還元率がお得なスマホ決済はこれ!国内主要サービスの還元率を徹底調査

さまざまなキャッシュレス決済が登場している中、スマートフォンの画面に表示されるバーコードを提示するだけで支払いが完了するスマホ決済が人気を集めています。
新しくサービスへ参入する会社も多く、スマホ決済は乱立気味な状況。自分に合っているものやお得なサービスがどれか分からない方も多いのではないでしょうか。
とくに還元されるポイントについては一番気になる要素かもしれません。
今回の記事は、国内の主要スマホサービスをピックアップし、ポイント付与の視点からお得感の強いものを探していきます。
この記事の目次
- スマホ決済は独自のポイント還元があってお得
- 主要スマホ決済5社のポイント還元率
- 基本0.5%還元で安定感のある「PayPay」
- 1〜3%還元でLINEヘビーユーザーにおすすめの「Line Pay」
- 楽天ヘビーユーザーにお得感がある1%還元の「楽天ペイ」
- ユーザーによって0.5〜7.5%と幅のある「d払い」
- 汎用性の高いPontaポイント0.5%還元が嬉しい「au Pay」
- ポイント還元率は利用の仕方で上げることが可能
- 期間限定のキャンペーンを利用する
- クレカでチャージすればポイントを二重取り
- 主要スマホ決済5社のポイント還元率アップの秘訣を公開
- 使うほど還元率が上がっていく「PayPay」
- Visa LINE Payクレジットカードが必須な「Line Pay」
- 楽天カードがあれば還元率がアップする「楽天ペイ」
- キャンペーンを積極的に活用したい「d払い」
- 三太郎の日狙いで高還元できる「au Pay」
- 主要スマホ決済5社の主なスペック
- PayPay
- Line Pay
- 楽天ペイ
- d払い
- au Pay
- まとめ
スマホ決済は独自のポイント還元があってお得
スマホ決済では、クレジットカードを紐付けておけばチャージするごとにクレカのポイントが貯まるので、読者の中でも積極的に利用している方は多いと思います。
また、スマホ決済には独自のポイント還元サービスもあるので、クレカユーザーはポイント二重取りもできてお得です。
スマホ決済のポイント還元率は、控えめなものから太っ腹なものまで、サービスによってまちまち。高還元率なサービスを選んで賢く買い物しましょう。
スマホ決済にポイント還元があることが分かったら、気になるのはやはりどれくらい還元されるかではないでしょうか。
次の項目からは、使える店舗の多いスマホ決済の基本還元率をご紹介します。
主要スマホ決済5社のポイント還元率
国内で多くの加盟店を抱えている代表的スマホ決済は以下に挙げる5サービス。
ここでは、これら5サービスのポイント基本還元率について個別に詳しく見ていきます。
基本0.5%還元で安定感のある「PayPay」
キャンペーンでボーナスポイント対象になっている店舗もあるため、還元されるポイントが買い物するたびに変わることの多いPayPay。
ポイント還元率は一体どのくらいなのだろうかと疑問に感じる方は多いと思いますが、基本の還元率は0.5%に設定されています。
0.5%のポイント還元は多くのスマホ決済で採用されており、その点でPayPayは一般的な還元率でポイント付与されるサービスと言っていいでしょう。
1〜3%還元でLINEヘビーユーザーにおすすめの「Line Pay」
LINE Payのポイント還元率は1〜3%。
還元率が一定でないのは、過去6カ月間でどれくらいポイントを獲得できたかで設定されるランクのためです。
ランクは4段階あり、各ランクのポイント還元率は以下のとおり。
- レギュラー:1%
- シルバー:1.5%
- ゴールド:2%
- プラチナ:3%
ただし、LINE Payのポイント付与は同社が発行するVisa LINE Payクレカを所持・登録し、チャージ&ペイ機能を利用したときのみ。
現金チャージした残高を使っても付与されない点に注意が必要です。
現金チャージや他社カードユーザーには正直言ってメリットの薄いサービスですが、Visa LINE Payクレカを持っている方には高い還元率なのでおすすめです。
楽天ヘビーユーザーにお得感がある1%還元の「楽天ペイ」
楽天ペイの基本還元率は1%。
元々この還元率は2020年7月1日から始まったキャンペーンによるものですが、終了時期が未定となっているので、現在のところは1%が基本還元率になっていると考えていいでしょう。
注意点としては、現金チャージはポイント付与の対象外であること。
楽天カードや楽天ポイント、楽天キャッシュでチャージしなければポイントは還元されません。
楽天のヘビーユーザーであれば大変お得なスマホ決済です。楽天カードを持っている方はぜひ使ってみてください。
ユーザーによって0.5〜7.5%と幅のある「d払い」
d払いの基本還元率は0.5〜7.5%。
ユーザーや加盟店によって変化するのが大きな特徴です。
例えば、ドコモが提供している他のサービスを利用している場合、dポイントスーパー還元プログラムを利用することで、通常は0.5%のところ最大7%まで還元されます。
また、Amazonなどネットサービスの加盟店で使用することにより、1%の還元を受けられることも。
