JCBカードの年会費をカードごとに比較!年会費無料や安くする方法も紹介

JCBは、国際ブランドを持つ国内大手のクレジットカード発行会社です。
VISAやMastercardと共にクレジットカードの5大国際ブランドのひとつに数えられるほど、国際的にも利便性の高いカードとして知られています。
そんなJCBカードへの入会を検討している方は、「年会費はどれくらいだろう」「年会費が無料のJCBカードが知りたい」など年会費に関する情報を知りたいのではないでしょうか。
ここでは、JCBカードを作ろうか迷っている方のために、JCBカードの基本的な年会費や無料で作れるおすすめのカード、家族カードの年会費など年会費にまつわる多彩な情報をご紹介していきます。
他にも、カード別の年会費やプロパーカードと提携カードの年会費の違い、年会費を安くする方法といった情報も盛り込んでいます。
一通り読んでいただければ、さまざまな種類があるJCBカードの年会費を比較でき、入会すべきか判断しやすくなるので、ぜひ最後までチェックしていきましょう。
この記事の目次
提携カードを含めたJCBカードの年会費はさまざま
JCBカードには提携カードも含めてさまざまな種類があり、年会費もカードごとに異なります。
この章では、JCBカードの年会費について、プロパーカードと提携カードに分けてご紹介するので違いをチェックしましょう。
JCBカードとはJCBが発行するプロパーカード
いわゆる「JCBカード」と呼ばれているものは、JCBが独自に発行しているプロパーカードを指します。
JCBのプロパーカードの年会費は、無料のものから数万円するものまであるので、次の項目で具体的に見ていきましょう。
JCBプロパーカードの年会費例
JCBの主なプロパーカードの年会費を以下の表にまとめました。家族会員の年会費も記載しているので、ご家族の入会も検討している方は参考にしてください。
カード名 | 年会費(家族カード)※税別 | 備考 |
---|---|---|
JCB CARD W/JCB CARD W plus L | 無料(無料) |
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JCB一般カード | 1,250円(400円) |
|
JCB CARD EXTAGE | 無料(無料) | 入会は29歳以下限定 |
JCB GOLD EXTAGE | 3,000円(1名無料、2人目以降は1人あたり1,000円) |
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JCBゴールド | 10,000円(1名無料、2人目以降は1人あたり1,000円) | オンライン入会で初年度年会費無料 |
JCBゴールド ザ・プレミア | JCBゴールドの年会費10,000円+サービス年会費5,000円=計15,000円 (1名無料、2人目以降は1人あたり1,000円/サービス年会費分は無料) |
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JCBプラチナ | 25,000円(1名無料、2人目以降は1人あたり3,000円) | 入会は学生を除く25歳以上で安定継続収入がある方 |
JCB ザ・クラス | 50,000円(8名まで無料) | 入会は原則としてJCBまたは所属カード発行会社からの招待のみ |
※MyJチェック:年会費お振替月の前々月19日までの登録
※50万円以上:12月16日~翌年12月15日のショッピング利用合計金額
通常、JCBカードの家族会員の年会費は、本会員が指定した口座から引き落とされる「本会員支払い型」となっています。
基本的にJCBプラチナには年会費無料になる特典がありません。
なお、JCB CARD EXTAGEとJCB GOLD EXTAGEは年会費無料ですが、入会5年後の初回更新時までに退会すると、カード発行手数料として1枚あたり2,000円(税別)請求されるので注意しましょう。
JCB CARD EXTAGEに入会するならば、5年後の更新時にもずっと無料で利用できるJCB CARD Wがおすすめです。
JCBと提携しているのは、楽天やセゾンなど多数
楽天やセゾンなど、多くの企業がJCBブランドを付けた「提携カード」を発行しています。
提携カードの年会費はカードごとに異なりますが、次の項目では年会費無料のものをご紹介します。
年会費が無料で持てるJCBブランドおすすめのカード
JCBブランドが付いた提携カードのうち、年会費が無料なおすすめ提携カードを以下に挙げます。
- 楽天カード
- オリコカード・ザ・ポイント
- Yahoo! JAPANカード
- セゾンカードインターナショナル
- ANA JCBカード ZERO
- JAF・JCBカード
- ファミマTカード
- ベネッセJCBカード
- イオンカード(WAON一体型)
これらのカードは、初年度だけではなく2年目以降も年会費無料です。国内外で使えるJCBブランドが付いている上、各社独自の特典やサービスを無料で利用できるのでお得感があります。
また、年会費がかかるとカードをよく使わないともったいないですが、年会費無料だとたまにしか使わない方でも気軽に持つことができるでしょう。
ここまで、JCBのプロパーカードのランク別年会費や、数ある提携カードの中でも年会費無料で持てるおすすめカードを整理してご紹介しました。
次の章では、JCBカードの年会費を安くする方法についてチェックしていきましょう。
JCBの年会費を安くする方法
JCBカードは、MyJチェックや家族カードを活用すると年会費を安くすることができます。年会費を無料にしたり安くする方法はカードごとに異なるため、詳しく見ていきましょう。
年会費無料や安くなる条件を確認しよう
気になるカードの年会費を確認したら、無料や安くなる条件があるかどうかを公式サイトなどで確認しましょう。
ここでは、初年度年会費が無料になる条件や「MyJチェック」についてご紹介します。
