三井住友銀行が発行するクレジットカードのメリット&デメリットを徹底比較

三井住友銀行に口座を持っていると、クレジットカードも合わせて持っておいたほうがいいのか悩みますよね。
そこで、三井住友銀行のクレジットカードには、どんな種類のカードがあるのか知りたくありませんか?今回は、三井住友銀行のクレジットカードの種類や特徴、メリットやデメリットについても徹底解説します。
比較検討してみることで、本当に自分のニーズやライフスタイルに合ったものかどうかが分かるようになり、発行したほうがいいのかどうか判断がつくでしょう。
この記事の目次
三井住友銀行発行のクレジットカード一覧
三井住友銀行のクレジットカードのメリットやデメリットを知るために、まずはどのような種類のカードがあるか知りましょう。
三井住友銀行のクレジットカードには、様々な種類のものがあり、国際ブランドや年会費、加入できる条件などが少しずつ異なります。次の項目で一覧表にしましたので、ご覧ください。
一覧表
各カードごとに、国際ブランド、キャッシュカード、年会費、ポイント還元、その他の条件についてまとめています。
カード名 | ブランド | キャッシュカード | 年会費 | ポイント還元 | その他 |
SMBC CARD | VISA | 一体型 | 初年度無料、翌年度以降は条件付きで無料 | 0.5% | 満18歳以上 |
SMBC CARD | VISA | 一体型 | 初年度無料、翌年度以降は5,400円 | 0.5% | 満20歳以上30歳未満で安定収入のある方 |
SMBC CARD | VISA | 一体型 | 初年度5,400円、翌年度以降10,800円 | 0.5% | 満30歳以上で安定収入のある方 |
SMBC CARD Suica | VISA | 一体型 | 1,350円 | 0.5% | 満18歳以上(高校生は除く) |
SMBC JCB CARD クラシックカード | JCB | 一体型 | 初年度無料、翌年度以降は条件付きで無料 | 0.5% | 満18歳以上 |
SMBC JCB CARD ゴールドカード | JCB | 一体型 | 6,480円 | 0.5% | 満18歳以上 |
三井住友カード ナンバーレス | VISA、マスター | 単体型 | 永年無料 | 0.5% | 18歳以上(高校生は除く) |
三井住友カード | VISA、マスター | 単体型 | 初年度無料、翌年度以降は条件付きで無料 | 0.5% | 18歳以上(高校生は除く) |
三井住友デビュープラスカード | VISA | 単体型 | 初年度無料、翌年度以降は条件付きで無料 | 1% | 18~25歳限定(高校生は除く) |
三井住友カード リボスタイル | VISA | 単体型 | 永年無料 | 0.5~1.0% | 18歳以上(高校生は除く) リボ払い専用カード |
三井住友プライムゴールドカード | VISA、マスター | 単体型 | 初年度無料、翌年度以降は条件付きで割引 | 0.5% | 満20歳以上30歳未満で安定収入のある方 |
三井住友ゴールドカード | VISA、マスター | 単体型 | 初年度無料、翌年度以降は条件付きで割引 | 0.5% | 満30歳以上で安定収入のある方 |
似た名称のものもありますが、少しずつ内容が違います。加入するときは十分注意しましょう。
それぞれのカードを簡単に解説
ここでは、それぞれのクレジットカードの詳細を簡単にご紹介します。比較検討しながら、自分に合ったカードを見つけてください。
※2018年2月28日(水)で、SMBC CARDの新規入会は終了となりました。2018年3月1日(木)より、三井住友 SMBC CARDの申込みが始まっています。
SMBC CARD クラシックカード
三井住友銀行のキャッシュカードと一体型のカードです。
満18歳以上であれば、比較的簡単に作れます。初年度年会費は無料で、1年間のうち1回以上クレジットカードを使用していれば、翌年度の年会費も無料になります。
年会費無料にもかかわらず、最高2,000万円の海外旅行傷害保険と最高100万円のショッピングカード保険がついている贅沢なクレジットカードです。
SMBC CARD プライムゴールドカード
三井住友銀行の、キャッシュカード一体型のゴールドカードです。
原則満20歳以上30歳未満の、安定収入のある方限定です。保証内容が充実しているのが特徴で、海外・国内旅行傷害保険は最高5,000万円、ショッピングカード保険は最高300万円の保証がついています。
