法人にはマスターカードがおすすめ!その強みを徹底紹介

マスターカードは買い物以外でも便利に使えることをご存知でしょうか。
マスターカードのような国際ブランドカードは、多くの方が「このマークがお店にあれば支払いができる」くらいの認識しかしていないと思います。
とくにマスターカードの場合は提携先のカード発行会社に決済機能を提供することがメインになっているので、付帯サービスはカード発行会社が提供するものだけと思っている方は多いでしょう。
しかし、実は発行会社とは別にマスターカードが提供している特典や付帯サービスは多数存在しています。
法人カードの場合はビジネスに役立つものが中心になっているので、マスターカードを使っている法人の方は知らないともったいない話です。
ぜひ最後まで目を通していただき、マスターカードの知られざるおすすめポイントの魅力に触れてみてください。
この記事の目次
充実した企業向けサービスを望むなら法人向けマスターカードがおすすめ
もし、法人カードで企業向けに充実した付帯サービスを望むなら、法人向けのマスターカードをおすすめします。
まずはじめに知っておいていただきたいのですが、マスターカードという会社はアクワイアラーという存在で、自らクレジットカードの発行業務は行っていません。
イシュアーと呼ばれているカード発行会社に代わり、加盟店の開拓や決済機能を提供する会社です。
そのため、マスターカードを使いたい場合は各発行会社のクレジットカードの中から選ぶことになります。
マスターカード本体は決済機能を提供しているだけなので、カードスペックについては発行会社によって差異があります。
そのためマスターカードというブランドについて、ショッピング機能に関するおすすめポイントをあえて紹介するならば「世界中どこでも使える」という強みでしょう。
このことについては皆さんよくご存知かと思います。
付帯サービス面においても提携しているカード発行会社によって提供される内容が異なりますが、こちらに関してはマスターカード本体が提供する独自の付帯サービスも存在します。
カード発行会社提供の付帯サービスは普段から意識していても、マスターカード独自の付帯サービスについては意外と知らない方も多いのではないでしょうか。
法人向けマスターカードにはビジネスに役立つ付帯サービスが充実しており、カード発行会社提供の付帯サービスと併用することで多くのメリットを得られます。
法人向けマスターカードから提供される付帯サービスにはどのようなものがあるか、以下でその内容を見ていきましょう。
Mastercard Business Assistが業務をサポート
マスターカードではMastercard Business Assist(マスターカード・ビジネス・アシスト)というサービスを提供しています。
その名のとおり、法人会員の日常業務をサポートしてくれる充実した内容のサービス群が目を引きます。
上手に活用すれば業務コストの削減に期待できそうなものばかりなので、とくに注目したいサービスについて個別に内容を見ていきましょう。
海外専用トラベルプリペイドカードを発行
渡航先でキャッシュレス支払いするための海外専用トラベルプリペイドカードを提供しています。
プリペイド式なので出張中に紛失したり盗難にあったりしても、被害を最小限に抑えることができて安心です。
従業員に海外出張させる際に法人カードを貸与することには大きなリスクが伴います。
かといって海外で経費を現金決済させたり個人のクレジットカードで立て替えさせたりすると、帰国してからの精算業務が煩わしくなって大変です。
その点でもプリペイドカードに必要な分だけ入金して現地での経費支払いをさせれば、帰国してからの煩雑な精算業務の負担軽減に繋がるメリットもあります。
入金するための手数料が不要なだけでなく、入金金額から一部が還元される優待もあるので、マスターカードユーザーならぜひ利用してみたいサービスです。
法人専用宿泊施設予約サービスを利用可
法人専用宿泊施設予約サービスの「じゃらんコーポレートサービス」と提携しており、利用を申込むことでマスターカード法人会員向けの特典を受けることができます。
じゃらんコーポレートサービスでは一般向けのじゃらんnetで申し込める宿泊プランのほか、サービス会員向けのリーズナブルな宿泊プランも提供。
また専用の管理画面が用意されており、自社が利用した宿泊について詳細なデータを確認することができます。
出張時に従業員がプリペイドカード付きの宿泊プランを予約できないようにするほか、チェックイン・アウトなど出張中の実態把握に役立てることもできる、従業員の出張管理に役立つサービスです。
調査・マーケティング支援メニューを優待価格で提供
株式会社オレンジページの「オレンジページくらし予報」が提供している調査・マーケティングの支援メニューを優待価格で利用できます。
オレンジページくらし予報が抱える1万人以上のモニターに対して、通常よりもリーズナブルにWEBアンケートなどを実施できます。
マーケティング調査を自前で行うのはなかなか難しいことなので、市場調査の必要性を感じている法人の方にとって利用してみたいサービスといえるのではないでしょうか。
MICEコンシェルジュサービスを利用可