オンライン入会で初年度年会費無料
JCB一般カードやJCBゴールドは、オンライン入会をすると入会初年度の年会費が無料になります。JCB一般カードは税別1,250円、JCBゴールドは税別10,000円の年会費が0円になるので、費用を抑えたい方はオンライン入会を検討しましょう。
なお、資料請求で申し込みをした場合や、他のJCBカードから切り替える場合は対象外です。
次年度以降も年会費無料にする方法
JCB一般カードの場合、「MyJチェック」に登録し、さらに年間のカード利用額が50万円(税込)以上になると翌年の年会費が無料になります。
MyJチェックとは、会員専用WEBサービス「MyJCB」にログインした際、「ご利用代金明細照会」に記載されている内容の確定メールが毎月送られてくるサービスです。
MyJチェックに登録すると郵送による「カード利用代金明細書」の送付が停止され、解除されるまで適用され続けます。MyJチェックへの登録はパソコンやスマートフォンなどから手軽にできるので、JCB一般カードに入会したら登録しておきましょう。
年間利用額が50万円以上というと、1ヵ月あたり平均4万円強のカード利用が必要となります。
JCB一般カードは日頃のショッピングの他にも各種公共料金や携帯電話の通信料金、ガソリン代などにも使えるので比較的クリアしやすい条件ではないでしょうか。
また、本会員が年会費無料になると家族会員の年会費も無料になるので、合計1,650円(税別)お得になります。
家族カードを活用する
JCBカードの年会費を抑えたい方は、本会員より年会費が安い家族カードを積極的に活用しましょう。
プロパーカードの年会費例の項目でもご紹介したように、JCB一般カードの年会費は、本会員が1,250円(税別)に対して家族会員は400円(税別)と、わずか約3分の1です。
本会員の年会費が万単位となるJCBゴールドやJCBプラチナは家族会員1名まで無料ですし、2人目以降でもゴールドなら1名様につき1,000円(税別)、プラチナなら1名様につき3,000円(税別)と良心的な金額設定となっています。
家族会員も手頃な価格で本会員と同じような特典やサービスを利用できるので、別々に入会するよりかなりお得です。
家族会員のカード利用にともなう獲得ポイント(Oki Dokiポイント)も、基本的に本会員の分と合算されることを考えると、家族会員がいる方が経済的・効率的だと言えます。
家族会員になる条件は、本会員と生計を共にしている以下の方です。
- 配偶者
- 親
- 子供(18歳以上で高校生を除く)
本会員が学生の場合は家族会員に申し込むことはできません。
最上位のJCBザ・クラスの家族会員は8名まで無料なので、複数のお子さんやご両親と一緒に生活している方は全員を家族会員にすることも可能です。
ここまで、JCBカードの年会費を安くする方法について確認してきました。
一定のカード利用額が必要になる場合もありますが、オンライン入会やMyJチェックへの登録など、手軽な方法で年会費を節約できるのは助かります。
次の章では、クレジットカードの年会費にまつわる疑問について解説していきます。
年会費の疑問を整理して解説
クレジットカードの年会費はどのタイミングで発生し、どのような支払い方法があるのかといった疑問についてわかりやすく解説していきます。
年会費が無料でもクレジットカード発行会社が成り立つ理由についてもご説明するので、基本的な仕組みを理解した上で自分に合ったカードを選びましょう。
年会費が発生するタイミングと支払い方法
JCBカードの年会費振替日は、公式サイトにてご確認ください。
また、年会費は入会時に指定した金融機関の口座から引き落とされます。
年会費の請求があった後に退会手続きをしても、年会費の請求を取り消すことや返金等はできないので注意しましょう。
年会費が無料でもカード会社が成り立つ理由
年会費が無料でもクレジットカード発行会社が成り立つのは、年会費の他にも以下のような収益源があるからです。
- 加盟店が支払う利用手数料
- 分割払いやリボ払いにともなう金利手数料
- キャッシングにともなう金利手数料
会員が加盟店でショッピングなどをしてカードを使うと、カード会社が数%の手数料を差し引いて加盟店へ代金を立て替え払いする仕組みになっています。
たとえば、手数料3%の加盟店で1万円のカード利用があった場合、手数料300円を差し引いた9,700円がカード会社から加盟店に支払われます。この手数料がカード会社にとって大きな収益源になります。
JCBの加盟店は国内外に約3,300万件あり、そこでカード決済が行われるたびにJCBへ一定の手数料が入ります。
また、分割払いやリボ払い、キャッシングにはそれぞれ利息や手数料がかかります。
これらの金利手数料は15%程度かかることがあるので、カード会社にとってまとまった利益につながります。
まとめ
この記事では、JCBカードのランク別の年会費や年会費を安くする方法など、年会費に関するさまざまな情報をお伝えしてきました。ポイントをおさらいしましょう。
- 年齢制限のあるJCB CARD WやJCB CARD EXTAGEは年会費無料
- JCB一般カードとJCBゴールドはオンライン入会で初年度年会費無料
- 家族カードは本会員より年会費が安く無料のものもある
- JCB提携カードには2年目以降も年会費無料で気軽に持てるものがある
- 年会費を支払うタイミングは基本的に入会月の3ヵ月後の10日
JCBカードの年会費は、無料のものからJCBザ・クラスのように税別5万円するものまでランクによって異なります。
JCBのプロパーカードを使ってみたい方は、オンライン入会で初年度年会費無料になるJCB一般カードがおすすめです。提携カードの中にも年会費無料のカードは多いので気軽に入会できるでしょう。
JCBカードの年会費の違いなどを把握できたことで、入会すべきかどうか判断しやすくなったと思います。
年会費以外の情報を詳しく知りたい方は、JCBの公式サイトをチェックしたりや案内専用フリーダイヤルに問い合わせてみましょう。