JALカードの年会費をカードごとに比較!年会費を安くする方法も紹介
監修者:クレジットカード専門家 菊地崇仁
日本を代表する航空会社である「JAL」は知っている方も多いですよね。
JAL便に搭乗するとマイルを貯めることができますが、JALカードがあればさらにJALマイルを貯めやすくなります。
JALマイルの貯めやすさで人気のJALカードについて
- マイルが貯めやすいのは嬉しいけど、年会費はいくらなんだろう?
- マイルを貯めるにはどのJALカードが自分に合っているのだろう?
と疑問に思いますよね。
JALカードの年会費はカードランクによって違いがあるため、年会費無料のものから数万円のものまで様々です。
この記事ではJALカードの年会費をカードごとに比較して、おすすめのクレジットカードを紹介していきます。
また「年会費のかかるタイミング」や「カード会社が年会費無料のカードを発行できる理由」など、年会費にまつわる疑問にもお答えします。
この記事が、あなたがどのカードが適しているか判断の手助けになれたら幸いです。
この記事の目次
- JALカードの年会費はランクによって違う
- JAL普通カード
- CLUB-Aカード
- CLUB-Aゴールドカード
- CLUB-Aゴールドカードアメックス
- プラチナ
- JALカードnavi(学生向け)
- JALカードは提携ブランドも豊富
- 国内ブランド
- 海外ブランド
- Suica
- TOKYU POINT ClubQ
- OPクレジット
- JALカードの基礎知識
- 締め日と支払い日
- 請求書が届く時期
- 年会費の引き落とし日
- JALカードのオプション年会費
- ショッピングマイル・プレミアム
- ツアープレミアム
- JALグローバルクラブへの入会
- JGCへの入会にはJALカードが必用
- JGC対象のJALカード
- その他JGC入会条件
- 年会費の疑問を整理して解説
- 年会費が発生するタイミングと支払い方法
- 年会費が無料でもカード会社が成り立つ理由
- JALカードのキャッシング機能
- キャッシング枠の利用限度
- キャッシングできないカードもある
- JALカードのキャッシング手続き
- キャッシングの返済基準
- JALカードはオートチャージ機能が便利
- PASMO・SUICAのオートチャージ
- JMB WAONのオートチャージ
- JALカードのボーナス払い
- ボーナス払いの利用期間
- JALカードの審査
- 申し込む前に条件を確認
- JALカードの審査に落ちる理由
- 入会申し込みしやすいJALカード
- 申込から審査の流れ
- まとめ
JALカードの年会費はランクによって違う
JALカードの年会費はランクによって異なります。
カードランク | 年会費(税抜) | 家族カード年会費(税抜) |
---|---|---|
普通カード | 2,000円(初年度無料) | 1,000円(初年度無料) |
CLUB-Aカード | 10,000円 | 3,500円 |
CLUB-Aゴールドカード | 16,000円 | 8,000円 |
CLUB-Aゴールドカード アメックス | 19,000円 | 8,000円 |
プラチナ | 31,000円 | 15,500円 |
JALカードnavi(学生向け) | 在学中は年会費無料 | - |
それぞれのカードの特徴を、他のカードと比較しながら詳しく解説していきます。
JAL普通カード
JAL普通カードはJALカードの中でもっともスタンダードな1枚です。
※国際ブランドが「mastercard」のものと「VISA」のものでお申込みページが分かれております。
年会費は本会員だけでなく家族カードも初年度無料となっているのが特長で、まずはJALカードの基本的なサービスを試してみたい方にぴったりの1枚です。
ただし国際ブランドでアメリカン・エキスプレスを選んだ場合は初年度年会費無料特典はなく、本会員6,000円(税抜)と家族カード2,500円(税抜)の年会費がかかる点で注意が必要です。
CLUB-Aカード
CLUB-Aカードは普通カードよりも、フライトで貯まるボーナスマイルを多くもらうことができます。
年会費の初年度無料特典はなく入会直後から年会費が発生しますが、フライト回数が多い人は普通カードよりもCLUB-Aカードのほうがおすすめです。
なぜなら、普通カードは入会搭乗ボーナスマイルと毎年初回搭乗ボーナスマイルを合わせて2,000マイルしかもらうことができません。
- 入会搭乗ボーナスマイル:5,000マイル
- 毎年初回搭乗ボーナスマイル:2,000マイル
をもらうことができるので、初年度は合計7,000マイル(7,000円相当分)をもらうことができます。これだけで初年度は年会費を実質3,800円にすることができますね。
搭乗ごとのボーナスマイルの加算率が25%になるので(普通カードの加算率は10%)、フライトが多い人は年会費が発生してもCLUB-Aカードのほうがお得であると言えます。
CLUB-Aゴールドカード
CLUB-Aゴールドカードは年会費16,000円(税抜)の中にショッピングマイル・プレミアム年会費(税抜3,000円)が含まれているカードです。
フライトでもらえるボーナスマイルや搭乗ごとのボーナスマイル加算率はCLUB-Aカードと変わりありませんが、普通カードやCLUB-Aカードよりもショッピングマイルの付与率が高くなっている特長があります。
- 普通カードとCLUB-Aカードのショッピングマイル付与率:200円で1マイル
- CLUB-Aゴールドカードのショッピングマイル付与率:100円で1マイル
普通カードとCLUB-Aカードも、ショッピングマイル・プレミアム年会費3,000円(税抜)を支払えばマイル付与率を上げることができます。
- 海外国内旅行傷害保険の最高補償額5,000万円~1億円
- 空港ラウンジの無料利用サービス
というものがあります。
そのためCLUB-Aゴールドカードがあれば、空と陸の両方でマイルをお得に貯めて、ゴールドカードならではの手厚い保険やサービスを付帯させることができるようになります。
CLUB-Aゴールドカードアメックス
CLUB-AゴールドカードアメックスはCLUB-Aゴールドカードよりもさらに多くのマイルを貯めることができるカードです。
CLUB-Aゴールドカードアメックスには「アドオンマイル」というサービスがあるため、航空券の購入や機内販売、オンラインショップJALショッピングで100円につき1マイルが貯まります。
CLUB-Aゴールドカードアメックスの年会費19,000円(税抜)はCLUB-Aゴールドカードの年会費16,000円(税抜)と比べると3,000円(税抜)分だけ高くなっています。
そのため、32万4千円以上のJAL航空券を購入予定があればCLUB-AゴールドカードアメックスのほうがCLUB-Aゴールドカードよりもお得、ということになります。
プラチナ
プラチナはJALカードの最上位カードです。
年会費は31,000円(税抜)(家族カードは15,500円(税抜))となっていますが、
- プラチナカードという最高のステータス
- マイルをもっとも多く貯めることができる(ショッピングマイル・プレミアム自動加入/アドオンマイルは100円で2マイル)
- 海外国内旅行傷害保険の補償額が最高1億円
- プライオリティ・パス
というメリットを受けることができます。
プライオリティ・パスで海外の空港ラウンジサービスを利用することができるので、海外旅行の回数が多い人におすすめのカードです。
JALカードnavi(学生向け)
JALカードnaviは学生向けのJALカードで在学中は年会費が無料となる特典があります。
カード入会資格は18歳以上29歳以下の学生に限定されており、卒業後はJAL普通カードへ自動入会することになります。
在学期間中は年会費が無料となるだけでなく、
- マイルの有効期限が無期限になる
- 特典航空券を最大60%割引で交換できる
- ツアープレミアム年会費が無料になる
といったお得な特典もあります。
18歳以上29歳以下の学生の方なら迷わず、JALカードnaviへの入会をおすすめします。
ここまでJALカードの年会費をランクごとに紹介し、それぞれのカードの特徴を他のカードと比較しながらお伝えしました。
続いて、JALカードのオプション年会費についてご紹介します。
JALカードは提携ブランドも豊富
JALカードは国内外のブランド、交通系ICカードなど提携ブランドも豊富です。日常生活でも良く利用する提携先なであれば、利用することでJALマイルも効率よく貯まります。東京近郊にお住まいなら、交通系ICカードとの提携カードが使いやすいでしょう。
ここでは、JALカードの提携ブランド・提携カードについて見ていきましょう。
国内ブランド
クレジットカードにおける国内ブランドとは、日本国内に流通していてかつ国際ブランドに該当しないカードすべてを指します。主に日本国内での使用に特化しているのが特徴です。
国内ブランドでは、JCBカードと提携したJAL・JCBカードがあります。
特徴について説明していきます。
JAL・JCBカード
海外旅行保険やショッピング保険が充実、東京ディズニーランド®および東京ディズニーシー®のオフィシャルスポンサーとなっているなど、日本国内のエンターテインメント方面に強いカードです。
国内に強い一方、国際ブランドとしてはMastercardやVisaに比べて弱いため、海外旅行に行くならMastercardやVisaと2枚持ちにする必要があります。
海外ブランド
クレジットカードにおける国際ブランドとして海外ブランドでは以下の提携カードがあります。
それぞれについて特徴を解説します。
JAL MastercardとJAL Visaカード
同じDCブランドのカードです。どちらも海外では非常に強い国際ブランドで、海外によく行く方には使い勝手の良さが大きな魅力となっています。
弱点は、交通系電子マネーへのチャージでポイントが得られない点と、付帯保険が若干弱い点です。この弱点は、交通系電子マネーのチャージでポイントが得られるカードや、JCBやアメックスのように付帯保険が手厚いカードと一緒に持つことで補えます。
JALアメリカン・エキスプレス・カード
JAL航空券の購入でマイルを貯めたり、手厚い付帯保険が魅力のクレジットカードです。年会費は他の提携カードに比べると高めですが、本家よりはリーズナブルになっています。ただし、その分付帯サービスも本家のアメックスとは違うものとなっています。
JALダイナースカード
ダイナースクラブカード本家の特典が使えるのが特徴の提携カードです。本家の年会費よりも高く、提携カードの中では一番高い年会費となっていますが、旅行やグルメ方面などで豪華な特典がつき、ステータスカードとしても世界で通用する提携カードと言えるでしょう。
Suica
JR東日本との提携ブランド、JALカードSuica。SuicaへのチャージやJR東日本の利用で3倍のポイントが貯まるので、毎日通勤でJRに乗車する人にはお得なカードです。ただし、JR東日本の利用ではJALマイルはつきません。
TOKYU POINT ClubQ
TOKYU POINT ClubQは、東急グループの電車や東急百貨店、PASMOを使う方におすすめの提携カードです。国際ブランドはVisaかMastercardが選べます。
TOKYU POINTとJALマイルの二重取りができて、JMB WAONのチャージでもJALマイルが貯まるなど、陸マイラー(飛行機に搭乗せず、クレジットカード決済やポイント交換を利用することでマイルをためる人)にとっては欠かせないカードと言えるでしょう。
以前はPASMOでもJALマイルが貯まりましたが、2017年からできなくなってしまったのは残念な点です。
OPクレジット
小田急や小田急百貨店など、小田急グループとPASMOを使うなら、JALカードOPクレジットがおすすめの提携カードです。
TOKYU POINT ClubQでは廃止された、PASMOオートチャージでもJALマイル+小田急ポイントが二重に獲得できる仕様となっています。小田急沿線にお住まいなら、かなり効率よくJALポイントが貯まるのではないでしょうか。
ここまで、JALカードの豊富な種類について、ランクと提携ブランドの両面から説明してきました。
ここからは、JALカード自体の基礎知識について深堀りしてみていきます。
JALカードの基礎知識
JALカードを利用する前に知っておきたい基礎知識として、締め日と支払い日、請求書の届く時期、年会費の引き落とし日について順番に説明しますのでご覧ください。
締め日と支払い日
締め日と支払い日は提携ブランドによって異なります。JALカードSuicaの場合、締め日は当日末日で、支払日は翌々月4日です。その他のカードは、締め日は前月16日~当月15日までで、支払日は翌月10日となります。
請求書が届く時期
請求書が届く時期も提携ブランドによって異なります。JALカードSuicaの場合は翌月20日頃に「ご利用代金明細書」が郵送されてきます。その他のカードの「ご利用代金明細書」は、支払い日の約10日前が到着予定日です。
カード会社によっては、ホームページ上でWeb明細が見られるようになっている場合も多いので、そちらもぜひ活用しましょう。
年会費の引き落とし日
JALカードの年会費が銀行口座から引き落とされる日は、カードに記載されている有効期限月以降2カ月後です。また、引き落とし日は、それぞれのカードの支払い日と同じで、JALカードSuicaなら4日、その他のカードは10日になります。
例えば、2018年9月が有効期限のJALカードSuicaなら、2ヵ月後の11月4日が引き落とし日です。
JALカードのオプション年会費
JALカードにはカード本体の年会費とは別に下記のようなオプション年会費が用意されています。
- ショッピングマイル・プレミアム
- ツアープレミアム
これらのオプション年会費の概要をご説明します。
ショッピングマイル・プレミアム
ショッピングマイル・プレミアムの年会費は3,000円(税抜)です。
ショッピングマイル・プレミアムの年会費を支払うことで、ショッピングマイルをお得に貯めることができるようになります。
通常だと200円につき1マイルしか貯めることができませんが、ショッピングマイル・プレミアム年会費を支払うと100円につき1マイルを貯めることができます。
ショッピングマイル・プレミアムがどれくらいお得なのか、実際にシミュレーションで計算してみましょう。
年間100万円のショッピング利用があった場合、ショッピングマイル・プレミアム未加入だと5,000マイルを貯めることができます。
しかしショッピングマイル・プレミアムに入会していれば10,000マイルを貯めることができます。年会費3,300円を差し引くと6,700マイルになり、未加入時の5,000マイルよりも1,700マイルがお得に貯まるという結果になります。
また、本会員がショッピングマイル・プレミアム年会費を支払えば、家族カードにも適用されるメリットもあります。
航空券やホテル宿泊代などでカード利用額が多くなる人は、ショッピングマイル・プレミアムに入会すると通常よりも多くのマイルを貯めることが可能となります。
ツアープレミアム
ツアープレミアムの年会費は2,000円(税抜)です。
ツアープレミアムの年会費を支払えば、区間マイル100%分のマイルを貯めることができます。
というのも、パッケージツアーや先得割引で購入した運賃は通常運賃よりも安くなっているため、フライトマイルが50~75%に設定されています。
しかしツアープレミアムに登録すればフライトマイルが100%になるため、マイルをお得に貯めることができるようになります。
会員ごとの登録となるため本会員と家族会員それぞれに年会費の支払いが必要となりますが、ツアープレミアムは旅行費用を安く抑えてマイルをお得に貯めたいという人にぴったりのサービスです。
ここまでJALカードのオプション年会費として「ショッピングマイル・プレミアム」と「ツアープレミアム」の2つをご紹介しました。
最後にJALカードの年会費に関する疑問を整理して解説していきます。
JALグローバルクラブへの入会
JALグローバルクラブとは、JALマイレージバンクの上級会員のためにあるクラブです。入会条件や対象のJALカードなど、入会に関する情報をご紹介します。
JGCへの入会にはJALカードが必用
JGC(JALグローバルクラブ)はJALマイレージバンクの上位版という位置付けなので、JALカードはもちろん所持していなくてはなりません。
ただ、JALカードのステータスも関係あるため、JALグローバルクラブへの入会を希望するなら、条件に当てはまるステータスのカードを選ぶ必要があります。
JGC対象のJALカード
JGC対象のJALカードは、JALカードのCLUB-A・CLUB-Aゴールド・JALダイナースカード・プラチナに相当するステータスのカードです。
いずれかのステータスを持つカードなら入会できます。ただ、JGC対象のJALカードを持つだけでなく、その他の条件も満たさなければ入会できません。
その他JGC入会条件
- 1~12月の1年間にJALグループ便ならびにワンワールド アライアンス加盟航空会社便にJMBのマイル積算対象運賃で搭乗
以下のどちらかの条件を達成
- 搭乗ごとに積算される「FLY ON ポイント」が50,000FLY ONポイント以上でそのうちJALグループ便で25,000FLY ONポイント以上の獲得
- 50回以上(うちJALグループ便25回以上)かつ15,000FLY ONポイント以上の搭乗実績
JGC入会に際しては、飛行機に多く搭乗していることが条件となるため、陸マイラーには厳しいかもしれません。
年会費の疑問を整理して解説
JALカードの年会費について、
- 年会費が発生するタイミングと支払い方法
- 年会費が無料でもカード会社が成り立つ理由
の2つについて疑問に思われた方が多いのではないでしょうか?これらの疑問について詳しくお答えしていきます。
年会費が発生するタイミングと支払い方法
JALカードの年会費が発生するタイミングは有効期限月の2か月後です。
例えばJALカードに新規入会をして有効期限が2022年9月までとなっている場合は、入会日から9月末日までの年会費を2か月後の11月に請求されることになります。
もし初年度年会費無料の普通カードを更新しないという場合は、上記有効期限の場合なら9月末日までに退会手続きが完了していれば年会費が請求されることはありません。
また、JMBカードに変更する事でマイルは失効しません。
JALカードの年会費を支払う方法には、
- カードからの引き落とし
- マイルを使っての支払い
という2つの方法があります。
マイルを使って年会費を支払う場合は、年会費と同じ金額のマイルが必要です。例えば、CLUB-Aカードの本会員年会費をマイルで支払う場合は11,000マイルが必要となります。
- 普通カードとJALカードnaviはマイルで年会費を支払うことはできない
- 申し込みができない期間がある
- 電話から申し込むことができない(MyJALCARDからの申し込みのみ)
というものがあります。
これらの点に気をつければ、年会費を実質無料にすることが可能となります。
年会費が無料でもカード会社が成り立つ理由
年会費が無料でもカード会社が成り立つ理由は、年会費以外にも収益を得られる仕組みになっているからです。
年会費以外の収益には、
- カード利用者が支払う分割払い手数料やリボ払い手数料
- 店舗が支払う加盟店手数料
などがあります。
年会費無料のカードを発行して利用者が増えれば、分割払い手数料やリボ払い手数料を支払ってもらえる可能性が高くなります。
そしてカード会員が年会費無料のカードを使っていると、年会費のかかる上位カードへの切り替えやオプション年会費を支払ってもらう確率も上がります。
そのため、カード会社は年会費無料のカードを発行しても事業運営が成り立つのです。
とはいえ、年会費を支払っても還元されるマイルやポイントで年会費が実質無料になることもありますし、年会費の元をとるどころか年会費を超えるサービスを受けられることもあります。
「年会費無料」だけにこだわりすぎると、かえってお得なサービスを取りこぼす可能性もあります。
年会費が発生するカードに切り替える場合は、
- 年会費が実質無料となるか
- 年会費を超えるサービスを受けられるかどうか
を基準に入会するべきかを判断することをおすすめします。
JALカードのキャッシング機能
JALカードにもキャッシング機能が付帯しています。全国の銀行やコンビニのATMからキャッシングできるようになると、ちょっと困った時にも助かりますし、便利ですよね。
ただ、サービス内容は提携ブランドやステータスごとに差がありますので、具体的な利用可能額など正確な情報を各カード会社に確認してから利用を検討しましょう。
キャッシング枠の利用限度
キャッシング枠の利用限度額は、カードによって異なります。具体的には各カード会社に確認する必要がありますが、一般カードならだいたい50万円、CLUB-Aならそれ以上、となっているカードが多い傾向です。
キャッシングできないカードもある
JALカードのうち、一部キャッシングできないカードもあります。JALカードSuicaとJALカード OPクレジットの2枚が、キャッシングできないカードです。JALカードにキャッシング機能を求めるなら、この2枚以外を使用しましょう。
JALカードのキャッシング手続き
JALカードのキャッシング手続きは、各カード会社に連絡の上、申込書をもらって必要事項を書き込んで提出します。書類などが郵送でのやり取りとなるため、実際にキャッシングできるまでには3週間程度見込んでおきましょう。
キャッシングの返済基準
キャッシングの返済基準は1回払いのみです。リボ払い、ATMからの返済はできません。
後からまとめて繰り上げ返済しようとしても難しいため、翌月1回で返済できるかどうか、借りる前によく考えてくださいね。
JALカードはオートチャージ機能が便利
JALカードは、オートチャージできる電子マネーが多く、日常使いにとても便利だという側面も持っています。そこでオートチャージ機能についてもチェックしましょう。
PASMO・SUICAのオートチャージ
JALカードは、SuicaのオートチャージができるJALカードSuicaに、PASMOのオートチャージができるTOKYU POINT ClubQとOPクレジットがあります。
OPクレジットは、オートチャージしたPASMOに対してもJALマイルがついて二重取りできるメリットがあるので、小田急沿線の方であれば特に便利です。
JMB WAONのオートチャージ
JALカードの中には、JMB WAONのオートチャージに対応しているカードもあります。イオンのお買い物でレジに並んで残高不足に気が付いた、でも入金できる持ち合わせがない、という困った事態が起きても、オートチャージなら心配する必要がありません。
対象のJALカードは、JAL・Visaカード、JAL・MasterCard、JALカード TOKYU POINT ClubQ、JAL・JCBカードの4種類です。
JALカードのボーナス払い
JALカードにもボーナス払いはありますが、ボーナス一括払いのみで、ボーナス2回払いはありません。
ボーナス払いの利用期間
ボーナス払いの利用期間は、夏季:12/16~6/15、冬季:7/16~11/15です。使えない期間が夏季と冬季の切り替わり時期に1ヶ月ずつありますので、利用する予定があるのであれば日付に注意しましょう。