d払いを利用したいと考えている方は、どれくらい得になるか、普段から自分が使っている各種サービスと照らし合わせて検討してみましょう。
汎用性の高いPontaポイント0.5%還元が嬉しい「au Pay」
au PAYの基本還元率は0.5%。
数値だけ見ると一般的な還元率に設定されていますが、付与されるのがPontaポイントであることは大きな訴求ポイントです。
Pontaポイントは、全国のローソン系列コンビニや昭和シェルのガソリンスタンドなどで支払いに利用できる汎用性の高さが魅力。
普段からPontaポイントを貯めている方なら、au PAYはぜひ使ってみたいスマホ決済です。
ここで紹介した還元率はあくまでも基本の数値。さらにアップさせることも可能です。
次の項目からは、ポイント還元率の上げ方について詳しく見ていきましょう。
ポイント還元率は利用の仕方で上げることが可能
なんとなく利用しているだけでは基本還元率のまま。少しずつポイントを貯めていくことしかできません。
スマホ決済のポイント還元率は利用の仕方で通常よりも上げることが可能であることを覚えておきましょう。
ここでは、ポイント還元率を上げるための秘訣から代表的なものを2つご紹介します。
期間限定のキャンペーンを利用する
スマホ決済各社はシェア拡大のため期間限定キャンペーンを毎月のように行っています。
キャンペーンでは還元率アップやボーナスポイント付与などを実施しており、これを利用しない手はありません。
一時期のような破格な還元は少なくなってきたものの、通常と比較したら断然お得な内容。
ポイントをもりもり貯めたいなら、期間限定のキャンペーンは積極的に利用しましょう。
クレカでチャージすればポイントを二重取り
スマホ決済を利用するにはあらかじめ一定金額をチャージしておく必要があります。
現金でチャージする方も多いと思いますが、これをクレジットカードに変えるだけでクレカ側のポイントも獲得でき、スマホ決済のポイントと併せて二重取りができてしまいます。
ただし、クレジットカードでチャージする場合、スマホ決済側のポイント付与条件として特定のクレジットカード登録を求められることもあるので注意が必要。
他のクレジットカードを登録してもポイント付与の対象にはなりません。
二重取りを狙うなら、自分が持っているクレジットカードと相性の良いスマホ決済を選びましょう。
還元率はやり方次第で通常よりもアップできると分かりました。
次の項目からは、主要スマホ決済5社について、具体的なポイント還元率アップの方法についてご紹介します。
主要スマホ決済5社のポイント還元率アップの秘訣を公開
ここでは、主要スマホ決済5社のポイント還元率を上げる方法について個別に見ていきます。
それぞれ特色があるので、自分にとって実践しやすい方法が提供されているサービスを選んでみるとよいでしょう。
使うほど還元率が上がっていく「PayPay」
PayPayの還元率は使えば使うほど上がっていくシステムになっています。
還元率がアップする条件は以下のいずれか。
- 1ヶ月間で100円以上の決済を50回以上行う。
- 1ヶ月間で10万円以上利用する。
どちらも条件をクリアすると翌月から還元率が0.5%アップします。
もし、両方ともクリアできれば0.5+0.5で1%アップ。基本還元率に上乗せされる仕組みなので、合計すると1〜1.5%の還元率になります。
また、実店舗ではなくオンライン利用したときの基本還元率は1%なので、アップ条件を満たせば最大2%も還元されることになります。
ただし、クレジットカードを紐付けている場合はYahoo! JAPANカードのみ対象です。
他のクレジットカードを紐付けて条件達成しても還元率はアップしないので注意しましょう。
Visa LINE Payクレジットカードが必須な「Line Pay」
Line Payは、基本還元率の項で先述したように、ユーザーを4段階のランクに分けて還元率に差をつけています。
還元率をアップしたいなら上のランクへステップアップする必要があり、それには同社が発行するVisa LINE Payクレジットカードが必須となります。
具体的には、Visa LINE Payクレジットカードを紐付け、クレジット利用枠から引き落としされるチャージ&ペイ機能を利用することが条件。
これでLine Payで買い物するごとにポイントが付与されるようになります。
あとは上のランクを目指してLine Payをひたすら使うだけ。直近の6カ月間で獲得できたポイント数に応じてランク付けされます。
各ランクに認められるために必要な獲得ポイント数は以下のとおり。
- レギュラー:0〜99ポイント
- シルバー:100〜499ポイント
- ゴールド:500〜4999ポイント
- プラチナ:5000ポイント以上
6カ月間でポイントの条件を満たせばよく、さらにランクが上がるほど還元率も高くなるので、それほど厳しくはないはず。
Line Payをメインのスマホ決済にしたい方は、Visa LINE Payクレジットカードも手に入れることをおすすめします。
楽天カードがあれば還元率がアップする「楽天ペイ」
もし、楽天ペイでポイント還元率を上げたいなら、楽天カードを紐付けるようにしましょう。
通常1%の還元率が1.5%へアップします。
