ソフトバンクカードの特徴をメリット・デメリットとともに一挙大公開【ソフトバンクユーザーは必見】

ここではソフトバンクが発行しているソフトバンクカードと、ソフトバンクの携帯料金をお得に支払う方法について解説します。
現在発行されているソフトバンクカードは厳密にはクレジットカードではなく、VISAプリペイドカードの一種です。
以前は4種類の国際ブランドに対応するクレジットカードのSoftBankカードを発行していましたが、現在は新規受付を停止しています。
現行のソフトバンクカードではVISA以外の国際ブランドは選べません。またプリペイドカードなので、基本的には事前にチャージした残高分だけ決済が可能です。
ソフトバンクカードはau PAYプリペイドカードのように支払額の0.5%がTポイントで還元されます。
チャージ方法はいろいろあって複雑ですが、ソフトバンクまとめて支払いチャージなら間接的にクレジットカードからチャージしてポイント二重取りが可能です。
そんなソフトバンクカードについて解説します。
この記事の目次
ソフトバンクカードの特徴
ソフトバンクカードとは、ソフトバンクユーザー向けに提供されているプリペイドカードです。
12歳以上のソフトバンクユーザーが申し込むことができます。
類似のサービスとしては、KDDIがauユーザー向けに提供しているau PAYプリペイドカードがあります。
auではクレジットカードも発行していますが、ソフトバンクカードはプリペイドカードのみの提供となります。
まずはソフトバンクの主な特徴から紹介していきます。
VISAブランドのプリペイドカード
ソフトバンクカードは、VISAブランドのプリペイドカードです。
クレジットカードのVISAに加盟している店舗なら、クレジットカードと同じように決済することができます。
ただし公共料金や月額課金制のサービスなど、一部支払いに利用できないものもあります。
あくまでもプリペイドカードなので、その点は注意が必要です。
入会にあたって審査は不要
入会や発行にあたって審査は不要です。
ソフトバンクユーザーかつ12歳以上という条件はありますが、その2点さえ満たせば誰でも持つことができます。
年会費は永年無料
年会費は永年無料なので、ソフトバンクカードを利用することで余計な費用が発生することはありません。
ポイント還元率は基本0.5%
ソフトバンクカードで決済すると、通常は支払額200円につき1ポイントのTポイントが貯まります。
ただし後述するように「ソフトバンクまとめて支払いチャージ」ならポイント二重取りで最大2%の高還元率を実現することが可能です。
これらを両立することは不可能なので、利用スタイルなどに合わせてどちらか一方を選びましょう。
スマートログインと合わせて最大20%アップ
またスマートログインが設定されているYahoo! JAPAN IDでログインして商品を購入すると、さらに5%のTポイントが付与されます。
スマートログインとは、ソフトバンクの携帯電話を利用して提携先のサービスに自動的にログインするサービスです。2020年12月10日現在、対応機種は以下のように定められています。
- iPhone(iOS 9.0 以降)
- iPad(iOS 9.0 以降、iPadOS 13.0 以降)
- スマートフォン(Android 5.0 以上)
- タブレット(Android 5.0 以上)
- ケータイ(4G ケータイ、AQUOS ケータイ)
スマートフォンやタブレットなど基本的に対応していますが、バージョンに気を付ける必要があります。
スマートログインとソフトバンクカードの利用特典を合わせると、Yahoo!ショッピングのポイント付与率は常時8%にアップして非常にお得です。
ソフトバンクスマホユーザーはYahoo!プレミアム会員の特典も
さらに2017年6月1日から、スマートログインを設定したソフトバンクユーザーに対してYahoo!プレミアム会員のキャンペーンも行われています。
- 基本ポイント:1%
- PayPay残高決済:+1%
- スマートログインの設定:+0.5%
- プレミアム会員特典(5のつく日):+4%
- ソフトバンクスマホユーザー(日曜日限定):+最大16%
金券類など一部特典が適用されない商品もありますが、かなりお得であることは間違いありません。
いずれの施策も終了時期は明言されていませんが、当面の間は継続されるでしょう。
PayPayボーナスライトに注意
ソフトバンクカードやスマートログインなどの特典で進呈されるTポイントはPayPayボーナスライトとなる点には注意しましょう。
PayPayボーナスライトは有効期限が通常よりも短いだけでなく、ポイントごとに利用先も限定されてしまいます。
定期的にYahoo!ショッピングを利用する方であれば問題ないですが、そうでない方は気をつけましょう。
ところでソフトバンクカードはソフトバンクグループ以外でもお得にTポイントを貯められます。
TカードとしてTポイントを使える
ソフトバンクカードはTカードの機能も搭載されているので、TSUTAYAなどのTポイント加盟店で提示することでTポイントを貯めたり使うことができます。
他の一般的なTカードとは異なりTマネーの機能は搭載されていませんが、Tマネー自体が特にメリットがない電子マネーなので大したデメリットではないでしょう。
Tポイントを貯めて使うだけならソフトバンクカードで十分です。
またポイント還元率についても2倍になったところで1%です。
1%以上のポイントが付与される年会費無料のクレジットカードは、楽天カードやオリコカード・ザ・ポイントなど多数存在します。
もっと言えば、Yahoo! JAPANカードが年会費永年無料でポイント還元率が1%です。
- 分割払い
- ETC
- 年会費永年無料!