会議や式典などのMICE案件をサポートしてくれる「JTB MICEコンシェルジュサービス」をカード決済で利用することができます。
会場の提案から運営サポートまでをトータルに提供しているので、催しなどの機会が多い法人の方は利用してみてはいかがでしょうか。
JTB LAPITAが海外市場参入をサポート
日本企業向けにグローバルビジネスサポートを提供する「LAPITA」の特別プロモーションをマスカーカード法人会員向けに行っています。
海外市場に参入しようと計画している法人なら、現地調査や視察などのサポートを得られるので、より確実なビジネス展開を期待できます。
クラウド型の経費精算システムを優待価格で提供
クラウド型の経費精算システム「経費Bank」がマスターカード法人会員向けに提供されています。
スマートフォンからでも利用できる便利な経費精算システムで、クラウドサービスとなっているので導入の際に新しいハードウェアを用意する必要がありません。
マスターカード法人会員は特別優待で初期費用も無料になるので、低コストで経理業務の効率化を図ることが可能です。
業務に使った社員個人の携帯通話料を会社に自動請求
社員が業務に個人の携帯電話を使用しても、その通話料を会社に自動請求できる「0063携帯電話使い分けサービス」をマスターカード法人会員限定プランで利用できます。
サービスを利用するための登録料や毎月の基本料金は無料で、通話料金はマスターカード法人会員なら20%引きになるお得な通話サービスです。
利用明細には発信先の電話番号が日時と併せて記載されるので、コスト削減に繋がるだけでなく、従業員の業務管理にも役立てることができます。
会員制福利厚生サービスに優待価格で入会可
会員制福利厚生サービスを提供するJTBベネフィットの「えらべる倶楽部バリュープラン」に優待価格で入会できます。
福利厚生サービスを自前で用意することは大変ですが、このサービスを利用すれば従業員やその家族に多彩な福利厚生を提供することができます。
福利厚生にかかるコストを抑えるだけでなく、従業員にも満足してもらえるメリットは見逃せません。
国内外の出張で頼れるT&E Savings
マスターカードではT&E Savings(ティーアンドイー・セービングス)の名称で、国内外の出張や接待に役立つサービスを提供しています。
優待特典だけでなく、無料で利用できるサービスも多数あるので、マスターカード法人会員の方はぜひ内容をチェックしてみてください。
国際線の利用時に優待価格で手荷物宅配
荷物は1個までと決められていますが、国際線で帰国した際に空港から自宅へ500円で宅配してもらえます。
この手荷物宅配サービスは下記の4空港で利用することができます。
- 成田空港
- 羽田空港国際線ターミナル
- 中部国際空港
- 関西国際空港
手荷物を1個だけと聞くと少ない印象を受ける方もいらっしゃると思いますが、短期間の出張であれば荷物はそれほど多くはないはずで、ほとんどの方がワンコインで身軽に帰宅できるこのサービスは有用なサービスといえるのでしょう。
ビジネスプラチナユーザーなら2個まで無料
法人一般カードや法人ゴールドカードでは1個だけの手荷物宅配が、法人プラチナカードなら2個まで無料で利用できます。
また、帰国時だけではなく、出国時にも自宅から空港まで配送してもらうことができる往復宅配サービスとなっています。
空港のクロークサービスを優待価格で提供
海外旅行へ出かける時に、空港のクロークサービスを優待価格で利用できます。
寒い時期に南国へ出張するような場合、コートなど防寒具を持ったままでは荷物がかさばってしまい大変ですが、クロークサービスを利用すれば帰国するまで預けたままにできるので、旅行中身軽になって便利です。
このクロークサービスは以下の空港で利用できます。
- 成田空港
- 羽田空港国際線ターミナル
- 中部国際空港
- 関西国際空港
海外用の携帯電話やWi-Fiを優待価格でレンタル
海外用の携帯電話やWi-Fiルーターを優待価格でレンタルできます。
普段使用している国内携帯キャリアの携帯電話やWi-Fiルーターも最近ではローミングで海外利用できますが、ローミング料金はまだまだ高額なので気軽に使えないのが難点です。
渡航中の通信コストを抑えたいのであれば海外用の携帯電話やWi-Fiルーターがおすすめです。
マスターカード法人会員なら一般利用者よりも安く機器をレンタルでき、料金も割引が適用されてリーズナブルに通信できるようになります。
携帯電話は90カ国以上、WiFiルーターは177カ国に対応しているので、通常の海外出張で訪問する国であれば問題なく使用できるでしょう。
このレンタルサービスは以下の空港で利用することができます。
- 成田空港
- 羽田空港国際線ターミナル
- 関西国際空港
エクスペディアのホテル予約で優待特典を受けられる
大手旅行予約サイト「エクスペディア」で優待特典を受けられます。
エクスペディアで予約をすれば、ホテル宿泊費は10%オフ、ホテルと航空券のセットなら2,500円の割引を受けることができます。
国内ダイナミックパッケージで国内出張を低コストにできる
宿泊先と航空券の組み合わせを自由に設定できるダイナミックパッケージを利用して、国内出張費用の削減に役立てることができます。
ダイナミックパッケージで購入できる国内航空券は、LCCを含めた航空会社12社から選択できます。
