アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの魅力を一挙大公開

個人事業主や中小の会社経営者にとって頼りになるのがビジネスカードです。
経費管理や経費削減になるだけでなく、キャッシュフローにゆとりができ、付帯サービスも利用できます。
メリットの多いビジネスカードですが、その中でも重要なのがステータス。
アメックスは世界で通用するステータスですが、その中でも最高位に位置するのがアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードです。
日本で最高峰のビジネスカードと呼ばれており、法人経営者なら誰でも手にしておきたいカードでしょう。
至れり尽くせりのサービスをはじめ、申し込み方法、どのような方におすすめなのか、など魅力の全てをお伝えします。
この記事の目次
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの基本情報
- 年会費
- 自己申し込みが可能
- 追加カード
- ETCカード
- メタル製のカード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの6つのメリット
- セカンド・ビジネス・プラチナ・カードの発行
- ポイントで年会費が払える
- プラチナ・セクレタリー・サービス
- 世界的な有名ホテルの上級会員資格が得られる
- 付帯サービスが充実
- ステータスの高さ
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの4つのデメリット
- 会費が高い
- 追加カードはプラスチック製
- 一律の利用限度額の設定がない
- サービスを使いこなせない
- 充実のポイント・プログラム
- 日常の利用(ショッピング・公共料金)で貯まる
- メンバーシップ・リワード・プラスに登録で有効期限は無制限
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードはこんな人におすすめ
- 個人事業主
- 会社経営者
- 起業する人
- 海外・国内出張が多い人
- 経費管理を効率化したい人
- まとめ
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの基本情報
ステータスの高いビジネスカードは持っているだけで安心感があります。
最高峰ともいわれるアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードですが、どのようなカードなのか、基本情報を紹介します。
年会費
年会費は130,000円(税別)です。
ビジネスカードの中には年会費無料のものもあるので、10万円を越えるとさすがに高いと思われるかもしれません。
ただ、最高峰といわれるステータスを有するカードでもあり、年会費もそれに見合っているといえるでしょう。
これから付帯サービスなどについて紹介していきますが、充実した満足度の高いサービスを受けられるとわかれば、必ずしも高い年会費とは思われないでしょう。
自己申し込みが可能
アメックス・ビジネス・プラチナ・カードは自分で申し込めます。
ステータスの高いプラチナカードは、個人カードであれば多くの場合自己申し込みができません。
カード会社が使用状況や信頼度を判定した上で招待するのが一般的です。
アメックス・ビジネス・プラチナ・カードは自己申し込みできる最上級のプラチナカードです。
申し込みは個人名義か法人名義
申し込む時は「個人名義」か「法人名義」かを選ぶようになっています。
個人名義と法人名義の違い
「個人名義」は個人事業主向けで、引き落としは個人名義の銀行口座です。
「法人名義」は法人格のある法人代表者向けで、法人名義の銀行口座から引き落とされます。
どちらで申し込んでもカードスペックや年会費は同じです。
追加カード
個人事業主なら経営に携わる家族に、法人代表者なら社員に追加カードが発行できます。
追加カードを持たせることにより、経費管理や事務作業の効率化に役立ちます。
発行枚数は4枚まで無料
個人名義・法人名義ともに追加カードは4枚まで無料です。
本会員の会費は130,000円(税別)ですが、家族(社員)4人に追加カードを持たせれば1人あたり26,000円(税別)となってお得になります。
5枚目以降は年会費が必要
5枚目以降の追加カードは1枚あたり12,000円(税別)の年会費がかかります。
追加カードの発行可能枚数に制限はありません。
プラチナとゴールドから選べる
4枚目までの追加カードは「プラチナカード」になりますが、希望により「ゴールドカード」も選べます。
ただし5枚目以降は、全て「ゴールドカード」になります。
ETCカード
アメックス・ビジネス・プラチナ・カードはETCカードを発行できます。
ETCカードの使用により、高速料金やガソリン代などの経費計算がやりやすくなり、経理業務の効率化になります。
