債務整理後でも大丈夫!クレジットカード再発行のコツを大公開!

借金が膨れ上がったときの救済策とされる、債務整理。
もちろんクレジットカードの借入も対象となります。
債務整理を行った方でもクレジットカードを再発行できるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、債務整理を行った方でも再度クレジットカードを作ることはできます。
ただし作れるようになるまでは、長くて10年は待たなければいけません。
債務整理でクレジットカードの借入を軽減したいと考えているあなたの不安や疑問を解決するために、本記事では下記の内容について紹介いたします。
ぜひ最後まで読んで、「債務整理をしてもクレジットカードを再発行できるんだ」ということを実感してみてください。
債務整理を行った方でも比較的審査に通りやすいカードも紹介していますので参考にしてみてください。
この記事の目次
債務整理を行った人でもクレジットカードを作ることができる!
債務整理を行っても、一定期間が過ぎれば再びクレジットカードを作ることができます。期間は債務整理の種類によって異なります。
ここでは下記について説明します。
詳しくみていきましょう。
債務整理とは
債務整理とは、 借入額が大きくなりすぎて返済が困難になった人の借金を法的に見直し、今後無理なく生活ができるようにしていくための方法のことを言います。
債務整理には、主に下記の3つの種類が存在しています。
- 任意整理
- 民事再生
- 自己破産
下記に、それぞれの内容についてまとめましたので参考にしてみてください。
任意整理 | 内容 | 裁判所などの公的機関を通すことなく、当事者間の話し合いで借金の額を減らす方法 |
---|---|---|
ブラックリストから消える期間 | 約5年 | |
費用 | 約15万~20万円 | |
民事再生 | 内容 | 地方裁判所に申し立てを行って再生計画を作り、借金の額を大幅に減らす方法 |
ブラックリストから消える期間 | 約5年 | |
費用 | 約40万~60万円 | |
自己破産 | 内容 | 任意整理や民事再生でも返しきれないほど借金が残っている場合に、地方裁判所に申し立てを行って借金を帳消しにする方法 |
ブラックリストから消える期間 | 約10年 | |
費用 | 約40万~60万円 |
ブラックリストに載る期間が終了すればクレジットカードを持てる
債務整理を行った場合、一定の期間その事実が信用情報機関に記録されます。
これがブラックリストに載るという状態のことで、この期間が終了すれば再びクレジットカードを持てるようになります。
ブラックリストに載る期間については上記にまとめていますので、参考にしてみてください。
口コミなどで、「ブラックリストに載っていたけれど、クレジットカードを作れた」といったものを見たことがある方も多いと思います。
これは、実は申込者がブラックリストに登録されていないからなのです。
クレジットカードが作れないブラックリストに載っている方は、下記に該当する方です。
- 無断でカード料金の返済を61日以上滞納した
- 無断でキャッシングの返済を61日以上滞納した
- 無断でカードローンの返済を61日以上滞納した
- 過去に債務整理を行った
「カード利用代金の振り込みを忘れた」などではブラックリストに載ることはありません。
自分の信用情報を調べる2つの方法
自分の信用情報をしっかり把握できていないという方もいるのではないでしょうか。
ここでは、自分の信用情報を調べる下記の方法をご紹介します。
詳しくみていきましょう。
信用情報機関に開示請求する
自分の信用情報は、信用情報機関に開示請求することができます。基本的に手続きは本人で、代理人が行う場合は委任状が必要です。
シー・アイ・シー(CIC) | HP・郵送・窓口で信用情報を開示。 手数料:HPと郵送が1,000円。窓口が500円。 |
日本信用情報機構(JICC) | HP(スマートフォン)・郵送・窓口で開示。 手数料:HPと郵送が1,000円。窓口が500円。 |
全国銀行個人信用情報センター(KSC) | 郵送のみで開示。 手数料:1,000円 |
Web診断で確認する
自分がブラックリストに載っているのか心配な方は、ACマスターカードのWeb診断で確認することができます。
ACマスターカードのWeb診断は、カード申し込み前に必要事項を入力するだけで審査通過の可否がわかります。
もし、発行不可となった場合はブラックリストに載っている可能性が高いです。
どうしてもクレジットカードをすぐに欲しい方におすすめな2つの方法
債務整理を行った場合、クレジットカードをすぐに作ることは非常に困難です。