JALカードの審査
JALカードの審査は、申し込む提携ブランドやステータスによってその難易度が異なります。また、一般カードから審査はあります。申し込み条件の確認と、JALカードの審査で注意したい点など、JALカードの審査についてご紹介しますのでぜひ参考にしてください。
申し込む前に条件を確認
JALカードの申し込み条件はおおよそ年会費の低いカードほど緩く、年会費の高いカードほど厳しいという傾向にあります。年会費が30,000円近くと高いJALダイナーズクラブカードの場合は、年収だけでなく、正社員であることとその勤続年数も問われます。
一番入会しやすい一般カードの場合だと申し込み条件は年齢18歳以上で、日本国内で支払いが可能な人、となります。年収の多寡も極端に低くなければ問題ありませんし、正社員である必要もありません。比較的入会しやすい条件となっています。
申込みたいカードが決まったら、必ず申し込み条件をチェックしてその条件をクリアしているかどうかを確認しましょう。
JALカードの審査に落ちる理由
JALカードの審査に落ちる理由として考えられるのは以下の通りです。
- クレヒス情報に問題があった
- 逆にクレヒス情報がまったく残っていないスーパーホワイト
- 他のクレジット会社から借り入れが複数ある
この中でも、クレヒス(クレジットヒストリー)の情報は、最長で10年間残るものもあって、すぐに消せるものではありません。日頃から良い信用情報を残す様、きちんと滞りなく支払いを進めましょう。
一方、スーパーホワイトの方の場合は、良いクレヒスを積み上げるように行動しましょう。
携帯電話の機種変更などで新しい端末を購入する時、一括払いではなく分割払いで支払いを続ける方法ができるなら試してみましょう。また、使っていないクレジットカードがあれば、公共料金や光熱費など定期的に引き落とされるような各種料金をクレジットカードで支払うという手もあります。
対策を打つと良い信用情報が積み重なり、JALカードの審査に通りやすくなります。
また、入会キャンペーンを実施しているときを狙って申し込むのもひとつの方法です。キャンペーン開始の案内を待って応募しても良いでしょう。
入会申し込みしやすいJALカード
入会申し込みしやすいJALカードは、JAL CLUB ESTやJAL JCBカードです。
20代限定のJAL CLUB ESTは、年齢制限がある分さまざまな特典がついており、入会しやすい仕様ともなっています。
JAL JCBカードは、他社の一般カードと同等の入会条件を示していることからも、入会の門戸を広く開けています。
申込から審査の流れ
申込から審査の流れは、おおよそ以下の通りです。
- 各カード会社に連絡して、JALカードの入会申込書をもらってくる
- 必要事項を記入して本人確認書類とともにカード会社へ返送する
- 審査が終わって連絡が来るまで待つ
- 審査終了すると、審査結果の通知が来ます
カードが手元に郵送で届くまでの期間は、書類のやり取りがどれだけ早く終わるかにもかかっていますが、2~3週間は見積もっておくとよいでしょう。
まとめ
JALカードの年会費をカードごとに比較し、それぞれのカードが持つおすすめポイントをご紹介しました。
もっとも年会費を安くすることのできるJALカードは「JALカードnavi」ですが、学生限定というデメリットがあります。
学生以外の人がJALカードでお得にマイルを貯めるためには、初年度年会費無料のJAL普通カードにオプション年会費を組み合わせる方法をおすすめします。
これなら、5,500円(ショッピングマイル・プレミアム年会費3,300円/ツアープレミアム2,200円)でお得にマイルを貯められるようになるからです。
カードを持っているだけで入会搭乗ボーナスマイル(5,000マイル/JAL普通カードは1,000マイル)や毎年初回搭乗ボーナスマイル(2,000マイル/JAL普通カードは1,000マイル)をもらうことができるので、もらえるマイル分だけJALカードの年会費を安くできるようになります。
貯めたマイルで年会費を支払えば、年会費を実質無料にすることも可能ですよ。
自分にあったJALカードを選ぶことで、お得にJALマイルを貯めましょう。
- 監修者:クレジットカード専門家 菊地崇仁
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約80枚のクレジットカードを保有し、約130万円の年会費を支払っている。 一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。