高速道路を割引価格でお得に利用する方法&おすすめクレジットカード3選

高速道路の通行料金を高いと感じたことはありませんか?高速料金をもっと安く抑えることができれば、週末のお出かけがもっと楽しくなること間違いありません。
高速料金をお得に利用するための方法や全国の主要な高速道路の割引制度、お得なETCカードについて知りたいと思いませんか?
今回は高速道路の割引制度やETCをお得にセットアップする方法、ETC利用でおすすめのクレジットカードもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
これで高速料金を安く抑えたいと考える人がさまざまな割引制度を知り、お得に高速に乗ることができるようになります。
また、ETCカードをまだ持っていない人は、どのクレジットカードのETCカードならお得で簡単に発行することができるか判断することができるようになります。
この記事の目次
- 高速料金をお得に利用できる割引制度
- 事前にETCマイレージサービスの登録が必要な割引制度
- 休日割引(地方部):普通車、軽自動車等(二輪車)対象で土日祝の終日30%割引
- 深夜割引:深夜の時間帯(0~4時)30%割引
- 障害者割引:事前登録で半額割引
- ETC限定企画割引
- 全国主要高速道路の割引制度
- 首都高速道路の割引
- 阪神高速道路の割引
- 名古屋高速道路の割引
- セットアップ普及促進キャンペーンでETCを安くセットアップ
- 車に乗る人が得をするおすすめのクレジットカード3選
- ETCカードを無料で発行できるOrico Card THE POINT
- ETCカードの即日発行が可能なセゾンカードインターナショナル
- 入会時のポイントでETC車載器をお得にゲットできる楽天カード
- まとめ
高速料金をお得に利用できる割引制度
高速料金をお得に利用できる割引制度には、
- 事前にETCマイレージサービスの登録が必要な割引制度
- 地方部の休日割引
- 深夜割引
- 障害者割引
- ETC限定企画割引
これらがあります。
それぞれの割引制度を上手に活用すれば、お得にお出かけする秘訣を知ることができるようになります。
事前にETCマイレージサービスの登録が必要な割引制度
事前にETCマイレージサービスに登録しておくことによって、
- 平日朝夕割引(地方部)
- ETCマイレージサービス
という2つの割引を適用することができます。
ETCマイレージサービスの登録は、
- 氏名
- 住所
- 連絡先
- 車載器管理番号
- 車両番号
- ETCカード番号
という情報を、郵送かオンラインでETCマイレージサービス事務局へ送るだけのカンタンなものです。
ETC車載器のセットアップが完了していてETCカードを持っている人は、今すぐETCマイレージサービスを登録して、これから紹介するお得な割引制度を活用しましょう。
平日朝夕割引(地方部):毎月の対象走行回数に応じて割引
平日朝夕割引とは、割引対象道路の利用回数に応じて最大100kmを上限として30%もしくは50%の通行料金が還元されるという割引制度です。
割引対象道路
平日朝夕割引の割引対象道路は、NEXCO東日本、中日本、西日本が管理する地方部の高速道路と宮城県道路公社の仙台松島道路です。
ただし、東京と大阪近郊の高速道路は対象外となっています。
割引対象日と割引対象時間帯
割引対象日時は、月曜日から金曜日の朝6~9時と夕方17~20時です。
上記の対象日時に入口料金所か出口料金所を通過することで、割引が適用されます。朝と夕方それぞれ最初の1回に割引料金が適用されます。
利用回数と還元率
割引対象の走行回数によって、下記のように還元率が変わります。
- 5~9回:約30%還元
- 10回以上:約50%還元
「約」となっているのは、四捨五入によって10円単位で端数処理が行われるためです。
例えば、ETC通常料金が1,570円で還元率が50%だった場合は、790円(=1,570円×50%≒785円)のように計算します。
また、利用回数が5回以上にならないと平日朝夕割引が適用されません。
利用回数が5回以上であれば1~5回の利用料金に対して割引適用されますが、4回の場合はETCマイレージサービスに事前登録していても割引適用とならない点で注意が必要です。
ETCマイレージサービス:所定のポイント数に応じ還元
ETCマイレージサービスとは、通行料金に対してポイントが貯まり、貯まったポイントを無料通行分として還元することのできる割引制度です。
例えばNEXCO東日本が管轄している高速道路の通行料金を支払った場合は、10円につき1ポイントが貯まる仕組みになっており、道路事業者によってポイントの貯まり方が変わります。
ただし事前登録が必要となります。
休日割引(地方部):普通車、軽自動車等(二輪車)対象で土日祝の終日30%割引
ETCマイレージサービスの事前登録をしなくてもETCカードがあれば、地方部区間の休日割引で普通自動車と軽自動車、二輪車に終日30%割引が適用されます。
割引対象区間はNEXCO3社が管轄する地方部の割引対象区間となり、東京近郊と大阪近郊区間は割引対象外区間となります。
例えば、東京近郊区間と地方部区間が混在している場合は、地方部区間のみに30%割引が適用されます。
深夜割引:深夜の時間帯(0~4時)30%割引
深夜割引もETCカードがあれば適用される割引制度で、深夜の時間帯(0~4時)に入口料金所を通過すれば高速料金が30%安くなります。
深夜割引は休日だけでなく毎日が適用対象日となります。
4時までに料金所を通過すれば深夜割引が適用されるので、出発時間を早めに設定すれば高速料金を安くすることができます。
障害者割引:事前登録で半額割引
障害者割引を受ける条件を満たしている場合は、市区町村の福祉担当窓口で事前登録することで高速料金の半額割引が適用されます。
障害者割引が適用されるのは、
- 障害者手帳や療育手帳を持っている障害者本人
- 重度の身体障害者や重度の知的障害者が同乗する場合の運転者
上記が対象となります。
障害者割引は、各種手帳の備考欄や予備欄へ記載された「障害者割引の対象であること」を料金所で提示すれば適用されるため、ETCカードがなくても半額料金で高速道路を利用できます。
もちろん、ETC利用によっても障害者割引が適用されます。
ETC限定企画割引
高速料金がお得になる、期間限定のETC限定企画割引もあります。
ETC限定企画割引とは、ドライブパス(NEXCO西日本)やドラ割(NEXCO東日本)、速旅(NEXCO中日本)という名称で販売されている商品で、
- 高速道路の定額料金(乗り放題)
- 高速道路の往復割引料金
- 観光施設や宿泊施設の割引特典
などがセットになっています。 ETC限定企画割引を利用すればセット価格で通常よりもさらにお得に旅行ができるため、高速道路で旅行に行く前にかならずチェックするようにしましょう。
ここまで、地方部の高速料金をお得に利用できる割引制度についてご紹介しました。続いて、全国主要高速道路の割引制度について確認していきましょう。
全国主要高速道路の割引制度
全国主要高速道路の割引制度にはどのようなものがあるのでしょうか。
- 首都高速道路
- 阪神高速道路
- 名古屋高速道路
これらの3つの高速道路それぞれに導入されている、割引制度をご紹介します。
首都高速道路の割引
普通自動車が利用できる首都高速道路の割引として「都心流入割引」と「外環道迂回利用割引」の2つをご紹介します。
どちらもETC車のみの割引となっている点で注意が必要です。
都心流入割引
都心流入割引とは、外環接続部周辺の出入り口と都心環状線の対象出入り口の間を通行する場合に、首都高速料金が割引される制度です。
都心流入割引区間をETC車で通行すれば、自動的に割引料金が適用されます。
例えば、普通車で羽田-銀座間を通行した場合は、1,300円が600円に割引になります。
外環道迂回利用割引
外環道迂回利用割引は、外環道を1JCTだけ迂回走行した場合に直行したルートと同じになるように調整される割引制度です。
下記3つの条件をすべて満たしたETC車に対して、調整された割引料金が適用されます。
- 首都高の都心環状線内の出入り口を発着している
- 外環道を1JCTのみ迂回走行をして放射高速道路を利用している
- 指定されたルートをETC車で通行している
阪神高速道路の割引
阪神高速道路の割引として「大阪都心流入割引」と「短距離区間利用割引」の2つをご紹介します。どちらもETC車のみに適用されます。
大阪都心流入割引
大阪都心流入割引とは、大阪都心部から阪神高速守口線、東大阪線、松原線のどのルートを選んでも最安料金が適用される割引制度です。
例えば、いつもは守口線を利用している人が遠回りの松原線を経由しても、最安の東大阪線の料金が適用されるというものです。
【大阪都心部から松方学研ICを普通車で通行した場合】
- 守口線経由:1,690円→1,610円に割引される
- 東大阪線経由:1,610円
- 松原線経由:2,060円→1,610円に割引される
大阪都心流入割引は、渋滞等で特定路線を回避したい場合等に活用できるお得な割引制度です。
短距離区間利用割引
短距離区間利用割引とは、1区間の距離が4.3km以下であるため通常料金よりも割引される制度のことです。
区間距離が4.3km以下であったとしても2区間になる場合は、短距離区間利用割引が適用されないため注意が必要です。