それでもすぐにクレジットカードが必要という方には、少し視点を変えた下記の2つの方法がおすすめです。
詳しくみていきましょう。
家族カードを使う
家族カードは、所有する際に新たに審査を行うことはないため、債務整理の後でも持つことが可能となっています。
カードの審査は本人のみに行われるものであり、家族カードはあくまでも「本人のカードに付随するカード」であるため、債務整理の後に審査が入ることもなく持つことが可能なのです。
ただし、カード会社によっては債務整理の後にその家族に家族カードを持たせることを良しとしていないところもあるため、そういったところであれば家族カードであっても持てない場合もあります。
デビットカードで代用する
債務整理を行った方でも、デビットカードなら発行することが可能です。
デビットカードは即日支払い方式なのでカード代金を遅延や滞納されることがないため、カード会社も心配する必要がありません。
例えば、楽天銀行デビットカードであれば入会審査なしで発行できるので、申込書に不備がない限り審査に落ちることはありません。
債務整理後でも審査に通りやすくなるための4つのコツ
債務整理後再びクレジットカードを作るとなったとき、審査に通るか不安な方もいるのではないでしょうか。
こ債務整理後でも審査に通りやすくなるためのコツを下記にまとめました。
詳しく見ていきましょう。
短期間に複数のカードを申し込まない
クレジットカードの申し込みをすると、担当者が個人信用情報機関を通じて申込者の情報を確認します。
複数のカード会社に申し込みをすると、それぞれのカード会社に申し込みの記録が残ります。
もし、他者で審査に落ちている、規制を超えて使用する可能性があるなどの理由があれば審査に落ちる可能性が高くなります。
債務整理を行った後の場合は、なおさら一社に絞って申し込むことをおすすめします。
キャッシング枠を設定しない
キャッシングとは、クレジットカードに付帯する現金を借りられる機能のことです。
ブラックリストの載ってしまったことがある方がキャッシング枠を設定すると、カード会社に「また、カード料金を滞納するのか」などと思われてしまいます。
イメージが悪くなってしまうのでキャッシング枠の設定はやめておいたほうが良いでしょう。
一度も取引を行ったことのない会社に申し込む
債務整理でクレジットカードの借入を行うと、そのカード会社で再びクレジットカードを発行することはほぼ不可能です。
そのため、一度も取引を行ったことのないカード会社に申し込むことをおすすめします。
しかし債務整理を行ったからといって、クレジットカードを発行してはいけないという決まりはありません。
審査基準は各カード会社によって異なるので、比較的審査の通りやすいクレジットカードを申し込むのもひとつの手です。
比較的審査の通りやすいクレジットカードを申し込む
前述したように、クレジットカードの審査基準は各カード会社ごとで異なります。
債務整理を行った方の信用度は高くないため、比較的審査の通りやすいクレジットカードを申し込むことをおすすめします。
下記におすすめのクレジットカードをまとめてみましたので参考にしてみてください。
- 三井住友カード リボスタイル
- ライフカード「年会費無料」
- エポスカード
審査の通りやすいクレジットカードについて詳しく知りたい方は下記サイトも参考にしてみてください。
まとめ
債務整理とクレジットカードについては、以下のようなポイントを押さえておきましょう。
- 債務整理には「任意整理」「民事再生」「自己破産」があり、借金を圧縮または帳消しにできるなどのメリットがある反面、ブラックリストに載ってしまうというデメリットがある
- 債務整理を行った後、信用情報に債務整理を行った旨が載ってしまうため、債務整理後の5年から10年間は新しくカードを作ることができない
- 家族カードは新しく家族を審査せずにカードが作れるため、債務整理後でも多くの場合には作成することが可能である
- ブラックリストに載ってしまったからといって、今後クレジットカードを作ることができないという決まりはない
クレジットカードで作った借入は、債務整理によって圧縮したり帳消しにしたりすることが可能となっています。
しかし、債務整理後には最大で10年間は新しくカードを作ることができなくなってしまうということは大前提として考えておきましょう。
だからといって、ブラックリストに載ってしまった方がクレジットカードの再発行はできないということは決してありません。
債務整理を行った方でも審査に通りやすくなるコツや、比較的審査に通りやすいクレジットカードについても紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください。