ファミペイは便利なの?メリット・デメリットと連携するファミマTカードの特徴

普段、ファミリーマートをよく利用する方に人気の「ファミペイ」。
キャッシュレス決済は便利で何かとお得なので、自分も登録すべきか迷っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ファミペイの利用方法や特徴について詳しく解説します。
メリットだけではなくデメリットもお伝えするので、ファミペイがご自身に合ったサービスか判断しやすくなるはずです。
また、後半ではファミペイと併用する「ファミマTカード」の特徴もお伝えします。ファミペイに興味がある方は、ぜひ最後までチェックしましょう。
この記事の目次
- ファミペイとは?まず押さえたい基本概要
- ファミリーマートのスマホ決済サービス
- チャージが必要なプリペイド式
- 全国のファミマ・ネット通販「Kaema(カエマ)」で利用できる
- 利便性やお得感は?ファミペイの気になるメリット
- ファミペイで支払うと0.5%分が還元される
- 公共料金の支払いにも対応
- 無料や割引になるクーポンが豊富
- 楽しくお得なゲームやスタンプ
- ファミマTカードのポイント二重取りが可能
- 【予告】楽天ポイント・dポイントも貯まる
- 申込み前にデメリット・注意点もチェックしておこう
- 還元率は0.5%と低め
- 登録できるクレカはファミマTカードのみ
- ファミペイと併用必須「ファミマTカード」の特徴
- 入会金・年会費無料
- 国際ブランドはJCBのみ
- 186円(税別)につき1ポイント貯まる
- ファミペイ開始に伴い各種特典が終了
- まとめ
ファミペイとは?まず押さえたい基本概要
ファミペイのメリットやデメリットについて見ていく前に、まずは利用方法や支払い方式などの基本概要を確認しておきましょう。
ファミリーマートのスマホ決済サービス
ファミペイ(FamiPay)は、コンビニ大手ファミリーマートが提供するスマホ決済サービスです。
市場にはさまざまなスマホ決済サービスが乱立していますが、ファミペイは2019年7月にスタートした後発参入組です。
ファミリーマートが独自に開発したサービスということもあり、ファミマユーザーにお得な仕様となっています。
ファミリーマートは全国に16,000店舗以上あるので、勤務先の周辺や旅行先などでも使いやすいでしょう。
バーコードを読み取って支払う
ファミペイは、スマートフォンにバーコードを表示させて店頭端末で読み取って支払う「バーコード決済」。基本的な使い方はPayPayやLINE Payなどの主要スマホ決済サービスと同じです。
ファミペイ専用のスマホアプリをダウンロードし、会員登録と暗証番号の設定をすれば使い始めることができます。
実際にお店で使うときは、アプリを開いて「ファミペイを使う」をONにしておきます。
そして、レジで「ファミペイで払います」と伝え、スマホに表示されたバーコードを見せれば、店員さんが端末で読み取ってくれます。これで支払いは完了です。
チャージが必要なプリペイド式
スマホ決済サービスには、あらかじめお金をチャージして使う「プリペイド式」と、あとでお金が引き落とされる「後払い式」があり、ファミペイはプリペイド式です。
気をつけたいのはチャージのし忘れです。
チャージ方法はいくつかありますが、手持ちの現金がなかったり、ファミマTカードが未登録だったりすると商品を購入できなくなるので注意しましょう。
店頭での現金チャージ
ファミペイはファミリーマートの店頭でチャージすることができます。
ファミペイアプリを起動し、レジの店員さんに「ファミペイのチャージをお願いします」と伝えてバーコードを提示します。
そうすると、レジ画面にチャージ金額が表示されるので、チャージしたい金額を選びます。そして、チャージ金額を現金で支払えば完了です。
現金によるチャージの上限額は10万円です。
ファミマTカードでチャージ
ファミマTカード(クレジットカード)があれば、クレジットカードによるチャージが可能です。
クレカでチャージをしたい場合は、まずファミマTカードをアプリに登録する必要があります。
アプリの残高の隣に表示されている「チャージ」を選び、「クレジットカードでチャージ」を選択します。そして、カード番号の入力や本人認証をすれば登録完了です。
実際にクレカでチャージをする際は、アプリで「クレジットカードでチャージ」を選び、ファミペイ暗証番号とチャージ金額を入力すればOKです。
1回あたり1,000円から30,000円までチャージ可能で、1,000円単位で選択できます。チャージ上限額は1日あたり10万円、1ヶ月だと100万円まで可能です。
また、オートチャージを設定しておけば、指定した金額を下回ったときに自動的にチャージされるので安心です。
