JCBドライバーズプラスカードはキャッシュバック制度がメリット!ポイント交換不要なお得なカード

日本が世界に誇るクレジットカード会社、JCB。
そんなJCBがドライバー向けに発行しているのが、「JCBドライバーズプラスカード」です。
車を運転する機会の多い人や、すでにJCBドライバーズプラスカードを持っている人からすると、
- JCBドライバーズプラスカードとは何か、自分が作るべきかどうか知りたい
- JCBドライバーズプラスカードのメリット、デメリットが知りたい
- JCBドライバーズプラスカードの還元率、割引特典が知りたい
- JCBドライバーズプラスカードを解約するべきか、持ち続けるべきかどうか知りたい
と思われるのではないでしょうか?
この記事では、JCBドライバーズプラスカードの概要、キャッシュバックの仕組み、メリット、デメリットについてまとめてみました。
記事を読むことによって、自分がJCBドライバーズプラスカードを作るべきか、もしくはすでに持っている場合持ち続けるべきかの判断ができるようになるでしょう。
この記事の目次
- JCBドライバーズプラスカードとは
- (1)MY JCB
- (2)MY Jチェック
- (3)GOLD Basic Service ※ゴールド会員のみ
- JCBドライバーズプラスカードのキャッシュバック制度
- キャッシュバックの流れを解説
- JCBドライバーズプラスカードはこんな人におすすめ
- 車に頻繁に乗る人
- ポイント交換などの手続きが面倒な人
- 利用額の管理できる人
- JCBドライバーズプラスカードの注意点
- 年会費がかかる
- カード利用でのポイントは貯まらない
- JCBカードへの切り替えはできない
- まとめ
- JCBドライバーズプラスカードの概要
- キャッシュバック制度について
- JCBドライバーズプラスカードに向いている人
- JCBドライバーズプラスカードを申し込むうえでの注意点・デメリット
JCBドライバーズプラスカードとは
JCBドライバーズプラスカードは、一言でいうと、
「よく車を運転する人にとってメリットの大きいカード」
です。
詳しくは後述しますが、独自のキャッシュバック制度でガソリンが割引で利用できるため、頻繁に車を利用する人であれば、ぜひ持っておきたいカードと言えるでしょう。
カードは一般カードとゴールドカードの2種類があり、概要は以下の通りです。
一般カード | ゴールドカード | |
---|---|---|
年会費 | 1,250円(税別) ※オンライン入会のみ初年度無料 |
10,000円(税別) |
年会費(家族会員) | 400円(税別) ※本人会員が無料の場合は無料 |
1名無料、 2人目より1名1,000円(税別) |
申込対象 | 18歳以上(高校生を除く) | 20歳以上 |
申込対象(家族会員 | 本会員と生計を共にする配偶者、親、子ども | |
旅行傷害保険 | なし |
|
国内・海外航空機遅延保険 | なし | 2万円~4万円 |
ショッピングガード保険 |
|
|
特典 | キャッシュバック | |
追加可能カード | ETC、QUICPay、家族カード |
これら以外にも、以下の3つのJCB基本サービスが付帯しています。
(1)MY JCB
JCBカード会員向けのオンラインサービスで、以下のようなことができます。
- 利用金額の確認
- 利用可能額の確認
- 支払い方法の変更
- ポイント残高の確認
- ポイントの商品交換
- キャンペーンへの参加(会員限定のものもあり)
(2)MY Jチェック
利用代金明細書をWEB上で確認できるサービスで、このサービスに登録すると紙の利用代金明細書は届かなくなります。また、紙の利用代金明細書に同封されている会報誌は、本サービスに登録するとWEB上で閲覧できるようになります。
(3)GOLD Basic Service ※ゴールド会員のみ
ゴールド会員専用の特典で、以下のサービスが付帯されます。
- ゴールド会員専用デスク
- 空港ラウンジサービス
- JCBゴールドグルメ優待サービス
- 会員情報誌「JCB THE PREMIUM」の購読
- JCBトラベルサービス
このように、JCBドライバーズプラスカードは「キャッシュバック」そして「保険機能の充実」が大きな特徴のカードです。次の項からは、もっとも大きな特徴であるキャッシュバック制度について詳しくみていきましょう。
JCBドライバーズプラスカードのキャッシュバック制度
JCBドライバーズプラスカードの概要が把握できたところで、ここからはその中でも特筆すべき仕組みである「キャッシュバック制度」の仕組みについて解説していきます。
キャッシュバックはガソリンが割引になるだけでなく、ポイント交換などの手間が省けるサービスのため、「面倒なことはなるだけしたくない」といった人におすすめのサービスです。
キャッシュバックの流れを解説
JCBドライバーズプラスカードのキャッシュバック制度は、以下の4ステップで構成されます。
1:カードを使う
毎月16日 ~翌月15日(締め日)までカードを利用します。カードを利用するのは、ショッピング、食事、高速道路、ガソリンスタンド、旅行など用途は問いません。
(例)7月16日~8月15日までカードを使う
2:キャッシュバック率が決定する
締め日から月末までの間に、以下のように利用金額に応じたキャッシュバックが決定されます。
また、キャッシュバックは利用金額3万円以上から適用となるため、利用額3万円未満の場合はキャッシュバックは受けられません。なお、決定されたキャッシュバック率は利用金額明細書にて通知がきます。
月間カード利用額(税込) | キャッシュバック率 |
---|---|
3万円未満 | 0% |
3~5万円未満 | 2.5% |
5~7.5万円未満 | 5.0% |
7.5~10万円未満 | 7.5% |
10~15万円未満 | 10.0% |
15~20万円未満 | 15.0% |
25~30万円未満 | 25.0% |
30万円以上 | 30.0% |
(例)8月15日~8月31日までにキャッシュバック率が決定する
3:ガソリンスタンド、高速道路でカードを使う
キャッシュバック率が決定された月の翌月1日~月末までの間にガソリンスタンドもしくは高速道路でカードを利用すると(ETCカード含む)、キャッシュバック率に応じたキャッシュバック金額が算定されます。
ただ、1ヶ月のうちでキャッシュバックの対象となるのは最高2万円(税込)までで、キャッシュバック金額は上限6,000円に設定されているため気をつけてください。
また、いくらキャッシュバック率が高く設定されていても、この期間にガソリンスタンドや高速道路でカードを利用しないとキャッシュバックは受けられません。
(例)9月1日~9月30日までの間にガソリンスタンドもしくは高速道路でカードを使う
4:実際にキャッシュバックされる
ガソリンスタンドや高速道路でカードを使った3ヶ月後の10日に、実際にキャッシュバックされます。キャッシュバック金額は利用代金明細書に記載されているため、しっかり確認しておきましょう。
(例)12月10日に実際にキャッシュバックされる
このように、キャッシュバック制度は流れが少し複雑なので、もう一度例を挙げて流れを確認してみましょう。
1:カードを使う
- 7月16日~8月15日までの間にカードを使う。
- カードの利用金額は13万5,000円(税込)だった。
2:キャッシュバック率が決定する
- キャッシュバック率は8月15日~8月31日までに決定され、利用明細書にて知らせがくる。
- 利用金額が13万5,000円(税込)なので、キャッシュバック率は10%に決定された。
3:ガソリンスタンド、高速道路でカードを使う
- 9月1日~9月30日までにガソリンスタンド、高速道路でカードを利用して1万円使う。
- その利用金額のうち最大2万円(税込)までを対象とし、キャッシュバック金額が算定される(キャッシュバック率は10%なので、金額に換算すると最大2,000円まで)。今回は1万円の10%で1,000円。
4:実際にキャッシュバックされる
- 12月10日の口座振替日に、利用金額から1,000円を差し引いた額が引き落とされる。
ちょっと複雑ですが、何となく流れを把握していただけたでしょうか?
まとめると、
- キャッシュバック率はクレジットカードの利用額によって決定される
- 実際にキャッシュバックを受けるには、キャッシュバック率が決定されたあとに高速道路もしくはガソリンスタンドでカードを利用しなくてはいけない
- キャッシュバック金額には上限があり、一定のラインを超えるとそれ以上利用してもキャッシュバック対象とならない
ということです。
次の項からは、JCBドライバーズプラスカードはどういった人におすすめなのかについてみていきましょう。
JCBドライバーズプラスカードはこんな人におすすめ
JCBドライバーズプラスカードの概要とキャッシュバック制度の内容を把握したところで、ここからは「どういった人がこのカードに向いているのか?」について解説していきます。
車に頻繁に乗る人
まずおすすめしたいのが、車に頻繁に乗る人です。
車に乗っている以上ガソリンスタンドの利用は必要不可欠ですし、特に高速道路をよく利用される方はカードのメリットを十分に実感することができるでしょう。
ただ、「頻繁に乗るといっても、どの程度乗ればお得なのか?」と気になる人も多いのではないでしょうか?