年会費
ETCカードの年会費は1枚につき500円(税別)です。
発行に必要な書類は本人確認書類(運転免許証など)、登記事項証明書、実質的支配者の申告書で、決算書や確定申告などの書類は不要です。
発行枚数は5枚
本会員が発行できるETCカードは5枚までで、1名あたり1枚のETCカードを発行できます。
メタル製のカード
本会員用のアメックス・ビジネス・プラチナ・カードはメタル製です。
プラスチック製とは違い、重厚感とスタイリッシュな輝きがあり、最高峰のステータスカードにふさわしい存在感があります。
次は、アメックス・ビジネス・プラチナ・カードを持つメリットについて具体的にご紹介しましょう。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの6つのメリット
アメックス・ビジネス・プラチナ・カードは最上級のステータスにふさわしいメリットがたくさんありますが、その中から代表的なものを6つ紹介します。
以下で説明していきます。
セカンド・ビジネス・プラチナ・カードの発行
基本のアメックス・ビジネス・プラチナ・カードとは別に、もう1枚のセカンド・ビジネス・プラチナ・カードが持てます。
年会費無料で2つ目のプラチナカードが持てるのは大きなメリットです。
セカンドカードはプラスチック製です。
メタル製の基本カードは自動販売機などで磁気による読み取りに反応しない場合があります。
そのような時にセカンドカードを使用します。
2つのカードの引き落とし銀行口座は同じで、利用明細が別々になります。
セカンドカードを固定費引き落とし用にすれば、経費業務が楽になります。
もし基本カードを紛失したり、破損したりした場合は手続きに時間がかかりますが、その間、セカンドカードで代用することも可能です。
ポイントで年会費が払える
ビジネスカードのメリットの1つがポイントですが、アメックス・ビジネス・プラチナ・カードはポイントを年会費に充てることができます。
ポイントの詳細についてはあとで説明しますが、アメックスのカードはポイントが付きやすいのが特徴です。
年会費をポイントで支払えるのは、130,000円(税別)が高いと思っている方には大きなメリットでしょう。
プラチナ・セクレタリー・サービス
セクレタリーとは秘書のことですが、アメックス・ビジネス・プラチナ・カードではビジネスでもプライベートでも24時間365日、カード会員からの要望や相談に対応してくれる「プラチナ・セクレタリー・サービス」を提供しています。
秘書がいない個人事業主や中小企業の経営者にとって、メリットの多いコンシェルジュサービスです。
さらにビジネス関連、トラベル関連、その他にわけて具体的にサービス内容を紹介します。
ビジネス関連のサービス
例えば海外出張の折に相手側を急に接待する必要が出た場合、プラチナ・セクレタリー・サービスに電話をすれば適切なレストランの手配をしてくれます。
また急な出張でホテルの予約を取りたい時なども、セクレタリー・サービスに電話するだけで予約ができます。
トラベル関連のサービス
航空券のチケット予約や航空機のアップグレード、座席の位置指定など航空券のきめ細かいサービスには定評があります。
プライベートでも旅先の見逃せない観光地やガイドに載っていない穴場なども教えてもらえます。
海外旅行へ行く場合も心強いコンシェルジュが控えているという安心感があり、楽しい旅行が可能です。
その他のサービス
通常のコンシェルジュでは無理な注文にも対応してくれます。
例えば取引相手の誕生パーティーを急遽セッティングしたい時にも、お店の紹介、花のプレゼント手配、サプライズ演出まで実現してくれます。
世界的な有名ホテルの上級会員資格が得られる
世界には名だたる有名ホテルがありますが、アメックス・ビジネス・プラチナ・カード会員なら、それら高級ホテルの上級会員資格が得られます。
一般的に上級会員資格を取ろうとすると、年間の宿泊数などのハードルがあって簡単に会員にはなれないだけでなく、年間登録料が必要な場合もあるのです。
対象ホテルとしては、
- シェラトン、ウェスティンホテル
- マリオット
- リッツカールトン
- ヒルトン
- シャングリラホテルズ&リゾーツ
など。
会員になると部屋のアップグレード、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、朝食無料、ウェルカムプレゼントなどのサービスを受けられます。
付帯サービスが充実
充実した付帯サービスがアメックス・ビジネス・プラチナ・カードの特徴です。
その中の一部をご紹介します。
世界1,200ヵ所以上の空港ラウンジが使える
カード会員は世界130ヵ国500空港1,200ヵ所以上の空港ラウンジを自由に使用できます。
アメックスの上級カード会員専用ラウンジが利用できるので、海外出張の多いビジネスマンや経営者にとってはありがたいサービスです。
特に海外の空港に設置されているアメックス会員専用の「センチュリオンラウンジ」は上質のインテリアで、シャワー、食事、会議スペース、Wi-FI、コピー、PCなどが利用できます。