- Yahoo!ショッピングでの還元率が3%
- Tモール経由利用でポイントがさらにお得に
ソフトバンクカードの2つのメリット
ここまでの内容を総括して、ソフトバンクカードを利用するメリットを簡単にまとめました。
詳しく見ていきましょう。
クレジットカードからのチャージでポイントを二重取りできる
ソフトバンクまとめて支払いチャージを利用すれば、間接的にクレジットカードからチャージすることが可能です。
つまりチャージと決済でポイント二重取りが可能になるので、普通にクレジットカードで決済するよりも0.5%分お得になります。
携帯料金の支払いに設定するクレジットカードも必要ですが、基本的にどのクレジットカードでもソフトバンクカードを組み合わせることで、ポイント還元率を0.5%上乗せすることが可能です。
Yahoo!ショッピングの買い物がお得になる
Yahoo!ショッピングのポイント付与率がアップするのも大きなメリットですね。スマートログインやプレミアム会員の特典を合わせると、還元率は0.5+4%+1%になります。
PayPayボーナスライトには要注意ですが、Yahoo!ショッピングやロハコを利用する方にとっては非常にお得です。
ポイント二重取りやYahoo!ショッピングでTポイントを貯めやすいソフトバンクカードですが、デメリットや注意しないといけない点もあります。
ソフトバンクカードの2つのデメリット
ソフトバンクカードで注意しないといけないのは、競合サービスの存在でしょう。
詳しく見ていきましょう。
ソフトバンクユーザー以外へのメリットは薄い
ソフトバンクユーザー以外の方は、ソフトバンクカードを利用せず普通のクレジットカードを使うほうが良いでしょう。
特にワイジェイカードが発行するYahoo! JAPANカードなら同等以上の特典が付帯されています。
例えばショッピング保険やプラチナ補償はYahoo! JAPANカードだけの特典で、ソフトバンクカードには付帯されていません。
またソフトバンクカードはソフトバンクユーザー向けのプリペイドカードです。
ソフトバンクを解約してドコモやauなど他社に乗り換えると、恩恵を受けられなくなります。
ソフトバンクカードをクレジットカードとして使いたいのであれば、豊富な特典が付帯されているYahoo! JAPANカードをおすすめします。
Tポイントでチャージすると目減りする
ソフトバンクカードで貯めたTポイントの使用方法については注意が必要です。
Tポイントは1ポイント=1円で加盟店の支払いに使えますが、ソフトバンクカードのチャージに充当することも可能。
1日の24時間限定で100円相当でチャージできるのです。
「価値が落ちるならわざわざチャージせずに、普通にポイントのまま使えば良いのではないか」と思われるかもしれませんが、チャージだとVISA加盟店で使えるのが大きなメリットです。
また決済額に応じてまたTポイントが貯まります。
TポイントのままだとTポイントの加盟店でしか使えませんし、ポイント利用分に対してはポイントが付与されません。
金額にすると地味な差ではありますが、競合サービスと比較すると見劣りしてしまいます。
au PAYやLINE Payは1ポイント=1円相当でチャージ可能
例えばライバル的存在のau PAYプリペイドカードは、Pontaポイントを100ポイントチャージするとしっかり100円分チャージされます。
国際ブランドやチャージ料金が引き落とされるタイミングが異なるため、完全にソフトバンクカードのほうが劣っているというわけではありませんが、Tポイントに対して魅力に感じない方はLINE Payカードのほうが向いているかもしれません。
ソフトバンクの携帯料金はクレジットカード払いがお得!
ソフトバンクの携帯料金をお得に支払う方法について説明します。
ソフトバンクの携帯電話を利用すると、支払方法にかかわらず利用料金1,000円(税別)につき5ポイントのTポイントが貯まります。
ソフトバンクカードの決済でもTポイントが貯まるので、携帯料金の支払いに設定するクレジットカードもTポイントを貯められるものにしておくとポイントが分散するのを防げます。
Tポイントを貯められて高還元率のクレジットカードがおすすめです。
次の章でおすすめのクレジットカードについて詳しく紹介します。
おすすめのクレジットカード4選
もしポイント還元率が1%以下のクレジットカードしか持っていないのであればソフトバンクカードで支払っても良いかもしれませんが、その場合はポイント二重取りができないというデメリットもあります。
ソフトバンクカードを活用しつつ携帯料金をお得に支払うためには、ポイント還元率が1%以上のクレジットカードで支払いましょう。
おすすめのクレジットカードは、Tポイントとの相性も良く年会費が無料で高還元率の下記4点です。
オリコカード・ザ・ポイント
オリコカード THE POINTは高還元率のクレジットカードで、還元率は通常1.0%ですが、入会後6カ月間は還元率2.0%になります。
オリコモール経由で買い物をすると、AmazonやYahoo!ショッピングはポイント還元率2.0%、他のサイトでもポイント還元率が1.5%以上になるため、ネットショッピングをよく利用する人には特におすすめです。
また、ポイントが貯まりやすいだけでなく、ポイント交換もしやすいのが特徴で、Tポイントへは、
オリコポイント:1,000ポイント=Tポイント:1,000ポイント
(交換単位:1,000ポイント)
といった等価交換もできるので、ソフトバンクユーザーは効率よくTポイントを貯めることができます。
他にもAmazonギフトやnanacoギフト、楽天ポイント、電子マネーのチャージ、映画観賞券など交換先が幅広いのも魅力です。
- 家族カード
- 分割払い
- ETC
- 高還元率のハイスペックカード!
- 入会後半年間はポイント2倍!
- 「iD」と「QUIC Pay」の同時搭載
楽天カード
楽天カードも高還元率のカードで、楽天以外では1.0%の還元率ですが、楽天市場では通常3.0%、5と0の付く日はポイントが5倍になります。
さらに、新規入会と利用特典で5,000~8,000円分の楽天ポイントがもらえたり、友人を1名紹介するごとに1,000ポイントももらえます。
ポイントを使う際も楽天市場等では、1ポイントから利用できるため使い勝手もよく無駄なくポイントを利用することができます。
また、楽天Edy機能付き楽天カードにすると、Tポイントが貯まりやすくなります。
楽天EdyはTポイントとの親和性が高く、楽天Edy利用時にTポイントを選択すると、ポイント還元率は0.5%で200円に1ポイントのTポイントが付与されます。
楽天Edyは楽天カードからのチャージ時にも楽天ポイントが貯まり、コンビニや自動販売機など利用シーンが広がるためとても便利です。
Yahoo! JAPANカード
Yahoo! JAPANカードは、一般加盟店では1%のTポイント、Yahoo!ショッピングやLOHACOでは常時3%のTポイントがもらえます。
公共料金や税金もポイント付与の対象となるため、積極的に利用することで毎月のポイントが貯まりやすくなります。
現金支払いでもTポイントはもらえますが、Yahoo! JAPANカードで支払えばカード利用分と通常加算のTポイントが付与されます。
また、お得なキャンペーンが頻繁に実施されるPayPayですが、クレジットカード払いでPayPayポイントが加算されるのはYahoo! JAPANカードのみになります。
先述した「ソフトバンクユーザー以外へのメリットは薄い」でもお伝えしたとおり、ソフトバンクユーザーには何かとメリットの多いクレジットカードといえるでしょう。
- 分割払い
- ETC
- 年会費永年無料!
- Yahoo!ショッピングでの還元率が3%
- Tモール経由利用でポイントがさらにお得に
P-one Wiz
P-one Wizも年会費永年無料のクレジットカードです。
P-one Wizで決済すると、毎月の利用総額の1%が自動的に割引かれて、残りの0.5%に相当するポケット・ポイントが1ポイント付与されます。
ポケット・ポイントは100ポイントでTポイント500ポイントと交換することが可能です。そのため割引とポイントの付与を合わせると還元率は1.5%相当ということになります。
このP-one Wizを携帯料金の支払いに設定すれば、1%の割引と1%のTポイントが付与されて合計2%が還元されるというわけです。
ソフトバンクカードはまとめて支払いチャージで使い分けるのがベスト
また、まとめて支払いチャージを利用すれば、ソフトバンクカードの還元率も2%になります。
ソフトバンクカードとP-one Wizの両方が使えるお店ではソフトバンクカードで決済するとお得です。
しかしソフトバンクカードでは決済できないお店やサービスもあるかもしれません。そのような場合はP-one Wizで決済しましょう。
ちなみにP-one Wizの国際ブランドはVISA以外に、MastercardとJCBも選択することが可能です。ソフトバンクカードの国際ブランドと被ることを避けられます。
まとめ
今回はソフトバンクカードについて解説しました。
ソフトバンクカードを最大限生かすためには、「ソフトバンクまとめて支払いチャージ」を利用しましょう。
Yahoo!ショッピングやロハコでは、スマートログインを設定することで常時12%還元になります。
ただしPayPayボーナスライトには注意が必要です。
ポイントを消化するためにと、無駄な買い物をしてしまわないよう気をつけてくださいね。