空港ラウンジを利用することができ、プライムゴールドからゴールドカードへ切り替えるときには、500ポイントが付与される特典つきです。
SMBC CARD ゴールドカード
満30歳以上で安定収入のある方が作れるキャッシュカード一体型のゴールドカードです。SMBC CARDプライムゴールドカードと同様、
- 海外・国内旅行傷害保険は最高5,000万円
- ショッピングカード保険は最高300万円
- 空港ラウンジの利用可能
というメリットがあります。 年会費が初年度からかかってしまう点には注意しておきましょう。
SMBC CARD Suicaクラシックカード
Suicaの電子マネーに対応したカードで、海外旅行傷害保険が最高で2,000万円自動付帯になります
ショッピングガード保険は最高100万円まで保証されます。Suicaとして使用できるので、通勤などでJRをよく利用する方に向いています。
SMBC JCB CARD クラシックカード
国際ブランドがJCBと指定された、キャッシュカード一体型クレジットカードです。初年度年会費は無料で、前年度に1回でもクレジットカードを利用していると翌年度年会費も無料になります。
年会費が無料でも海外・国内旅行傷害保険は最高1,000万円、ショッピングガード保険は最高50万円の手厚い保証がついています。
JCBブランドの一体型クレジットカードを作りたい方は、このクレジットカードがおすすめです。
SMBC JCB CARD ゴールドカード
国際ブランドがJCBのキャッシュカード一体型のゴールドカードです。年齢制限が満18歳以上なので、他のゴールドカードよりも作りやすいと言えるでしょう。
また、年会費は初年度から6,480円かかってしまいますが、保障内容が充実しています。具体的には、
- 海外旅行傷害保険が最高1億円
- 国内旅行傷害保険が最高5,000万円
- ショッピングガード保険が最高300万円
これらが自動付帯されている頼もしいカードです。 JCBブランドの一体型クレジットカードを作りたい方で、ワンランク上のサービスを受けたい方に適しています。
三井住友カード ナンバーレス
年会費が永年無料で、カード番号が印字されていないナンバレスデザイン採用のクレジットカードです。
高校生を除く満18歳以上の方が対象のカードで、最短5分でカード番号発行が可能な即時発行対応ですぐに使うことができることも特徴です。
両面番号レス&様々なセキュリティ機能で誰でも安心して使えることができ、ポイント還元率は【セブン-イレブン・ファミリーマート・ローソン・マクドナルド】でタッチ決済を使ってお支払いいただくと、ポイント最大5%還元になるお得なカードです。
三井住友カード
日本国内のクレジットカードの定番ともいえる、三井住友カードです。
最短3営業日で発行できるクレジットカードで、高校生を除く満18歳以上の方が対象となっており、発行しやすいカードです。
前述してきたカードと違う大きな点は、キャッシュカード一体型ではないことです。
初年度年会費無料で、「マイ・ペイすリボ」に登録し、リボ払い手数料の支払いをすると翌年度以降も年会費が無料になります。年会費が無料にもかかわらず、
- 海外旅行傷害保険が最高2,000万円
- ショッピングカード保険が最高100万円
という安心の保証つきです。カード裏面には顔写真が入るので、盗難や不正利用の防止にも役立ちます。
三井住友デビュープラスカード
18歳~25歳限定でいつでもポイントが2倍になり、他のクレジットカードよりもポイント還元率が高い点が魅力的なカードです。
入会後3ヵ月間はポイント5倍になるので、ますますお得にポイントを貯めることができます。前年度に1回でもカード利用実績があると翌年度年会費も無料になります。
ただし、満26歳になるとカード更新時に自動的にプライムゴールドカードに切替わるので注意しておきましょう。クラシックカードへの切り替えも任意でできます。
三井住友カード リボスタイル
年会費が初年度だけでなく、永年無料となるのはリボ払い専用のリボスタイルです。
リボ払いの手数料を支払っていることを条件に、ポイントが2倍(=1.0%還元)となります。もともとリボ払いで支払っていく予定の人にはおすすめできるカードです。
三井住友プライムゴールドカード
20代専用のゴールドカードで、全国の主要空港でラウンジサービスを受けることができます。
初年度年会費は無料、翌年度以降は「マイ・ペイすリボ」に登録し、リボ払い手数料支払い、さらにWEB明細書特典を適用するだけでき1,500円です。格安の年会費でゴールドカードを持ちたいという若者に最適なクレジットカードです。
20代限定!格安でゴールドカードを持てる!