FamiPayボーナスでチャージする
FamiPayボーナスもファミペイのチャージに利用することができます。
ファミペイで支払うと、186円(税別)あたり1円分のFamiPayが付与されます。ファミペイを使えば使うほどFamiPayボーナスも多く貯まるので、積極的にファミペイで支払えばチャージ金額も増やせてお得です。
全国のファミマ・ネット通販「Kaema(カエマ)」で利用できる
ファミペイは、全国のファミリーマートの店舗で利用できます。
基本的にお店にあるすべての商品購入の支払いに使えるので、ファミマを頻繁に利用する方はFamiPayボーナスが貯まりやすいでしょう。
ただし、Famiパスや各種代金の支払いなどのFamiポート商材やコピー代などは対象外です。収納代行サービスの中にも対象外のものがあるので注意してください。
また、家具や家電、生活用品など幅広い商品を取り扱っているネット通販「Kaema」でもファミペイを使うことができます。ファミペイなら、ほとんどの商品が割引価格で購入できるのでお得です。
ここまで、ファミペイの基本概要を確認しました。次章では、ファミペイのメリットについて詳しく見ていきましょう。
利便性やお得感は?ファミペイの気になるメリット
ファミペイにはさまざまな特典があります。お得なメリットばかりなので、ひとつずつチェックしていきましょう。
ファミペイで支払うと0.5%分が還元される
先述のとおり、ファミペイで支払いをすると186円(税別)ごとに1円のFamiPayボーナスがもらえます。
貯まったボーナスはファミペイ残高として利用することができ、還元率は0.5%です。
使った分だけボーナスが付与され、ファミペイのチャージに利用できるので好循環です。随時開催されるキャンペーンなどを利用すれば、還元率を引き上げることもできます。
公共料金の支払いにも対応
ファミペイは公共料金の支払いにも利用できます。全額ファミペイで支払えばFamiPayボーナスが還元されるので、コンビニで公共料金を支払うことが多い方はお得です。
ただし、一部の公共料金や決済代行サービスはファミペイ未対応です。また、税金の支払いはFamiPayボーナス還元の対象外となっているため注意しましょう。
どの料金がファミペイ対応で、どの料金が未対応かは、ファミペイアプリで確認することができます。
トップ画面の「NEW!」またはサイドメニューから「公共料金・各種料金お支払い」にアクセスします。
払込票のバーコードに記載されている6桁の数字を入力すると、ファミマでの支払い可否およびFamiPayボーナスが付与されるかどうかの確認結果が表示されます。
無料や割引になるクーポンが豊富
ファミペイアプリには、ファミリーマートで使えるお得なクーポンが数多く用意されています。
アプリの「使うクーポンを選ぶ」をタップすると、その時点で利用できるクーポンがチェック可能。クーポンを選び、バーコードをレジで提示すると割引価格で購入することができます。
クーポンの内容は随時更新されますが、ファミチキやおにぎりなどの人気商品の割引クーポンもあるので、こまめにチェックしましょう。
楽しくお得なゲームやスタンプ
気軽にチャレンジできるゲームやスタンプでお得なクーポンを獲得することもできます。
ゲームというのは、アプリ上の簡単なスロットやくじ引きなどのミニゲームのこと。ゲームをクリアしたり、当たりが出たりするとクーポンがもらえます。
また、対象商品を購入するとスタンプを貯めることができ、アプリ上のスタンプカードが全部埋まるとクーポンが付与されます。
例えば、期間内にコーヒーを5杯購入すると、1杯分無料になるクーポンがもらえるといったサービスです。
ファミマTカードのポイント二重取りが可能
ファミマTカードを使ってファミペイにチャージをすると、ポイントの二重取りが可能です。
まず、ファミマTカードによってチャージをすると、還元率0.5%のTポイントがもらえます。そして、ファミペイ決済でも0.5%のFamiPayボーナスが付与されるので、ダブルでもらえてお得です。
店頭での現金チャージよりお得なので、ファミペイを使うならファミマTカードも併用しましょう。
なお、Tポイントカードをレジで提示してファミペイで支払うと、TポイントとFamiPayボーナスを二重取りすることもできます。
【予告】楽天ポイント・dポイントも貯まる
2019年11月からスタートする予定なのは、楽天ポイントおよびdポイントとの連携です。
これまで、ファミリーマートではTポイントが利用できましたが、ドコモユーザー以外でも使えるdポイントと楽天ポイントも186円(税別)あたり1ポイント貯められるようになります。
また、各ポイントはファミペイとも連携できるようになるため、ポイントの利用から決済までバーコードの提示だけで完結させられます。連携できるポイントの種類が増えれば、利便性やお得感はさらに高まるでしょう。
この章では、ファミペイのメリットについて確認しました。次章ではデメリットや注意点を見ていきましょう。
申込み前にデメリット・注意点もチェックしておこう
ファミペイには注意しておきたいデメリットもあります。申込み前にチェックしておきましょう。
還元率は0.5%と低め
ファミペイの基本還元率は0.5%と平凡です。
PayPayの還元率が最大3%、LINE Payは最大5%ということを踏まえると、高還元を期待している方にとっては物足りないかもしれません。
先述のとおり、ファミマTカードやTポイントカードと併用すればポイントの二重取りが可能なので、うまく併用することをおすすめします。
登録できるクレカはファミマTカードのみ
ファミペイと連携させることができるクレジットカードは、ファミマTカードのみです。
他のスマホ決済サービスの場合、チャージに利用できるクレカは任意というものが多いです。でも、ファミペイだとファミマTカードに限定されているので不便さを感じる人もいるでしょう。
最後の章では、ファミペイと併用したいファミマTカードについてご説明します。
ファミペイと併用必須「ファミマTカード」の特徴
ファミペイをよりお得に使うなら、ファミマTカードとの併用が必須です。ファミマTカードをまだ持っていない方は、カードの特徴をチェックしておきましょう。
なお、ファミマTカードにはクレジットカードとポイントカードがありますが、ファミペイと連携できるのはクレジットカードです。
入会金・年会費無料
ファミマTカードは年会費無料です。入会金なども必要ないので、コストをかけずに保有し続けることができます。また、ETCカードも入会金・年会費無料で追加可能です。
申込み資格は、高校生を除く18歳以上の方です。収入に関する記載はないので、パート・アルバイトや主婦、学生の方でも申込むことができます。
ファミマTカードは、一般的に審査があまり厳しくないと言われる流通系カードなので、間口は広いと言えるでしょう。
国際ブランドはJCBのみ
ファミマTカードに付帯する国際ブランドはJCBのみです。JCBは唯一の日本産ブランドとして人気があり、国内向けのきめ細かなサービスに定評があります。
ただし、世界シェアトップ2のVISAやMastercardに比べると国際的な認知度は低いです。海外での加盟店数も多いとは言えませんが、ハワイやグアム、韓国といった日本人観光客が多い国・地域では問題なく使えます。
また、アメックスと加盟店の相互開放を行なっているため、国によってはVISAと遜色なく使えるでしょう。
186円(税別)につき1ポイント貯まる
ファミマTカードをJCB加盟店での支払いに使うと、186円(税別)あたりTポイントが1ポイント貯まります。
ファミリーマートで取り扱っている食品や日用品、雑誌のほか、宅急便や代行収納もポイント付与の対象となっています。ですから、日頃から買い物や各種支払いにファミマを利用している方は、ファミマTカードがあるとポイントが貯まりやすくてお得です。
また、Tポイントプラスの提携先で特定商品を購入する際、レジでファミマTカードを提示するとTポイントがさらに貯まる特典もあります。
ファミペイ開始に伴い各種特典が終了
気をつけたいのは、ファミペイのサービス開始に伴い、ファミマTカードの各種サービス・特典が終了したという点です。
ファミマTカードには、1ヶ月ごとの利用金額に応じてポイントがさらに貯まる「ファミランク」がありましたが、2019年7月31日をもって終了しました。
同様に、会員特別価格やレディースデー、若者応援ポイントも利用できなくなったので注意しましょう。
なお、前項でも触れた、特定商品の購入時にボーナスポイントがもらえるポイントプラスは継続しています。
まとめ
ファミペイの特徴についてポイントをおさらいしましょう。
- バーコードを提示して支払うスマホ決済サービス
- 事前に入金が必要なプリペイド式で、店頭での現金チャージやファミマTカードによるチャージが可能
- 全国のファミリーマートまたは通販サイトKaema(カエマ)で利用できる
- 基本還元率は0.5%でファミマTカードと併用すればポイントの二重取りが可能
- ファミマの商品が無料・割引になるクーポンが豊富
ファミペイはファミリーマートをよく利用する方にメリットが多い仕様なので、意識的に使えばお得度が高まります。ファミマTカードがあればさらに有利ですから、ファミペイを利用する場合は併用をおすすめします。
ファミペイへの興味が高まった方は、入会を検討してみてはいかがでしょうか。