空港サービス
ラウンジ以外にも充実した空港サービスがあるので、それらについて紹介します。
国際線手荷物無料配達
手荷物の量が増えるのが海外旅行や出張です。
羽田空港(国際線)、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港では行きと帰りに自宅から空港までスーツケース2個を無料で配送できます。
自腹で利用すると1個2,000円ぐらいかかるので、2個で往復利用すれば約8,000円分の節約になります。
大型手荷物宅配優待
JALグループのJAL ABCが提供している「大型手荷物宅配」が優待価格で利用できます。
1,000円ぐらい安くなるのでかなりの割引率です。
利用できるのは羽田空港第3ターミナル、成田国際空港、中部国際空港です。
国内ホテル・旅館プレミアムプラン
国内の厳選されたホテルや旅館の「国内プラン・国内旅館プレミアムプラン」が利用できます。
客室確保、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、手荷物無料宅配などのサービスを受けられます。
エアポート送迎サービス
海外旅行の出発と帰国時に、提携タクシー会社の車をチャーターすることができるサービスで、指定場所と空港までを格安料金で送迎してくれます。
車種はベンツやアルファードなどハイグレードな車が配車されるので、旅行で疲れていてもゆったり快適に移動可能です。
その他のサービス
ご紹介したサービス以外にも、空港パーキングの割引・優待や、成田国際空港と関西国際空港では専任スタッフが到着ロビーから空港の駅改札口・バス停まで荷物を運んでくれる「無料ポーターサービス」、中部国際空港では無料で荷物を預けられる「空港クロークサービス」などがあります。
国内・海外の旅行傷害保険が充実
アメックス・ビジネス・プラチナ・カードでは、本会員は国内外の旅行傷害保険が自動付帯されます。
出発前に手続きする必要がなく、便利で安心できるサービスです。
海外の補償内容
死亡・後遺傷害が1億円、家族会員が1,000万円。傷害治療・疾病治療・救援者費用がそれぞれ1,000万円(会員・家族)。賠償費用が5,000万円(会員・家族)など。
ポイントは会員だけでなく追加カードの家族も対象になっている点です。
自分の子供が家族カードなら、子供の家族まで対象になるのはアメックス・ビジネス・プラチナ・カードだけです。
国内の補償内容
死亡・後遺障害が5,000万円、家族会員は1,000万円。
入院費用は1日につき5,000円で事故日から180日限度。
手術費用は最高20万円で通院費用は1日3,000円です。
ビジネス・ワランティ・プラス
このサービスはカード購入した商品の自然故障と偶発的な事故による損害を補償するものです。
偶発的事故には火災・破損・水漏れ・盗難が含まれます。
自然故障の場合はメーカー保証の期間が終了した後に適用され、メーカーと同等の修理補償が受けられます。
メディカル・コンサルテーション
病気で治療を受けている場合、「セカンドオピニオン」や「優秀専門医の紹介」をしてくれるサービスです。
治療中でなかなか改善の兆しが見えない場合に、日本の医学界を代表する専門医が治療法や症状に適した専門医を紹介してくれます。
また各種健診料金の割引、生活習慣・食生活のなどの無料相談もできます。
ステータスの高さ
アメックス・ビジネス・プラチナ・カード最大のメリットはやはりステータスの高さです。
ご紹介した各種サービスもステータスに見合った内容になっています。
日本で最高峰のステータスを保持している満足感は、他のビジネスカードでは得られない、アメックス・ビジネス・プラチナ・カードならではのメリットです。
次はデメリットについても触れておきましょう。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの4つのデメリット
物事にはメリットがあれば、デメリットもあるものです。
しかしアメックス・ビジネス・プラチナ・カードにおいてはメリットとデメリットは表裏一体で、使う人の考え方によって変わります。
紹介するデメリットはメリットにもなり得るということを踏まえてください。
こちらも見ていきましょう。
会費が高い
確かに年会費が130,000円(税別)というのは高いでしょう。
ただし、これまで説明したメリットの数々を実際に享受した方なら、年会費の高さがデメリットとはいえないでしょう。
家族や社員に追加カードを4枚まで無料で発行できることや、ポイントを年会費に充当できること、最上級のステータスなどを考慮すれば高いとはいえない価格です。
追加カードはプラスチック製
本会員のカードが豪華なメタル製であるのに比べれば、プラスチック製というのはデメリットです。
ただし無料で発行される追加カードであること、メタル製では磁気に弾かれてしまう可能性などを考えれば、これもデメリットとはいえません。
一律の利用限度額の設定がない
