30代おすすすめカードはコレ!30代が持ちたいステータスカードを解説
監修者:クレジットカード専門家 菊地崇仁
経験値も増えていき、仕事やプライベートなど様々な場面で期待されるようになる30代。
20代の時に何となくクレジットカードを作った人も、30代になると「ステータスのあるクレジットカードを持ちたい」と考えるようになるでしょう。
そこで今回は、30代のユーザーが自分にぴったり合ったクレジットカードを選択する方法をお伝えします。
この記事を読んでいただければ、どのクレジットカードを持てば良いのか判断がつき、納得してクレジットカードを持つことができるようになるでしょう。
この記事の目次
- 30代から人気のステータスカードの代表例
- JCBゴールド
- ダイナースカード
- アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード
- MUFGカード ゴールド
- TRUST CLUB プラチナマスターカード
- イオンゴールドカードセレクト
- ステータスのあるクレジットカードの特典
- 年間利用額があがるのでポイントはより高還元が良い
- 海外旅行の付帯保険
- ラウンジなどが使える
- 家族カードで家族みんなが好条件のカードを持てる
- その他の特典
- ステータス重視でない30代に人気のクレジットカード
- 楽天カード
- オリコカード・ザ・ポイント
- カードを作る上での注意点
- ステータスカードの審査
- 全くクレヒスのない30代は通りにくい可能性も
- ゴールドカードからその先へ
- まとめ
30代から人気のステータスカードの代表例
ステータスカードとしては、ブラックカード、プラチナカード、ゴールドカードがありますが、30代はまずはゴールドカードを取得したいものです。
代表的なゴールドカードは、特典も満載ですが、年会費が10,000円前後と高めです。しかし数千円から持てる年会費の安いゴールドカードもあります。
むやみにステータスのあるカードを作ってしまうのではなく、しっかりとカードのスペックを見比べてから入会することをおすすめします。
それでは、これらのカードがどのようなものか紹介します。
JCBゴールド
国内大手のJCBが発行するゴールドカードです。
JCBのプロパーカードとして、年間100万円以上を2年間利用することで「JCBゴールド ザ・プレミア」への招待が届くことで人気のカードです。
ダイナースカード
ダイナースカードは、従来シティグループが扱っていましたが、現在は三井住友信託銀行の取り扱いに変更しています。
ダイナースカードの色はシルバーですが、サービスはゴールドカード以上で、手厚い保険の他、海外空港のラウンジも利用できます。
ダイナースカードの特徴は、ご利用金額に一律の制限がないということでしょう。年会費は22,000円ですが、利用額が大きいため出費の多い方にはお薦めです。
アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
ステータスカードといえばアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードでしょう。年会費は29,000円と高いです。
しかし、レストラン優待や空港送迎、手厚い保険の他、入手困難なワインの紹介や試写会の開催などアメリカン・エキスプレス・ゴールドならではの特典が満載です。
トラベルサービスが充実しているため、出張の多いビジネスマンや旅行好きの方にお薦めです。「アメリカン・エキスプレス・ゴールドを持っている」という優越感も味わえます。
アメリカン・エキスプレス・ゴールドよりもさらにステータスが高いのはアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードです。ゴールドカードよりも上をいく豊富な特典とステータス性が特徴です。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード
起業した個人事業主または株式会社を経営しているならば、経費口座としてビジネス用のゴールドカードを持ちたいです。
ビジネスカードの代表は、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードです。年会費は3万円以上しますが、特典も満載です。
例えば、海外出張での手荷物の宅配などあり、ハイクラスのビジネスマンをサポートするサービスが多数あります。経営者の経費を管理するビジネス用カードとしてお薦めです。
MUFGカード ゴールド
ゴールドカードでありながら比較的低い年会費で持てるのが、MUFGカード ゴールドです。
年会費は1,905円(税別)です。サービスも空港ラウンジの利用や付帯保険のサービスもあります。
年会費が安い分、他のゴールドカードと比べるとサービス内容は劣りますが、年会費1,905円(税別)でゴールドカードホルダーになれます。まずは年会費を抑えてゴールドカードを使ってみたい!という方にはおすすめです。
TRUST CLUB プラチナマスターカード
TRUST CLUB プラチナマスターカードは、年会費3,000円という破格の安さにもかかわらず、そのステータスはゴールドより上のプラチナカードです。
- 入会後3ヶ月以内に20万円以上利用で16,000ボーナスポイントプレゼント!
- 期間中にショッピングリボの支払いタイプを「なんでもリボ」に設定&合計50,000円以上利用で5,000円キャッシュバック!