さらに、楽天ポイントカード加盟店で買い物すれば1%加算され、最大2.5%も還元されます。
具体的には、楽天ペイの支払い方法にチャージ払いを選択し、楽天カードから残高チャージを行います。
クレジットカードを利用する楽天ペイの支払い方法は、チャージ払いのほかにクレジットカード払いがありますが、こちらを利用してしまうと1%還元のままなので注意。
必ず楽天カードを紐付けたチャージ払いで楽天ペイを使うようにしましょう。
キャンペーンを積極的に活用したい「d払い」
d払いはキャンペーンを数多く開催しており、積極的に活用することで還元率をアップさせることができます。
過去に開催されたキャンペーンを一例として挙げると、
- 毎週金曜日もしくは土曜日に対象サイトの利用で2%還元
- 対象サイト5箇所以上で決済すると最大20%還元
- 通常の5倍還元
などがあり、同じようなキャンペーンが現在でも随時開催されています。
見逃してしまうと損してしまう太っ腹な還元率キャンペーンが魅力。
対象となるにはエントリー必須なので、d払いアプリからのお知らせは必ずチェックするようにしましょう。
三太郎の日狙いで高還元できる「au Pay」
au Payで還元率をアップさせたいなら三太郎の日が狙い目。
三太郎の日とは、毎月3日、13日、23日に還元率がアップするイベントデーです。
三太郎の日にau PAYで買い物をすれば17.5%もポイントが還元されます。
ただし、三太郎の日の高還元を受けられるのは、auスマートパスプレミアム(月額499円)に登録しているauユーザーのみという条件。
auユーザーでも非登録の人や、他の携帯電話会社を使っている人は該当しないので注意が必要です。
最後に、ここまで見てきたスマホ決済について、主なスペックをご紹介します。
主要スマホ決済5社の主なスペック
主要スマホ決済5社の主なスペックを表にまとめてみました。
それぞれにある強みを参考にして、自分に合ったスマホ決済を見つけてみてください。
PayPay
基本還元率 | 0.5% |
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還元率アップの条件 | 利用状況による ・1ヶ月間で100円以上の決済を50回以上行う:+0.5% ・1ヶ月間で10万円以上利用する:+0.5% |
決済方法 | ・スキャン払い ・コード支払い |
加盟店数 | 230万店舗以上 |
クレジットカードの利用 | ○ |
キャリア決済の利用 | ○ |
公共料金・税金の支払い | ○ |
個人間送金 | ○ |
Line Pay
基本還元率 | 1% |
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還元率アップの条件 | ユーザーランクによる ・レギュラー:+0% ・シルバー:+0.5% ・ゴールド:+1% ・プラチナ:+2% |
決済方法 | ・スキャン払い ・コード支払い |
加盟店数 | 170万店舗以上 |
クレジットカードの利用 | Visa LINE Payクレジットカードのみ |
キャリア決済の利用 | ○ |
公共料金・税金の支払い | ○ |
個人間送金 | ○ |
楽天ペイ
基本還元率 | 1% |
---|---|
還元率アップの条件 | ・楽天カード利用:+0.5% ・上記に加え楽天ポイント加盟店での利用:+1.5% |
決済方法 | ・スキャン払い ・コード支払い |
加盟店数 | 非公表 |
クレジットカードの利用 | ○ |
キャリア決済の利用 | ○ |
公共料金・税金の支払い | 不可 |
個人間送金 | ○ |
d払い
基本還元率 | 0.5〜7.5% |
---|---|
還元率アップの条件 | キャンペーンへのエントリー |
決済方法 | ・スキャン払い ・コード支払い |
加盟店数 | 非公表 |
クレジットカードの利用 | ○ |
キャリア決済の利用 | ○ |
公共料金・税金の支払い | 不可 |
個人間送金 | ○ |
au Pay
基本還元率 | 0.5% |
---|---|
還元率アップの条件 | 下記の条件を全て満たす:+17% ・auユーザー ・auスマートパスプレミアム登録 ・三太郎の日に利用。 |
決済方法 | ・スキャン払い ・コード支払い |
加盟店数 | 非公表 |
クレジットカードの利用 | 不可 |
キャリア決済の利用 | ○ |
公共料金・税金の支払い | ○ |
個人間送金 | △ |
まとめ
スマホ決済には多くの会社が参入しているため、どれを選んだらいいか悩んでしまう方も少なくないと思います。
ぱっと見でどれも同じに見えてしまうため、何を基準にして選べばいいか分かりませんよね。
スマホ決済選びの決め手はやはりポイントの還元率。使い始めてから「失敗した」と後悔しないためには、基本還元率の違いはもちろん、還元率アップの条件が自分に合っているかしっかりチェックして選択しましょう。

ぜひ今回の記事を参考に、自分にとってメリットの大きいスマホ決済を見つけ、毎日の買い物に役立ててみてください。
どれを選べば良いか迷っていた方はぜひ参考にして、自分にベストマッチなスマホ決済を見つけてみてください。