一般的にクレジットカードには利用限度額の設定があり、それが会員になる目的の1つです。
しかし、アメックス・ビジネス・プラチナ・カードには具体的な利用限度額がありません。
実際にはないのではなく、一律の上限金額が設定されていないのです。
アメックスの利用限度額は、会員の年収や利用状況によって変動します。
サービスを使いこなせない
アメックス・ビジネス・プラチナ・カードの付帯サービスはとても充実しています。
ただし海外出張や旅行をしない方にとっては必要ないかもしれません。
使いこなせないという意味において、多すぎるサービスはデメリットでしょう。
ポイントの使い方によって満足度も上がるので、次はその点について説明します。
充実のポイント・プログラム
ポイントを有効に使うためには、ポイント・プログラムについて知っておく必要があります。
大切な2つの点について説明しましょう。
日常の利用(ショッピング・公共料金)で貯まる
ポイントは日常の様々なシーンで貯めることができます。
ショッピングだけでなく、公共料金の毎月の支払いでも貯まるので、カード払いにしておけば無駄なく貯めることが可能です。
100円につき1ポイント
貯まるポイントは、100円=1ポイント。
月間の利用合計額ではなく、利用1件ごとの金額で精算され、100円未満はポイントがつきません。
また加盟店の中にはNHKのようにポイントが加算されない所や、電力・ガス・水道などの公共料金のように200円=1ポイントの所もあります。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録で有効期限は無制限
基本的にポイントの有効期限は最大3年間です。
ただし「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録した場合は有効期限が無期限になります。
「メンバーシップ・リワード・プラス」は有料のプログラムですが、アメックス・ビジネス・プラチナ・カード会員は無料登録ができます。
最後にアメックス・ビジネス・プラチナ・カードはどのような方にふさわしいのか、おすすめしたい方について説明します。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードはこんな人におすすめ
アメックス・ビジネス・プラチナ・カードがふさわしい方、またこのような方におすすめしたいという点について説明します。
個人事業主
個人事業主にビジネスカードは欠かせませんが、最上級のステータスを手にすることで事業にも役立ちます。
家族に追加カードも無料で発行できる点を考えると、アメックス・ビジネス・プラチナ・カードがおすすめです。
会社経営者
会社経営者にとって経費管理のコストカットや経理業務の簡素化は大事な課題です。
また、交渉の現場ではカードのステータス性は重要です。
これらを実現するアメックス・ビジネス・プラチナ・カードは経営者にとって良き相棒となります。
起業する人
これから起業を考えている方にとっても、ビジネスカードは必要不可欠なカードです。
年会費無料のものもありますが、長い将来を考えた時に最上級のステータスは魅力でしょう。
実績がなくても自己申し込みできるのがアメックス・ビジネス・プラチナ・カードです。
海外・国内出張が多い人
すでにご紹介したように、アメックス・ビジネス・プラチナ・カードの付帯サービスでは、空港ラウンジの利用をはじめ、空港やトラベル関連のサービスが非常に充実しています。
土地勘のない海外で接待したり、ホテルやレストランを予約したりする苦労も、プラチナ・セクレタリー・サービスで解消できます。
海外や国内出張が多い方にはアメックス・ビジネス・プラチナ・カードがおすすめです。
経費管理を効率化したい人
会社経営において無駄な事務作業を効率化することはとても大事で、効率化によりコストカットが実現できます。
特に煩雑なのが経費管理です。
アメックス・ビジネス・プラチナ・カードにはセカンドカードや追加カードがあるので、経費や固定費専用として使用すれば経費管理がしやすくなります。
まとめ
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードについて紹介してきました。
年会費の高さ、それに伴った各種サービスの充実度、保有しているメリットなど、どれを取っても最高峰といわれるのにふさわしいステータスがあります。
一般的に最上級クラスのビジネスカードは、カード会社からの招待がないと手にすることができません。
アメックス・ビジネス・プラチナ・カードは自己申し込みができる点でも、おすすめのカードです。
アメックス・ビジネス・プラチナ・カードはこれから起業する方や個人事業主、中小企業の経営者の方にこそ必要なカードです。

ぜひ、メタル製のカードを事業に役立ててください。
今回は最高峰といわれるアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードをご紹介します。