- さらにショッピングリボの毎月支払元金を10,000円に設定で+1,000円キャッシュバック!
【対象期間】:2020年12月1日~2021年3月31日の申し込み分まで
年会費は安くとも、プラチナカードとして相応しい特典が多く付帯しております。例えば、高級レストランを優待価格で利用できる「ダイニング BY 招待日和」や、国内空港ラウンジを利用できるサービスなども付いています。
家族カードの発行や年会費が無料の上、受けられるサービス内容は同じですので、ご家族のいらっしゃる方にもおすすめのカードと言えます。
イオンゴールドカードセレクト
イオンゴールドカードセレクトはゴールドにもかかわらず年会費は驚きの無料です。
他のゴールドカードに比べるとサービスは劣りますが、招待制のためイオン系列で頻繁に買い物をすると、ゴールドカードホルダーになれます。
ステータスのあるクレジットカードの特典
カード会社により若干の相違はありますが、ゴールドカードを持つと様々な特典がついてきます。ポイントの高還元に加え、付帯保険は通常のクレジットカードの倍あります。
さらに、空港ラウンジの使用・家族カードの所有・チケットサービスなど、ゴールドカードならではのサービスも多数あります。
それでは、ゴールドカードの特典を見ていきましょう。
年間利用額があがるのでポイントはより高還元が良い
クレジットカードを利用すればポイントが貯まりますが、30代でカードを使う機会が増えれば、ポイントが貯まりやすくなります。
またこのポイントは、ゴールドカードの方が高い還元があります。例えば、ボーナスポイントは、プラチナやゴールドカードの方が、普通のクレジットカードの2倍のポイントが付きます。したがって、ステータスカードの方が、ポイントが貯まりやすくなります。
ゴールドカードの利点として、ポイントは家族カードも合算されます。還元率は0.66%ですが、家族カード分も支払うためポイントが2倍となるのが魅力です。
海外旅行の付帯保険
ゴールドカードの付帯保険には、海外旅行損害保険、国内旅行損害保険に加え、動産保険や航空便遅延保険などもあります。
海外旅行傷害保険は旅行中の病気や怪我を補償するサービスです。一般のカードが最高2,000万円の保証であるのに対して、ゴールドカードであれば5,000万から1億円まで補償されます。海外旅行の付帯保険が充実しているのがゴールドカードの特徴です。
また国内旅行傷害保険の保証金額も海外旅行傷害保険と同じです。さらにカードで購入した商品の破損や盗難は最高500万円まで補償されます。これに加えて航空便の遅延により出費が出たら補償されます。
したがって、海外出張の多いビジネスマンや海外へ年に1回以上行く人は、万が一のことを考えればゴールドカードを持つ方が良いでしょう。
ラウンジなどが使える
ゴールドカードホルダーは、国内主要空港のラウンジを無料で使用できます。コーヒーなどのソフトドリンクを飲みながら、ゆったりとしたスペースで新聞や雑誌の閲覧ができます。
なおアメリカン・エキスプレスやダイナースカードであれば、世界各国の空港ラウンジも利用できます。プライオリティ・パスと呼ばれる世界中のVIPラウンジサービスも、プラチナカードクラスには付帯されています。
出張の多いビジネスマンには空港ラウンジは必須のサービスですが、これが無料で使えるので便利です。
家族カードで家族みんなが好条件のカードを持てる
例えば夫がゴールドカードホルダーであれば家族である妻もゴールドカードを所有できます。
つまり妻が専業主婦でクレジットカードを作れなくても、夫がゴールドカードを取得していれば、妻もゴールドカードを持てます。これにより、前述の付帯保険のサービスも付与されます。
ちなみに筆者は30代でゴールドカードを取得し、10年以上ゴールドカードを使用しています。妻も家族会員でゴールドカードですので、年会費の不満はないようです。
年会費が高いので妻を説得できないという人は、妻も家族会員によりゴールドカードになれるという説得が賢明だと思いますが、如何ですか。
その他の特典
他にも一例として、下記のような特典があります。
- ドクターコール:家族の健康を守る健康相談窓口で、医師や看護師が、急病や怪我の対処方法などの相談にのります。
- チケットサービス:演劇やコンサートなどのチケットを確保し、会員優待料金で販売しています。
- 空港サービス:スーツケース1個の無料宅配サービスがあります。
これらの特典はクレジットカード会社によって、大きく異なります。自分が検討しているクレジットカードに付帯されているユニークな特典がないか、忘れずチェックしておきましょう。
ステータス重視でない30代に人気のクレジットカード
30代になると結婚や出産、さらにはマイホームの購入など大きなライフスタイルの変化が起こります。