ひとつの目安として、
- 毎月のカード利用額が30万円以上
- 毎月のガソリンスタンド、高速道路の利用額が2万円以上
上記ふたつの条件を満たす人であれば、十分お得と感じられるはずです。
というのも、この条件であれば、年会費の元が取れるのはもちろん、還元率に換算すると最大2.0%(=月30万円利用で6,000円キャッシュバック)と優秀な数値になるからです。
ただ、ここまで多くの金額を利用しなくても、年会費の元を取ることはできます。
例えば、毎月3万円以上カードで利用し、3万円のうち1万円を高速道路やガソリンスタンドで使う場合、1ヶ月あたり250円のキャッシュバック(1年間で3,000円)となります。
「カードでポイントを使うのは面倒だし、損をしなければいい」という人には、十分特典はあるカードと言えるでしょう。
また、キャッシュバックの対象となる、ガソリンスタンド・高速道路の利用額は2万円が上限となっているため、「毎月10万円以上ガソリン代がかかる」といったような人は、他のカードの方がお得になってしまう可能性があります。
そのため、仕事の関係などで毎月の2万円を大きく上回る金額をガソリンスタンドや高速道路で消費されている方は、他の高還元カードを検討してみてもよいでしょう。
例えば出光カードまいどプラスは、利用額によって大幅割引もあるためおすすめです。
ポイント交換などの手続きが面倒な人
ポイント交換の手続きが面倒な人にもおすすめです。
通常のクレジットカードであれば、
- カードを利用する
- ポイントが貯まる
- ポイントを商品やその他サービスと交換する
という3つのステップを踏む必要がありますが、JCBドライバーズプラスカードはポイント制度がなく自動でキャッシュバックしてくれるので、基本的にはカードを利用するだけでその他の手間はかかりません。
ポイント交換が手間と感じる人は、そうした手間を省くためにこのカードを選ぶのもよいでしょう。
利用額の管理できる人
JCBドライバーズプラスカードは利用額によってキャッシュバック率が変動するため、
「今月はあと◯◯円利用すれば、もうひとつ上のキャッシュバック率が適用になるな」
「今月のガソリンスタンドと高速道路の利用によるキャッシュバックは、あと◯◯円で上限になるな」
といった風に、ある程度利用額の管理ができる人に向いていると言えるでしょう。
このように、JCBドライバーズプラスカードは車に乗っている人やポイント交換などの手間を省きたい人におすすめのカードです。
次の項からは、そんなJCBドライバーズプラスカードの注意点についてみていきましょう。
JCBドライバーズプラスカードの注意点
キャッシュバックが魅力的なJCBドライバーズプラスカードですが、デメリットがないわけではありません。
ここからは、JCBドライバーズプラスカードを利用するに当たって注意しておくべき、
- 年会費がかかる
- カード利用でのポイントは貯まらない
- JCBカードへの切り替えはできない
という3つのポイントについて解説していきます。
年会費がかかる
JCBドライバーズプラスカードは、入会2年目以降1,250円(税別)の年会費がかかります。
そのため、「持っている以上使わなければ自動的に損してしまうカード」とも言えるでしょう。
一方、オリコカードザ・ポイント、楽天カードなど、年会費が永年無料にもかからず高還元率も存在します。そのため、そうしたカードに比べるとこの点はJCBドライバーズプラスカードのデメリットと言わざるをえません。
カード利用でのポイントは貯まらない
JCBドライバーズプラスカードは利用してもポイントが貯まりません。
そのため、
- クレジットカードはショッピングメインで利用している
- 車はほとんど運転しない
といった人にとっては、ほぼメリットのないカードになってしまうのです。そういった人は、JCBが発行している他のカードや、自分がよく利用する商業施設や企業が発行しているカードを利用することをおすすめします。
JCBカードへの切り替えはできない
JCBドライバーズプラスカードは一度契約すると、同じカード会社であっても他のカードへの切り替えができません。
そのため、「ちょっと使ってみたけど、やっぱりJCBが発行している他のカードに切り替えたい」と思った場合は、新規に別契約を結ぶ必要があります。
他社には、例えば楽天カードと楽天銀行カードのように用途や状況に応じて切り替え可能のカードもあるため、この点はあらかじめ気をつけておきましょう。
まとめ
それでは、ここまでの内容をおさらいしてみましょう。
JCBドライバーズプラスカードの概要
- ポイント制度のないキャッシュバック制度のみのカード
- キャッシュバック制度は高速道路やガソリンスタンドの利用に反映される
- 年会費は1,250円(税別)で、18歳以上であれば誰でも申し込みできる
キャッシュバック制度について
- カード利用額に応じてキャッシュバック率が変化する
- キャッシュバックを受けるには、ガソリンスタンドや高速道路でのカード利用が必須
- キャッシュバックに特別な手続きはいらず、自動で行われる
JCBドライバーズプラスカードに向いている人
- 毎月カードを30万円以上利用し、そのうち2万円以上が高速道路やガソリンスタンドで利用している人
- ポイント交換の手間を省きたい、利用額の管理がある程度できる人
- 年会費の元がとれ、少しお得になるのであればそこまで還元率は重視しない、という人
JCBドライバーズプラスカードを申し込むうえでの注意点・デメリット
- 年会費がかかる
- ポイント制度がないので、車を運転しない人のメリットがない
- JCBが発行している他カードへの切り替えができない
これから新しくJCBドライバーズプラスカードを作ろうと考えている人も、すでにJCBドライバーズプラスカードを持っていてこのまま持ち続けるか悩んでいる人も、これらの情報と自分のライフスタイルと照らし合わせ、自分に合ったカードを選んでいきましょう。