具体的には、尼崎末広と鳴尾浜間は区間距離が4.3kmで1区間なので、340円が300円に割引されます。
名古屋高速道路の割引
名古屋高速道路の割引として「ETC端末特定区間割引」と「ETC迂回乗り継ぎ」をご紹介します。どちらの割引もETC車に限定されています。
ETC端末特定区間割引
ETC端末特定区間割引とは、名古屋線のETC端末特定区間を通行するだけで普通車770円が570円に割引される制度です。
ETC迂回乗り継ぎ
ETC迂回乗り継ぎとは、吹上東出口から15分以内に吹上東入口へ乗り継いだ場合は新たに料金が発生しないというものです。
都心環状線を経由せずに済むので、走行時間も短縮されるお得な制度です。
都心部の高速道路(首都高速道路、阪神高速道路、名古屋高速道路)の割引は、基本的にETC車のみに適用されることが分かりました。
続いて、ETCを安くセットアップする方法をご紹介します。まだETCを取り付けていない人は必見です。
セットアップ普及促進キャンペーンでETCを安くセットアップ
一般財団法人ITSサービス高度化機構のセットアップ普及促進キャンペーンでETCを安くセットアップすることができます。
通常はETC車載器のセットアップ費用にセットアップ情報発行料(ETC車載器は500円、ETC2.0車載器は650円)が必要ですが、普及促進キャンペーン参加店ならセットアップ情報発行料相当額の割引を受けることができます。
セットアップ普及促進キャンペーンはいつ終わるか分かりません。できるだけ早めにETCのセットアップを終わらせておくことをおすすめします。
ETC車載器を普及促進キャンペーンでお得にセットアップすることができたら、次にETCカードをお得に手に入れることのできるおすすめクレジットカードを確認していきましょう。
車に乗る人が得をするおすすめのクレジットカード3選
車に乗る人が得をするおすすめのクレジットカードとして、
- Orico Card THE POINT
- セゾンカードインターナショナル
- 楽天カード
これらの3つをご紹介します。
ETCカードを無料で発行できるOrico Card THE POINT
Orico Card THE POINT(オリコカードザポイント)があれば、ETCカードの無料発行が可能となります。
もちろんOrico Card THE POINTも年会費無料で持つことができるので、持っていて損をすることはありません。
ETCカードの即日発行が可能なセゾンカードインターナショナル
ETCカードをすぐに作りたいならセゾンカードインターナショナルがおすすめです。
他のカードは審査完了から約1週間~10日後に郵送で届き、ETCカードはさらに後から届くのが一般的です。
しかし、セゾンカードインターナショナルの最短翌日発行可能という特長を活かせば、もっと早くETCカードを手に入れることができます。
セゾンカードインターナショナルは、一刻でも早くETCカードを作りたい方におすすめです。
入会時のポイントでETC車載器をお得にゲットできる楽天カード
楽天カードなら新規入会特典とカード利用特典でもらえるポイントで、ETC車載器をお得にゲットすることができます。
楽天市場で販売されているセットアップ込みのETC車載器は、送料無料で5千円台後半から販売されています。
そして、期間によって楽天カードなら新規入会&利用と楽天e-NAVIへの登録で合計7,000ポイント(=7,000円相当分)がもらえるので、セットアップ込みのETC車載器を無料で手に入れることが可能となります。
ETC車載器をお得に手に入れたい人は、楽天カードがおすすめです。ただしETCカードの年会費が500円(税別)かかるので注意が必要です。
以上、おすすめのクレジットカードを紹介しました。
まとめ
高速道路の割引制度は、障害者割引以外はETC利用が条件となっていることが分かりました。
ETCで高速道路を利用するだけで自動的に割引される制度は、お得になる時間帯やルートを把握しておくようにしましょう。
また、ETCマイレージサービスに登録することでさらに高速料金がお得になる方法も是非活用したいところです。
さらに、ETCセットアップ普及促進キャンペーンやおすすめのクレジットカードを利用すればもっとお得になります。
これで、高速料金をお得にしたいと思っている人がETC割引制度について詳しく知ることができ、お得に高速道路に乗ることができるようになります。
また、まだETCカードを持っていない人も、どのクレジットカードのETCカードならお得で簡単に発行することができるか判断できるようになります。
ETC割引を徹底活用して、高速料金をもっとお得にしてみませんか?