三井住友プライムゴールドの詳細はこちら
三井住友ゴールドカード
30歳以上の方が持てるゴールドカードで、旅行傷害保険などサービスの内容は三井住友プライムゴールドカードと似ています。
年会費が三井住友プライムゴールドカードに比べて高くなり、初年度年会費は無料でも、翌年度年会費は条件によってき4,000円~10,000円となります。
しかし、全国の主要空港でラウンジが利用でき、会員制宿泊予約サービス「Relux」から宿泊予約すると、一流旅館やホテルの利用料金が3,000円割引になる特典がついているカードです。
30代以上限定!充実のゴールド特典付き
三井住友ゴールドカードの詳細はこちら
家族カードやETCカードも発行できる
三井住友銀行のクレジットカードは、家族カードやETCカードも追加発行することができます。家族カードは本人と同じサービスが受けられて、本人カードよりも格安で発行することが可能です。
ETCカードは国内の有料道路をキャッシュレスで通行できるので、マイカーを持っている人におすすめです。自分のニーズに合わせて、家族カードやETCカードも追加発行するかどうか検討しましょう。
このように、三井住友銀行のクレジットカードにはたくさんの種類があります。自分にあったカードを1枚厳選することをおすすめします。次の章ではメリットについて解説していきます。
三井住友銀行発行クレジットカードのメリット
この章では、三井住友銀行発行クレジットカードのメリットについてご紹介します。
クレジットカードを作るときは、メリットを十分把握したうえで、自分に合っているかどうかを判断することが大切です。ここでは主なメリットを3点解説します。
銀行のカードと一体型
三井住友銀行のクレジットカードには、キャッシュカードと一体になったカードがあります。1枚で2つの機能を持っているので、お財布に入れておいてもかさばることがありません。
クレジットカードやポイントカードでお財布が分厚くなりがちな人ほど、一体型のクレジットカードはおすすめです。クレジットカードを作りたいけど、これ以上カードが増えると管理しにくくなると感じている人は、ぜひ三井住友銀行の一体型クレジットカードを作るといいでしょう。
年会費がリーズナブル
三井住友銀行のクレジットカードは種類が豊富ですが、初年度年会費が無料のカードや翌年度以降も無料あるいは格安になるものが多いです。
例えば、SMBC CARDクラシックカードは初年度年会費が無料で、翌年度以降は税別1,250円の年会費がかかりますが、前年に1回以上カードの利用があれば、無料になります。
カード利用金額は考慮されないので、年会費無料になるハードルは低いと言えます。一般的にゴールドカードは年会費が高いですが、三井住友プライムゴールドカードはきで最大1,500円まで割引になるため、かなりリーズナブルにゴールドカードを持つことができます。
このように三井住友銀行のクレジットカードは年会費が安いという特徴があります。
保証内容が充実
三井住友銀行のクレジットカードには、基本的には旅行傷害保険やショッピングカード保険が付帯されており、保証内容が充実しています。
カードの種類によって詳細は異なりますが、年会費が無料あるいは格安なのに、しっかりとした保証がついているものが多いです。
保証内容を重視する方は、ぜひ三井住友銀行のクレジットカードを作っておきましょう。 三井住友銀行のクレジットカードには、以上の3点のメリットがあります。では次に、デメリットについても押さえておきましょう。次の章で詳しく解説します。
三井住友銀行発行クレジットカードのデメリット
この章では、三井住友銀行発行クレジットカードのデメリットをご紹介します。実際にクレジットカードを作るときは、デメリットを確認しておくことをおすすめします。