宿泊先は1,500以上が用意されています。
往路と復路で航空会社を変えることができるので、一般的なツアーパッケージよりもフレキシブルに旅行計画を立てられます。
ダイナミックパッケージは自由度が高いので、タイトなスケジュールの国内出張が多い法人の方にはかなり役立ちそうです。
レンタカー優待で出張先の移動もらくらく
オリックスレンタカー、タイムズカーレンタル、ニッポンレンタカー3社のレンタカーサービスを優待料金で利用できます。
地方に出張した時は自由に移動できる交通手段があると便利です。
タクシーを利用するよりもお得になることがあるので、マスターカード法人会員の方はレンタカー優待があることも覚えておいてください。
日常の雑務もマスターカードでお得になる
マスターカードの付帯サービスは出張旅行に役立つものだけではありません。
接待やオフィスサプライの優待などコスト削減に繋がるものもあります。
ここでは日々の業務に役立つサービスから代表的なものをご紹介します。
コース料理1名分が無料になるダイニングサービス
全国から厳選した約200店舗のレストランを紹介するウェブサイト「招待日和」を利用することができます。
サイトから2名以上の利用人数で予約すれば、1名分のコース代金が無料になります。
人気が高いサービスのため月間で2回までと利用回数は制限されていますが、非常にお得感があるためフル活用したくなるサービスです。
オフィスサプライを優待価格で提供
オフィス家具・事務用品メーカーのプラスからオフィスサプライに関する優待サービスが提供されます。
オフィスレイアウトについて無料で相談できるほか、オフィス家具やオリジナルのノベルティ文具を優待価格で購入できます。
ビジネスで必要な各種印刷も優待価格でできる
総合印刷サービスを提供する東京リスマチックのオンデマンド印刷や、大判カラー出力を優待価格で利用できます。
通常の料金から15%が割引かれるので、業務に必要な印刷物のコストを抑えたい方におすすめです。
ここまでマスターカードのサービスを多数紹介いたしました。そこで最後はマスターカードの提携先についてお伝えいたします。
豊富な提携先から選べる法人向けマスターカード
マスターカードと提携した法人クレジットカードは国内で35社が発行しています。
今回ご紹介したマスターカードの付帯サービスのほか、各社が独自の付帯サービスを提供しており、いずれもユニークな魅力を備えています。
マスターカード付きの法人カードを検討している方は、各社のサービスを比較しご自分の会社に適したものを選んでみてください。
ぜひ検討してみたいおすすめマスターカード
国内35社から発行されているマスターカードはいずれも魅力的ですが、ここではとくにおすすめしたい3枚の法人カードをご紹介します。
これから法人カードを申し込もうと考えているスタートアップ企業や個人事業主の方にも申込みやすいカードを選びましたので、ぜひ参考にしてみてください。
三井住友ビジネスカードfor Owners
三井住友カードは国内で高い知名度を持ち、ステータス性の点でも優れているクレジットカードです。
三井住友ビジネスカード for Ownersは法人向けに提供されている商品で、登記簿謄本や決算書といった書類が不要なため、スタートアップ企業や個人事業主の方でも気軽に申し込むことができます。
年会費が手頃なだけでなく、ポイントサービスや旅行傷害保険などの付帯サービスも充実しており、メインで使用する法人カードとして充分な実力が備わっています。
オリコEX Gold for Biz M
付帯サービスが充実しているうえに年会費が2,000円(税別)というコストパフォーマンスの良さが魅力のゴールド法人カードです。
発行審査に提出する書類は本人確認書類だけという申込みやすさが特徴です。
事業の実績を問われることがないので、スタートアップ企業や個人事業主の方にはとくにおすすめです。
空港ラウンジや渡航中の支払いがサインレスでできるコンタクトレス決済にも対応しており、使い勝手の点でも申し分のない法人カードとなっています。
ライフカードビジネス
法人カードの年会費は経費として計上できるものの、支払う金額は少しでも減らしたいのが経営者の本音だと思います。
ライフカードビジネスは年会費が無料の法人カードなので、コストが気になる方は検討してみてはいかがでしょうか。
メインカードのほか、サブカードも年会費無料で追加発行できます。
1つの利用限度枠をメインとサブで共有する形式ではありますが、大きな利用枠が許された会員ならサブカードを多めに発行しても便利に使えるでしょう。
また年会費無料でありながら付帯サービスが充実している点も見逃せません。
まとめ
法人向けマスターカードについて、提供される付帯サービスとそのメリットをご紹介しました。
マスターカードは自社で直接カード発行を行っていないので、メリットについては「世界中で支払いに使える利便性」と考える方は多いと思います。
しかし、この記事で紹介してきたように、提携先のカード発行会社のものとは別に提供される付帯サービスも存在しています。
利用しないともったいないサービスが多数あるので、これを機会にマスターカード会員の方は積極的にマスターカードの付帯サービスを活用してみてください。