そのため、ステータス重視ではなく年会費を基準に選ぶ方も多いと思います。節約を最優先するのであれば、年会費無料でかつサービスの良いクレジットカードがお薦めです。
年会費無料のクレジットカードでありながら、比較的サービスが良いのは、楽天カードとオリコザポイントです。それでは、これらのカードがどのようなものか紹介します。
楽天カード
楽天カードは年会費が永久無料で、いつでもポイントの還元率が1%と高還元のカードです。それに加え楽天グループでのサービス利用時に、ポイントがアップ(4%)します。
スマホアプリで明細確認もでき、クレジットカードの利用履歴を簡単に管理できます。
ステータスを重視せず、年会費無料でポイントをこつこつ貯めるタイプの方にお薦めです。
オリコカード・ザ・ポイント
オリコザポイントも、年会費永久無料で1%還元と高還元率カードです。
入会して半年間は+1%加算され、2%のポイント還元率で貯まります。
年間の利用累計金額でも翌年の加算倍率がアップされるので、使えば使うほどポイントが貯まります。
またオリコカード・ザ・ポイントに付帯されている電子マネーのiD、QUICPayは後払いのため事前にチャージが必要ありませんので、現金の持ち合わせがないときにも使えて安心です。
オリコカード・ザ・ポイントもステータスを重視せず、年会費無料でポイントをこつこつ貯めるタイプの方にお薦めです。
カードを作る上での注意点
クレジットカードを持つためには審査を通過しなくてはなりません。ゴールドカードになると、当然審査も厳しくなります。審査を通すポイントを見ていきましょう。
ステータスカードの審査
ゴールドカード取得の審査はカード会社によって差がありますが、職業・勤務先・勤続年数・年収・借入金などがチェックされます。
おおむね勤続年数が5年以上かつ、年収600万円以上ですと大丈夫でしょう。安定した収入がない人や転職を繰り返している人は、ゴールドカード取得の審査は厳しいかもしれませんが、30代で定職に就いている人はクリアできるのではないでしょうか。
カード会社によっては、年収がさらに低くても許容されるようです。まずは一度チャレンジすることをおすすめします。
全くクレヒスのない30代は通りにくい可能性も
しかし、クレジットカードの使用が少ない人は審査するためのデータが不足するため、信用度の評価ができず、審査に通りにくい可能性もあります。
その場合は、まずは通常のクレジットカードを作り、クレジット履歴を積み重ねていきましょう。
この時、クレジットの支払いに延滞がないようにしましょう。クレジット履歴が多くなれば、信用度の評価ができますので、ゴールドカードにチャレンジできます。
ゴールドカードからその先へ
20代で普通のクレジットカードを持ち、審査の条件を満たすのであれば、30代でゴールドカードを持ちたいものです。
ゴールドカードは様々なサービスを享受できますので、高い年会費を支払っても元がとれることが多いです。
さらに仕事を充実させ、購買力が増え支払いの延滞がないようにすることで、40代でプラチナカードホルダーを目標にしましょう。
プラチナになると、年会費も大幅に増えますが、ゴールド以上の特典とステータスが手に入ります。
もちろん、プラチナホルダーになればその先は50代でブラックカードホルダーも遠くないかもしれません。
ライフサイクルに合わせた、クレジットカード選びを心がけたいものです。
まとめ
ゴールドカードは年会費が1万円前後とそれなりのコストがかかります。
しかし、高いポイント還元、十分な付帯保険、空港でのラウンジの使用、家族カードの所有など得られる特典も多く、十分もとが取れます。
とりわけ出張の多い人は、空港のラウンジが利用できたり、手厚い旅行付帯保険も便利です。
ゴールドカードを持ちたいけれども年会費が気になる方は、MUFGカード ゴールドやイオンゴールドカードセレクトなどの、年会費がほとんどかからないゴールドカードをお薦めします。
これらはゴールドへの入門カードですので、ゆくゆくはステップアップを狙いましょう。
しかし、ゴールドカードの取得は、条件として審査に通過する必要があります。ステータス重視でない人は、楽天カードやオリコカードザポイントなど年会費のかからない人気のクレジットカードがお薦めです。
30代の皆さんは、自分にぴったり合ったクレジットカードが見つかったでしょうか。
多面的な観点から総合的に評価し、自分にあった最適なクレジットカードを選び、納得してクレジットカードを持つことができるようにしましょう。
- 監修者:クレジットカード専門家 菊地崇仁
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約80枚のクレジットカードを保有し、約130万円の年会費を支払っている。 一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。