デメリットを知っておけば、作った後で「こんなはずではなかった」と感じることが少なくなります。主に2つのデメリットがあるので解説します。
ポイント還元率が低い
三井住友銀行のクレジットカードのデメリットは、ポイント還元率が低いことです。クレジットカードのポイント還元率は0.5~1%ですが、1%以上の還元率を誇る流通系クレジットカードと比較してしまうと低く感じられます。
ポイント還元率が気になる方は、還元率の高いカードと合わせて持つことで、還元率の低さをカバーするようにしましょう。
年会費が有料になるものがある
三井住友銀行のクレジットカードの多くは、初年度年会費無料で、翌年度以降も条件付きで無料や割引になるものがありますが、一部初年度から有料になるものがあります。
例えば、
- SMBC CARDプライムゴールドカード
- SMBC CARDゴールドカード
- SMBC CARD Suicaクラシックカード
- SMBC JCB CARD ゴールドカード
これらは年会費が有料です。カードの種類が多く、似たような名称のカードが多数あるので、加入する際は年会費がどれくらいかかるのかを十分確認しましょう。
以上の通り、三井住友銀行のクレジットカードには主に2点のデメリットがあります。もし、このデメリットが気になる方は、年会費永年無料の「三井住友カード ナンバーレス」を選ぶか、次の章でご紹介するデビットカードを検討してみてください。
三井住友銀行のデビットカード
ここでは、三井住友銀行のデビットカードについて解説します。クレジットカードを持つと使いすぎてしまうという方は、代わりにデビットカードを検討してみましょう。
三井住友銀行のデビットカードは使い勝手がよく年会費も無料なので、使いすぎる心配をすることなく使用することができます。2種類の三井住友銀行デビットカードについてご紹介します。
Jデビット
Jデビットのマークのある加盟店で使用できるデビットカードで、使った金額が即座に口座から引き落とされます。預金口座に残高がなければ引き落とされないので安心です。
年会費や利用料は無料で、利用限度額は自由に設定することができ、上限額は50万円です。「クレジットカードの作成には抵抗があるけど、現金を持ち歩きたくない」という人にぴったりです。
Visaデビット - SMBCデビット
世界各国の加盟店で使用できるデビットカードで、カードのデザインが豊富にそろっています。年会費は無料で、カード利用金額の0.25%が毎月自動でキャッシュバックされる仕組みなので、買い物をしながらお得を手にすることができます。
会員用WEBサイトで利用した店舗や金額などを確認できるので、家計管理も楽になります。デビットカードを作りたい人で、面倒なレシート管理から解放されたい、キャッシュバックがほしいという人は、Visaデビット - SMBCデビットがおすすめです。
デビットカードは、クレジットカードと違って、預金残高以上に使いすぎてしまうことがないので、毎月のカード引き落とし金額が気になる方は、デビットカードを検討してみてください。
まとめ
今回の記事では三井住友銀行のクレジットカードについてお話ししました。再度、ポイントをまとめます。
- 三井住友銀行のクレジットカードには様々な種類があり、それぞれ内容が異なる
- 三井住友銀行発行クレジットカードのメリットは「銀行のカードと一体型を選べば持ち運びに便利 」「年会費がリーズナブル 」「旅行保険など保証内容が充実」
- 三井住友銀行発行クレジットカードのデメリットは 「ポイント還元率が低い」「年会費が有料になるものがある」
- クレジットカードを使いすぎる心配がある人はデビットカードがおすすめ
三井住友銀行のクレジットカードはキャッシュカードと一体になっているのでお財布の中がすっきりしますし、種類や内容が充実しています。
ぜひ自分のニーズを満たしてくれるカードを見つけてください。