットカードを手に入れて便利に使ってください。
この記事では、そんなデビットカードの分割払いに関する疑問を解決します。